海外Q&Aサイトの「どうしたら日本人になれる? 金髪でも東京に引っ越せばそれだけで日本人として受け入れてもらえる?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(David W. Rudlin アメリカ)
徐々に「受け入れて」はもらえるけど、「日本人として」は絶対にない。日本国籍を取得しても血は日本人にならない。つまり、君は常に違うってことだ。

それが嫌なら日本に来なくていい。君は壊滅的な失望に向かって準備をしていることになる。でももし自分自身として受け入れられることで満足するなら、やってみるといい。

ただし、この記事を読んでからね:日本の自己イメージに挑むハーフのミスコン勝者 - The New York Times(英語)
(※日本人とアフリカ系アメリカ人のハーフで、ミス・ユニバース日本代表になった宮本エリアナさん(→Wikipedia)についての記事)

(きつい回答なのは自分でも分かっているが、批判をしているわけではない。率直に言っているだけだ。私は日本に30年住んでいて、永住者で、日本人の女性と結婚し、素晴らしい「ハーフ」の娘がいる。日本が好きだ。ただ、この国と良い関係を築けず数年で去って行く人たちも沢山見てきた。その多くは非現実的な期待を抱いていた。だから「日本人として」というフレーズを聞くと私の中の警報機が鳴り響くんだ。)

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■回答者2(Ben R アメリカ)
日本国籍を取得することは可能だし、その際の要求事項は実は永住資格よりも厳しくない。ただ、落とし穴がある ― 生まれた国の国籍を放棄しなければならないんだ。国籍を取得する際には、聞くところによると、日本語に堪能であることをテストし、職に就いていることを確かめ、生活して行くのに十分な蓄えが銀行口座にあることを確認することさえあるそうだ。面接官によっては更にあれこれ質問を用意してくることもある ― もっとも僕は自分では受けたことがない、読んだだけだ。

さて、君の質問の後半部分はもっとトリッキーだ。本当のことを言うと、君は決して、絶対に日本人として受け入れてはもらえない。日本は同質的な集団主義の民族国家で、外国人は(受け入れられはするかもしれないが)常に「他人」と考えられている。日本人の中には、沖縄人さえ「本当の」日本人ではないと考える人さえいる。それどころか、他の地域(関東/関西/北海道)出身の日本人が嫌いな日本人さえいる。

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でもそんなことは心配しなくていい。生まれついての日本人であることに比べて、日本でガイジンであることには沢山の利点があるからだ。僕たちは、ある点では調和する必要があるが、しかし彼らの高圧的な社会が架してくる全ての拘束の世話にはならない。お陰で僕らには大量の持ち逃げが可能だ ― 悪いことじゃないさ。もし君がラッキーなら(今の職場の僕のように)、日本式のマネジメント手法より西洋式思考法を好む上司と出会える ― そして、これは仕事の上で大幅な自由をもたらしてくれる。

また君は、一般に生まれついての日本人よりも女性と上手くいきやすい ― ただこれは用心深くしたほうがいい。ガイジンを追っかける女は、君をアクセサリー代わりか外国語の練習に使おうとしているか、君と結婚して可愛いハーフの赤ちゃんを産みたいだけで ― 本当に君と君の文化に関心を持つ日本の女の子はなかなか見つからないだろう。そんなわけで、最高の女の子は(そして男/友人も)、何年か海外に住んでいたことがある人たちだ。

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翻訳元:Quora



移民ありきのアメリカと同列には考えられないですね。

2019-04-10:回答者の名前を追記



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もし「ガイジン」が上司になったら



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