海外Q&Aサイトの「なぜ台湾は日本にあんな強い執着と劣等感を抱いているの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(台湾)
僕は何ヶ国にも行って、様々な文化的な生い立ちと国籍の人々と会ってきた。

ある人たちの集団が別の集団に一種の固定観念を抱いているかどうかは簡単に感じ取れる。いわゆる劣等感というものは特に分かりやすい。なぜなら劣等感は、歴史上の出来事のような他の要因で油を注がれると、強制された偽の優越感に変換されることが多いし(これは虐待を受けた子供がやがて虐待をする側になって「私は殴ってるんだから弱くない」と思うのとよく似た、自己防衛のメカニズムだと思う)、さらにはナショナリズムや、「劣っている」と感じる集団から「優れている」とされる集団に対する攻撃的な感情や、恨みや憎しみにまで発展するものだからだ。

台湾人には、上述したような「劣等感」によって引き起こされる症状は一切ない。逆に、日本人だけでなく外国から台湾を訪れるあらゆる人たちに友好的で、温かくもてなす。他のあらゆる民族集団と同じように、台湾人も、ある外国人に特に親しみを覚えて、他に対してはそうでもないということはあるだろう。しかしこうした「贔屓」や「冷遇」はいずれもあるレベルまでのことで、それ以上の何らかの固定観念になることはない。

以上が僕の自国民に対する理解だ。平均的な台湾人は、外国出身の人と付き合うという点に関しては、世界一精神的に健全な人間に入ると僕は心から思っている。台湾人は民族的に均質性が高いにもかかわらず、多くの人が認めるように台湾ではレイシズムが他の東アジア諸国よりも大きな社会問題になっていなくて、外国人嫌いもほぼ聞いたことがないが、恐らくこれが理由だろう。



■回答者2(台湾)
中国のインターネット軍なんてものは信じてなかったけど、今なら信じるわ。



■回答者3(台湾)
冗談だろ! 僕自身そんな執着はないし、あるって人も一人も知らない。ただ日本のものが非常に独創性に富んでいることは認めなければならない。また日本の文化は、世界中からいよいよ多くの観光客を惹きつけてもいる。



翻訳元:Quora



劣等感という印象は受けたことないですね。



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