海外Q&Aサイトの「日本の社会問題を扱った、少なくとも反映したマンガやアニメってある?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1
すえのぶけいこ『ライフ』。

学校でイジメのターゲットになった女の子と、それに対する学校の反応(というか無反応)の話。
このマンガは、以下のような非常に深刻な問題を扱っている:
大今良時『聲の形』。

小学校で耳の不自由な女の子をイジメていた男の子の話。5年後、彼女に再会して自分の不正を正そうとする。
すえのぶけいこ『ビタミン』。

イジメを受けて学校をドロップアウトした女の子。対処法としてマンガを描き始める。
葉月かなえ『好きっていいなよ。』

一人もいなかった友達が突然たくさんできるようになった女の子の少女マンガ。以下のような社会問題を扱っている:
小川彌生『きみはペット』。

ある男性と付き合っている女性の話なんだけど、彼女は別の男性と(プラトニックに)同棲することになる。以下のような幾つかの社会問題を扱っている:
ふみふみこ『僕らのへんたい』。
質問者がコメントでLGBTとアイデンティティの問題に触れていて、真っ先にこれを思い出した。女装趣味のある3人の男性と、それぞれの理由についての話。
間瀬元朗『イキガミ』。

「日本での人生」についての要素を含んでいる。未来が舞台のSFで、人ば18~24歳になると無作為に死んでしまう、ただし死の24時間前には通知を受ける。いくつかの強い社会的メッセージが、本当に巧みに描かれている。
■回答者2(アメリカ)
私が思いついたのは以下。
『はだしのゲン』
広島の爆撃で孤児になった少年とその兄弟の、半自伝的な物語。

『火垂るの墓』
十代の少年とその妹が、広島(※原文ママ)の爆撃で家をなくして孤児になる。

『GTO』
元不良少年、鬼塚英吉が生徒・親・教師の関係を変えて行く。日本の教育システムについての社会的・政治的メッセージに満ちている。

『俺はまだ本気出してないだけ』
自分の人生に嫌気がさした40代のサラリーマンが、仕事を辞める決意をする・・・そしてマンガ家になる。中年の危機(ミッドライフ・クライシス)に対する日本人の一つの見解。

『魁!!クロマティ高校』
「ヤンキー」(不良少年)ものの風刺で、日本の社会構造と因習に多くの疑問を投げかけている。

追記:
『ふたりエッチ』
タイトルと絵から想像するのと違って実は真面目な教育的作品で、童貞・処女の新婚夫婦が性生活について学んで行く。

それから、もしスレ主が明治時代ものに興味があるなら、小池一夫の作品以外は探す必要がない。伝説的なマンガ家で、以下のような作品を描いている:
『子連れ狼』
『るろうに剣心』、『兎用心棒』、『バガボンド』といった作品にインスピレーションを与えた。汚名を負わされた公儀介錯人が、濡れ衣の罪で罰を受けるのを逃れ、小さな息子を連れた刺客になる。

『首斬り朝』
公儀介錯人(『子連れ狼』とは別のキャラ)の人生の話。

■回答者3(アメリカ)

『東のエデン』は政治SFスリラーで、日本に特有の政治的テーマの多くに焦点を当てている。
前提として、何人もの日本人がセレソン(選ばれし者)という集団の一員に選ばれ、必要と思えばどんな手段を使ってでも「日本を救う」という目的のために、100億円の入った携帯を渡されコンシェルジュが付く。そして各セレソンについて知るにつれ、それぞれが異なった政治的イデオロギーを表していることが分かってくる。
「日本を救」おうとする様々なイデオロギーを見るのは、日本にある問題を理解するのに役立つ。世界の舞台で政治的・経済的な力を持っていないとか、年取った世代と若い世代の衝突とか、ニートと社会の期待との不一致とかだ。
■回答者4
『NHKにようこそ!』は、日本にも他の国にもある多くの社会問題に取り組んでいる。言及されるのを幾つか挙げると:
『聲の形』はイジメについての話で、これは今の世界のあらゆるところで非常によく見られる問題だ。
『げんしけん』は、学校や大学の「オタク」サークルの交流と日常を様々な視点から見た物語。
翻訳元:Quora
今日学んだこと:首斬り朝→Samurai Executioner。

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■回答者1
すえのぶけいこ『ライフ』。

学校でイジメのターゲットになった女の子と、それに対する学校の反応(というか無反応)の話。
このマンガは、以下のような非常に深刻な問題を扱っている:
- 自傷と自殺への世間の反応
- イジメに対する学校のまずい対応
- 不健全な人間関係(そして、良い人間関係!)
- 高校在学中に働くこと
- イジメ(人間関係でのイジメ、言葉によるイジメ、肉体的なイジメ)
大今良時『聲の形』。

小学校で耳の不自由な女の子をイジメていた男の子の話。5年後、彼女に再会して自分の不正を正そうとする。
すえのぶけいこ『ビタミン』。

イジメを受けて学校をドロップアウトした女の子。対処法としてマンガを描き始める。
関連記事:
外国人「日本ではイジメが大きな問題になっているの?」
葉月かなえ『好きっていいなよ。』

一人もいなかった友達が突然たくさんできるようになった女の子の少女マンガ。以下のような社会問題を扱っている:
- 肥満(日本の基準での)
- 美の基準(←ストーリー的にはすごく大きい)
- ボーイッシュな、あるいは女性らしさのない女の子
- 胸が大きいこと(問題になることもあるのよ、ほんと)
小川彌生『きみはペット』。

ある男性と付き合っている女性の話なんだけど、彼女は別の男性と(プラトニックに)同棲することになる。以下のような幾つかの社会問題を扱っている:
- 日本で働く女性であること
- 未婚であること
- お互いにとって健全な関係を見出すこと
ふみふみこ『僕らのへんたい』。
質問者がコメントでLGBTとアイデンティティの問題に触れていて、真っ先にこれを思い出した。女装趣味のある3人の男性と、それぞれの理由についての話。
関連記事:
外国人「日本では変態であることが許されてるの? 主人公が変態キャラとかよくあるけど」
外国人「日本では変態であることが許されてるの?」(その2)
間瀬元朗『イキガミ』。

「日本での人生」についての要素を含んでいる。未来が舞台のSFで、人ば18~24歳になると無作為に死んでしまう、ただし死の24時間前には通知を受ける。いくつかの強い社会的メッセージが、本当に巧みに描かれている。
■回答者2(アメリカ)
私が思いついたのは以下。
『はだしのゲン』
広島の爆撃で孤児になった少年とその兄弟の、半自伝的な物語。

『火垂るの墓』
十代の少年とその妹が、広島(※原文ママ)の爆撃で家をなくして孤児になる。

『GTO』
元不良少年、鬼塚英吉が生徒・親・教師の関係を変えて行く。日本の教育システムについての社会的・政治的メッセージに満ちている。

『俺はまだ本気出してないだけ』
自分の人生に嫌気がさした40代のサラリーマンが、仕事を辞める決意をする・・・そしてマンガ家になる。中年の危機(ミッドライフ・クライシス)に対する日本人の一つの見解。

『魁!!クロマティ高校』
「ヤンキー」(不良少年)ものの風刺で、日本の社会構造と因習に多くの疑問を投げかけている。

追記:
『ふたりエッチ』
タイトルと絵から想像するのと違って実は真面目な教育的作品で、童貞・処女の新婚夫婦が性生活について学んで行く。

それから、もしスレ主が明治時代ものに興味があるなら、小池一夫の作品以外は探す必要がない。伝説的なマンガ家で、以下のような作品を描いている:
『子連れ狼』
『るろうに剣心』、『兎用心棒』、『バガボンド』といった作品にインスピレーションを与えた。汚名を負わされた公儀介錯人が、濡れ衣の罪で罰を受けるのを逃れ、小さな息子を連れた刺客になる。

参考:
「『兎用心棒』 (ウサギ・ヨージンボー、原題:Usagi Yojimbo) は、日系アメリカ人漫画家であるスタン坂井のアメリカン・コミックス作品である。」
兎用心棒 - Wikipedia
『首斬り朝』
公儀介錯人(『子連れ狼』とは別のキャラ)の人生の話。

関連記事:
外国人「韓国の文化にもサムライってあるの?」
■回答者3(アメリカ)

『東のエデン』は政治SFスリラーで、日本に特有の政治的テーマの多くに焦点を当てている。
前提として、何人もの日本人がセレソン(選ばれし者)という集団の一員に選ばれ、必要と思えばどんな手段を使ってでも「日本を救う」という目的のために、100億円の入った携帯を渡されコンシェルジュが付く。そして各セレソンについて知るにつれ、それぞれが異なった政治的イデオロギーを表していることが分かってくる。
「日本を救」おうとする様々なイデオロギーを見るのは、日本にある問題を理解するのに役立つ。世界の舞台で政治的・経済的な力を持っていないとか、年取った世代と若い世代の衝突とか、ニートと社会の期待との不一致とかだ。
関連記事:
外国人「なんでお前らいつも日本の抱える問題について話してるの?」
■回答者4
『NHKにようこそ!』は、日本にも他の国にもある多くの社会問題に取り組んでいる。言及されるのを幾つか挙げると:
- ニートや無職
- ゲーム中毒
- マルチ商法詐欺
- 問題児
- 自殺願望
『聲の形』はイジメについての話で、これは今の世界のあらゆるところで非常によく見られる問題だ。
『げんしけん』は、学校や大学の「オタク」サークルの交流と日常を様々な視点から見た物語。
翻訳元:Quora
今日学んだこと:首斬り朝→Samurai Executioner。

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