海外Q&Aサイトの「全人類史上で人が思いついた最も奇妙なアイディアって何?」という質問から、回答をご紹介。


■回答者(アメリカ)
おいおい、ちょうど良いリストがあるぞ。その中でどれが「最も奇妙」を獲得するかは君に任せよう。コメント欄に君のお気に入りを書いてほしい。

まずは君を中世という非常に奇妙な時代に連れ戻させてくれ。

この時代、大抵の人間は科学と神話のはざまの辺獄のような場所に囚われていた。そしてもう分かっている通り、そこから何も良いものは生み出されなかった。喋るペニス、精子人間、リストは続く。

以下は中世に生まれた最も馬鹿げた、最も奇妙なアイディアだ。

1. 小さな精子人間

心配無用、思ったほど奇妙ではない。思った以上に奇妙なんだ!

中世には、男性は皆その精子の中に小さな人間を持っていると考えられていた。この人間はペニスの中をお行儀よく行進してご婦人の中に入り、成長して赤ん坊になるものらしい。

いろいろ不安にさせられる。

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2. 毛虫の破門

罪の裁きを受け処刑された象のことは聞いたことがあるだろう。中世の人々はその更に先を行っていた。

参考:
「メアリ(Mary、生年不明 - 1916年9月13日)は、メスのアジアゾウである。メアリの死については、しばしば20世紀早期のサーカスにおける動物虐待の典型として取り上げられている。メアリは飼育係を死亡させたという理由で「絞首刑」に処された。」
メアリ (象) - Wikipedia

毛虫の一群が植物を食べたとして、庭師が裁判所に訴え出た。ところが毛虫たちは姿を現さず(庭師は何を考えていたのか?)、裁判所は大いに腹を立てた。裁判官は彼ら全員を追放することとし、裏から手を回して教会から破門させた。

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3. 愛玩用ペニス?

今のところ多分これが一番奇妙だろう。魔女ヒステリーの時代、人々は魔女が生殖器を盗んでペットとして飼っていると訴えることがよくあった。

自分のナニが巣に入れられて、餌と水を与えられていると信じる者もいた。魔女が自分のタマに話しかけて、前の所有者についての情報を得ようとしている主張する者もいた。

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4. 蜂の戦争

初期の科学者は蜂を小さくて攻撃的な鳥と分類しており、そのサイズから蜂は非常に知的なため長い間生き残り繁栄してきたのだと結論した。ここから、蜂は複雑でほとんど人間のような文明を築いていて、他の蜂の群れに戦争を仕掛けることさえあると思われていた。

さらに奇妙なことに、群れの法律に反する行為をした蜂はその罪のために自殺するのだと主張していた。

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5. サタンの野菜 ― 芽キャベツ?

芽キャベツがうまく茹で上がるように十字に切れ目を入れたことはある? 起源はそうじゃないんだ。

芽キャベツにはサタンの霊が隠れていて、十字に切ると逃げ出すと考えられていた。

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さて、ちょっと飛ばして20世紀に行ってみよう。心配は無用、人のアイディアは全然ましにならない。

6. 精神疾患のためのアイスピックによるロボトミー

読み間違いじゃないぞ。不安や憂鬱のような精神疾患で医者に行った人は、この処置を受けた。

憂鬱は感情の不健全な過多によって起こると考えられていた。そこでその感情を掻き出すため、医者はアイスピックを眼窩に突っ込んで感情をくり抜いていた。時には両手にアイスピックを持って、複数の患者を一度に処置することもあった。

鎮痛剤も鎮静剤もなしでだ。

痛っ。

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7. 共産主義者の赤ん坊

医者の中には、赤ん坊に食事を与えなかったり、与えすぎたり、不規則な与え方をすると共産主義者になると信じている者もいた。

他に泣いている時にあやしたり、離乳食を与える期間が長すぎても共産主義者になると考えられていた。

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8. 無敵の赤ん坊

赤ん坊が痛みを感じないと考えられていたのは、そう昔のことではない。そのため子供の外科手術に鎮静剤や鎮痛剤は不要と結論づけられていた。

これ以上は言わなくても十分だろう。


最後は2018年まで飛んでみよう。

9. 地球は平面である

お、おう。で、地球平面論者はこれをどう説明すんの?

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やったぜ。

参考:
「地球平面協会(ちきゅうへいめんきょうかい、Flat Earth Society)とは地球が球体ではなく、平面体であるという信念を支持する団体[1][2][3]。」
地球平面協会 - Wikipedia

ソース:
50年前の人々が信じていた異様なこと(英語)
中世の人々が真面目に信じていた、14のクレイジーなこと(英語)
人が信じていた9つの馬鹿げたこと(英語)


↑コメント1
アイスピックのロボトミーは1950年代か60年代まで続いてたわ。私はハワード・ダリーという人に個人的に会ったことがあるんだけど、彼はお義母さんが悪い人で、彼のことをうるさすぎると思ったので12歳の時にそういうロボトミーを受けた(そしてどうにか植物状態にはならず、生きてその話をしてくれた)。彼の話は『マイ・ロボトミー』(※邦訳『ぼくの脳を返して~ロボトミー手術に翻弄されたある少年の物語~』→Amazon)という本に書かれている。


↑コメント2(イギリス)
このリストの多くは非常にアンフェアだ。私たちは今では知識が増えているが、当時は何が正しくて何が正しくないか知る方法もなかった。科学は仮説を立ててそれを証明/反証することで進歩するんだ。

例えば精子に小さなホムンクルスがいるという考えは、事実を全く知らなければ完全に合理的だ。これを反証するには長い時間がかかったし、その土台には何世紀もかけてゆっくりと、骨を折って証明または反証された多くのアイディアがあった。

最も奇妙なアイディアは量子論と、そこから引き出される多くの結論だと思う。例えば猫が「同時に」生きていて且つ死んでいるといった考えだ。


↑コメント3
ヒステリーもリストに入れてくれれば良かったのに。今世紀かそれぐらいまで生き延びた想像上の疾患で、女性の体内を子宮が動き回って、塩とか花の香りのする水の匂いを嗅ぐと落ち着くってやつ。


↑回答者
うん、それも馬鹿げた理論だよね。入れたかったんだけど、2つの時代の中には収まりそうにないと思ったんだ。紀元前500~320年頃に人気だった説で、場違いに見えそうで。

でもコメントを読む人のために、喜んで説明させてもらう。「さまよう子宮」理論は、女性の子宮が体内にある感覚を持った全く別の動物で、自分で四方に動き回り、それが色々な病気を引き起こすというものだ。

上に動くと怠惰と無気力を引き起こすと言われていた。下に動くと息苦しさと脳の機能の低下、時には即死。左右だと吐き気、めまい、不妊だ。

これを治療するために、当時の医者は子宮の向かうべき場所に芳しい匂いを配置しておびき寄せ、また糞便の匂いを置くことでそれ以外の場所から遠ざけた。



翻訳元:Quora



毛虫を訴えた庭師が一番理解できない・・・




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