海外Q&Aサイトの「インドの文化と日本の文化で似てる点って何かな?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(インド)
インド、中国、日本の文化には似た点が大量にある。いずれもアジアに位置する、3つのはっきり異なった「アジア的」文化だ。いずれも米を作って食べるし、料理に麺がある(特に東北および南インドには)。ある種の食べ物には箸を使う(インドのいくつかの民族集団は箸を使って食べる)。ダンプリングがあり(インドのモモとモダク、中国のワンタン、日本のニクマン)、甘いライスケーキを作る。

参考:
「小麦粉をこねて薄く伸ばした皮で、具を巾着状に包み、加熱した料理。チベットでは、具は野菜とマトン、ヤクなどの肉が用いられる。」
モモ (料理) - Wikipedia

「モダクはインドの多くの地方でポピュラーな菓子である。モダクの中身の甘い餡は、すりおろした新鮮なココナッツとジャグリー(※ヤシの樹液から作られる精製されていない砂糖)から成り、外側の柔らかい皮は米粉または小麦粉にカヴァ(※khava、不詳)またはマイダ(※maida、中力粉?)を混ぜたものである。」
Modak - Wikipedia(英語)

仏教はそれぞれの国の文化の不可欠な部分となっており(インドでは仏教はだいぶヒンドゥー教を吹き込まれているが、北部ではまだ生きている)、またヒンドゥー教も重要な影響を及ぼしている(日本のカミの中にはヒンドゥー教に由来するものもある)。アニミズムも生きている(南インド、ケーララ州とタミル・ナードゥ州のヒンドゥー教には自然の精霊と村の神の崇拝がある。中国では竜の精霊や神(Shen)。日本ではカミと神道)。3ヶ国ともモンゴロイドとコーカソイドの混交により、文化的・民族的・遺伝的な多様性がある。日本の仏教徒は、サンスクリットのデーヴァナーガリーから派生した梵字を使っているかもしれない。

参考:
「デーヴァナーガリー(サンスクリット語: देवनागरी, devanāgarī)はインドの文字。アブギダに属する音素文字で、ヒンディー語、マラーティー語、ネパール語などの表記に用いられるほか、古典語のサンスクリットなどの表記にも用いる。」
デーヴァナーガリー - Wikipedia

この3つの地域ではお茶も重要だ。いずれも太陰暦と太陰太陽暦に従っていて、60年周期で年に名前をつける。また複雑な医術と占星術の体系があり、精神と肉体の均衡をとるために瞑想の実践を重視する。

多くのサンスクリットの単語が、特に仏教の普及とともに中国語と日本語に入っている。中国の習慣と発明も、古代以来、特に鄭和が南インドを訪れたことで、インドで受け入れられてきた。パゴダ(仏塔)も3ヶ国すべてに見られる。インドと中国と日本は、長い間お互いに影響を与え合ってきた。似ている点は、この回答にまとめるには多岐にわたり過ぎているほどだ。以上に上げた例が役に立つと嬉しい。



■回答者2(インド)
  • 基本的にどちらの国も宗教の点で、つまり仏教と神道(ヒンドゥー教に似ている)で、文化的に相互に関係がある。
  • インドの戦士階級はクシャトリヤ、日本ではサムライ。
  • 日本人は他人にお辞儀をする。インド人は年長者への敬意を表すのに足に触れる。
  • インド人はダルマ(法)の思想を信じる。日本人は武士道を信じる。

これが役に立つといいけど・・・



■回答者3(インド)
似ている点:

1. 家族志向の伝統
2. 家族は最年長の家長がコントロールする。
3. 昼食も夕食も、家族の全員が一緒に食べる。
4. 夕食や昼食を食べる際、ダイニングテーブルは人気がなくて、床に座るほうが好まれる。
5. 祭りやその他の機会での家族の集まりは非常に重要。



■回答者4(アメリカ)

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国の比較 - Hofstede Insights(英語)

日本とインドは個人主義という点で似ている。まあそんなとこだな。

日本とインドの文化はそれほど近くなくて、インドは多くの指標で中国の文化にずっと近い。

参考:ホフステッド指数の指標の概要は以下のとおり。
  • Power distance:上下関係の強さ
  • Individualism:個人主義傾向の強さ
  • Masculinity:男性優位社会か
  • Uncertainty Avoidance:不確実性の回避(リスクに対する考え方)
    「スコアが高いほど新しいことに挑戦することを避け変化を好みません。失敗を避けるために、細かく決められたルールで人々を管理します。また周りの意見を聞き同意を得て物事を決めるため、決断に時間を要します。」
  • Long Term Orientation:長期主義的傾向の強さ
    「スコアが高い国は長期的な目で物事を見る傾向にあります。反対に低い国では過程より結果を重視するので、どれだけ頑張ったかはあまり評価されません。」
  • Indulgence:快楽的傾向の強さ
    「快楽的な傾向の強い国の人々は禁欲的な国の人々に比べて幸福感に満ち溢れ、不幸な状況の中でも楽観的です。」
人々や友達、彼氏/彼女の国民性は?  103か国の国民性の違いがグラフに! – My Learning Insights



翻訳元:Quora



余りないんですかね・・・



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