海外Q&Aサイトの「どうすれば日本は中国をもっと上手く侵略できただろう? もっと人道的なアプローチをすれば勝てた?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(アメリカ)
長いので要約:「日本人は戦闘に関してはおおむね効果的だったので、占領の方に重点を置いて論じる。中国の侵略は半独立していた関東軍の侵略的態度の結果で、この態度はまた日本の占領があれほど残忍なものになった一つの原因でもある。そのため現実的に言って、人道的なアプローチという代替策を提示するのは困難だ。もし日本人がそんなふうに占領していたら、そもそも関東軍が中国を一方的に侵略するような態度をとってはいなかった筈だからだ。」


彼らは戦闘では効果的だったので、この質問に対する回答は占領の手法に重点を置くべきだろう。

日本人は全会一致で決定を下していたわけではない。東京は中国の侵略について全面的に賛成ではなかった。侵略を始めたのは主に関東軍だ。確かに日本はそれ以前から中国を攻撃していたが、侵略を必然的に伴うものではなかった(例えば戦前の中国沿岸部への攻撃)。関東軍の中国の侵略は東京の命令の結果ではなく、そのため「日本が」どうすればもっと上手くできたかという質問に答えるのは難しくなる。日本人による残虐行為の多くは関東軍の侵略的で帝国主義的な態度から派生したもので、また関東軍が半独立的に中国の侵略を決定するに当たっての要因ともなった。したがって、簡単な(そしてあまり正確ではない)回答は、日本人が残虐行為をしないこともありえた、というものだ。

しかしこれを除くと、そして日本軍が民間人に対して現実にそうだったほど敵対的でなかったと仮定すると、中国は侵略されなかった可能性が高くなる。中国に対する継続的な侵略により、日本と西洋の関係はそれまでの誠意と緊張感のある状態を超えた緊張関係に入った。この戦争に油を注ぎ、また西洋との戦争の可能性に備える必要があったため、日本は東南アジアを(資源を獲得するために)攻撃し、また米国をこの戦争から叩き出すという望みをかけて真珠湾を攻撃した。次のように思うかもしれない:「もし中国の占領がもっと誠意あるものだったら、日本は中国の共産党と国民党を弱体化させることができ、またそれによって米国を打ち負かす可能性も大きくなっていただろうか?」しかしこれには、そもそも日本の兵士たちの態度が、そうした衝突と結果を引き起こすようなものであった必要がある。

もちろん、この侵略的な態度は関東軍に限ったものではない。東南アジアでの日本の占領も残忍なものだった。この態度の源が何だったかは、また別の、複雑な質問になる。しかし全体として、日本人が人道的に占領を行った戦争というものを想像してみるなら、それは日本軍がもっと規律正しく、一方的にならないように行動した(多分満州も侵略しなかった)ということで、だとするとそもそも初めから中国を侵略しなかった筈だということになる。従って、中国の侵略を実際にあったとした上で人道的な解決策を提示するのは困難だ。



■回答者2(中国)
この質問は馬鹿げてるどころじゃないな。誰かに、人道的なアプローチを取るから殺してもいいですかって聞くようなものだ。

とはいえ前半部分については回答する。答えは「できない」だ。

毛沢東は1938年5月の時点で既に、日本が中国全土を乗っ取ることには成功しないだろうと指摘している。その主な理由は、単純なことだ:日本には中国の全領土を掌握するだけの人的資源がない。

日本人は侵略前に中国の正確な大きささえ知らなかった。2,000km前進してから、自分たちがまだ中国にいて、南海岸が見えてこないことに気づいたんだ。

日本の将校の中にも中国全土を侵略せず、北西地方の開発を続けるべきだと提案する者はいた。しかしファシストの特徴の一つはしばしば狂気の中にはまり込むことだ。考えることを始めたら何かが間違っていると気づいただろうから、他の誰もその意見には耳を貸さなかった。

当時のファシズムの日本は制御を失ったバスで、安全に目的地に到着できるよしもなかった。ファシズムのドイツもそうだった。



■回答者3(中国系)
日本には完全勝利の手が一つあった:中国人になることだ。

北京を素早く獲ったら、昭和天皇を国の頂点に据えて亞朝の建国を宣言する。昭和天皇は戦時中の中枢である東京から一時的に支配する。中国のインテリを統治のために抜擢し、中華帝国の支配下に国を再統一するという意図を宣言する。日本人と朝鮮人は中国人とモンゴル人の下の二級国民だと宣言する。それから多分・・・多分だが、彼らはこの三国志の物語の中で、中国共産党と中国国民党を打ち負かすチャンスがある!

最終的にこの国は、ジョージ・オーウェルが予言したような東アジア帝国となる。ただし死の崇拝(※『1984年』に描かれる)はしない。あれは多分、武士道の規範である名誉ある自殺という文化を誤解したものだ。



■回答者4(中国系)
英国、米国、フランス、ロシア、ドイツ、イタリア、オーストラリア、日本、これら全ての国が中国を支配したいと思っていた。1931年に中国を侵略しその全土を支配しようとした時、日本は中国を相手に戦ったのではなく、全世界の利害を相手に戦うことになったんだ。

もし日本が中国全土を支配するのに成功したとしても、西洋諸国はヨーロッパでの第2次大戦が終わったら中国に戻ってきて、日本を追い出しただろう。

従って、日本に勝利のチャンスはなかった。



翻訳元:Quora



補給がね・・・



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