海外Q&Aサイトの「日本で韓国人として生きるってどんな感じ?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(韓国)
日本に10年ぐらい住んでいた韓国人だ。日本で過ごしたのは人生で最高の時だったと思う(人生がまだ長いことは分かっているけど、それでも日本は楽しかった)。

注意が必要なのは、僕は小さい頃から日本に住んでいたので、僕の経験は日本の環境にいる大半の韓国人とは違うかもしれないという事だ。僕はインターナショナル・スクールに通っていたから、「本物」の日本の社会や、日本の社会に対する「本物」の韓国人の視点からは、僕の経験は外れている。そのため、これは単に一人の韓国人が日本でどう感じたかという個人的な意見に過ぎない。

僕は小さい頃に日本に来たので、周囲の助けもあって日本語はひとりでに流暢に話せるようになった。日本の文化に早く適応できたのは幸運なことで、多くの場合僕は学校の日本語のクラスでは上級にいた。そのため日本では、店に行ったり何をするにしても辛い思いをしたことはない。先進国での普通の生活だった。

今の人たちは韓国人に対する差別的な傾向の高まりと、日本人によるイジメを心配している。それは間違いではない。僕の父と母も、アジア(特に日本人が「特定アジア」と呼ぶ、日本を嫌っているアジアの3ヶ国。どこかは分かるだろう)を嫌う傾向のある人達から、微妙に差別的な言葉をかけられたと言っていた。日本にいた最後の頃、右翼の抗議集会があって、韓国人はゴキブリだとか列島から排除されるべきだとか言っているのを見て僕はショックを受けた。とはいえ、学校に通っていた頃は民族的出自を理由に僕を差別する人もいじめる人もいなかったことは断言しよう。いじめられたことはあるけど、それは僕の民族的出自が理由ではなかった。単に社会生活の一部で、そのケースでは、僕はいじめていた連中と仲良くなった。驚いたことに、彼らは今でも一番の親友だ。また学校で他人との間に生じた問題は、僕も相手も社会的な誤解を抱いていたことが原因で、もう一度言うが民族的出自に基づくものではなかった。だから全体として、僕はすごく楽しい学校生活を送った。

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僕は人生の大半を東京で暮らして、日本語が普通に話せたので、近所の人たちは僕たちが住んでいるのを怒ることはなかった。金持ちで(私立に通っていたので)、遅刻しそうな時は車で学校に行っていた(僕は朝型じゃないんだ)のでにやにや笑われることはあったにしても、近所の人たちは僕たち家族を親切に扱ってくれた。家の外で会うといつも挨拶を交わしていた。回覧板に妙なことを書かれたり、「出て行け」といって脅されたりすることもなかった。だから僕の家の近所も学校と同じく楽しい場所で、僕にとってこの先も常に第二の故郷だ。

個人的な経験から、日本人の習慣に従い日本語を話す限り、日本は素晴らしい場所だと思う。日本で過ごした楽しい時のために、僕は今では親日的な韓国人になっている。ただ日本の社会は僕が去ってから(2013年)大きく変わったと思うし、当時はただの若い学生だった。自分が日本での生活を楽しんだラッキーな韓国人の一人だったと言わざるを得ない。

追記:僕の家族は今でも日本を恋しく思っているし、おまけに日本人の作る食べ物は何だって世界一だと断言できる。コンビニのケーキとファミレス(バーミヤンの担々麺とか)が懐かしいよ。



■回答者2(アメリカ)
私自身は、韓国人でも北朝鮮人でもないので何とも言えない。

韓国人の友達がいて、飲み仲間でコナミスポーツクラブのメンバーの仲間だった。彼の祖父は第2次大戦中に日本に強制連行されて来て、そのため彼は日本で生まれた。そして特別永住ビザを持っていた。だから日本語はネイティブレベルだった。建設工事の仕事をしていて、若い頃はさんざん差別に遭ったと言っていた。彼は50歳ぐらい、私は当時30歳だった。彼は日本で妻を見つけるのが難しかったので、韓国に行って見つけた。妻は飲食店で働いていて、日本語はTVを見て学んだと言っていた。そして「私たちはみんな日本人だ」と言うので、私たちはお互いにからかい合って冗談で「変なガイジン」と呼び合って、コナミスポーツクラブのメンバーの日本人の仲間たちも一緒に、桜の木の下で花見をしながら乾杯した。どんな感じか知りたければ『パッチギ!』という映画を見てほしい。日本語か韓国語で「頭突き」という意味だ。アメリカでの黒人と似ている。

ALT(外国語指導助手)の派遣会社で働いていた時も、2年間ぐらい月に1度名古屋にある朝鮮人の中学校に派遣された。少年たちは、日本人の少年と同じ典型的な中国の軍服(※学ラン?)を着ていた。少女たちは登校中はスカートのセーラー服で、胸のところで結ぶチョゴリに着替えていた。その理由は衝撃的で、悲しいものだった。10年ほど前に朝鮮学校の少女が、チョゴリを着ていて韓国人だと分かったためターゲットになり、カンヤマ(※?)駅で刺されたのだ。生徒たちはすごく友好的で私を歓迎してくれて、温かかった。いつも私に会って喜んでいた。良い子たちだった。校舎はひどく傷んでいたが、生徒は全員が日本生まれだというのに日本政府は修理のための資金を供給しなかった。生徒たちは日本語と韓国語の両方、そして英語をほんの少し話した。



■回答者3
私自身は韓国人ではないので分からないが、聞くところによるとひどく差別されている人もいれば、それほどでもない、他の日本人と大差ない程度という人もいる。どんな環境で育つかによるのだと思う。差別は確実に前よりはましになっているが、それでもまだ日本にはたくさんの差別がある。地方によっては運よく差別に対抗できるので、韓国人もほぼ、あるいは全く差別を受けずに育つことができる。他の地域ではそこまで幸運ではなく、大きな差別に直面する。今でも大抵の韓国人が、就職をよく断られて差別に直面していると思う。韓国人は一般に日本では見下されていて、日本人より劣っていると考えられているが、最近は韓国文化がブームで人気になっているため、イメージは良くなってきていると思う。

近年、韓国人に対する嫌がらせとヘイトスピーチは増加している。その原因は主に「韓流」への「反発」、そして独島/竹島のような領土問題、北朝鮮のミサイル発射といったことだ。今の極右の安倍政権はこの問題には力にならない。ネット上では実にひどくて、韓国人は毎日何百万という顔のない匿名の荒らしに嫌がらせを受けている。ヘイトスピーチによる抗議もよくあり、韓国人を殺せとか強姦しろとか叫ぶものさえある。この問題を解決するため、前例のないヘイトスピーチ禁止法が最近可決されたところだが、ただこの法律には罰則がないので、正直に言って私は全く効果のない及び腰な法律だと思っている。とはいえ、少なくとも第一歩だ。

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翻訳元:Quora



大抵の在日の方は普通に生きてると思いますけどね。



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