海外Q&Aサイトの「西洋のアニメーションと比べて、あなたが日本のアニメに引き込まれる理由は?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(イギリス)
1. 顔の表現

西洋のアニメーションは大抵が単純化しすぎている。そのためアニメと比べると表現に限界がある。
アニメはこの点、あらゆる方法で一歩先を行っている。

なぜこれが重要なのか?
君が人生の中で:
つまり・・・今までこれぐらい怒ったことがあるか?

アニメはその感情を完璧に表現することができる。「誇張」されている感じがすることもあるにしても。
これをアニメほど上手く捉えるものはない。実に変化に富んでいる。
2. キャラクターデザイン



1点目(顔の表現)にキャラデザを付け加えると・・・他のどこにも見つからないほど独特なものができる。
アート、デザイン、表現、衣服の様式、髪の色(そしてその他もろもろ)によって、アニメは目の保養として完璧なものになっている。しかも楽しい。
これに敵う多様性は他にない。
3. 物語

アニメは西洋のアニメーションよりも語りが上手く、物語の多様性も豊富だ。西洋のアニメーションは比較すると制約があるからだ(自主的な制約だと思うが)。
アニメの物語があれほど興味深く、独特なものになっているのはこのためだ。はっきり言えば、日本人は一切気にかけない。
つまり:ステレオタイプ、タブー、西洋がクレイジーだと考えるものは、日本人のクリエイターの頭をよぎりもしない。彼らはどんな物議をかもすものだろうと、自分の物語の赴くままに任せる。「社会」がそれをどう取るかも気にしない。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を見てみるといい。コンセプトは奇怪で、コミカルで、ややエロティックだ。中国で禁止されるぐらいには。
今のところ、アニメには勝てない。
■回答者2
『アバター 伝説の少年アン』をような珠玉の例外を除くと、西洋のアニメーションと比べてアニメのほうがずっと美しく、心を揺さぶるものがあり、多様性に富み、中毒性があると思う。






(背筋がどれだけ明確に描かれているかを見てほしい。こんなのを描いて動かさなきゃならないとか・・・w(°o°)w )

(みんな『NARUTO』のアニメーションを酷評したがるし、ひどい時もあるけど、それ以外は本当に素晴らしい。もう分かっただろうけど僕は『NARUTO』が大好きなんだ。)
西洋のアニメーションのすべてを酷評したいわけじゃあない。『アバター 伝説の少年アン』、『スティーブン・ユニバース』、最近では『ティーン・タイタンズ』みたいな番組は素晴らしいと思う。ただ、いつも自分の好きな作品にたどり着くため、嫌いな番組からより分ける必要があるんだ。アニメの場合、以上に並べた理由でほぼ毎回引き込まれる。 :)
■回答者3(アメリカ)
アニメでは、アメリカのアニメーションにはないダークなテーマを見ることができる。
アニメでは、キャラが抱く気まずい感情が壮大に誇張された形で描かれていて、共感できる。キャラがある対象についてどう感じているかは複雑で、だから人物の背景や考えが直線的なステレオタイプになっていない。日本がステレオタイプを今までにないほど面白いものにしようと力を入れるのがここね。ステレオタイプといえば、アニメは例えばツンデレ、ヤンデレ、クーデレ等の、西洋のアニメーションではあったとしても多くは見られない、素晴らしい人物像を作り出した。そしてアニメのストーリーと人間関係に、アホほどファンタスティックなアニメーションをかけ合わせると、本当に楽しい番組ができる。あと言うまでもなく適量のエロスと、西洋の文化とは大きく異なった、しばらくするとちょっと飽きてもくる、日本の文化の軽い新鮮なそよ風。
ミニスカートと胸の谷間を1日中眺めてたいと思わない人なんているの? もし男の方が好みなら、それ向けのもある。
西洋のアニメーションは・・・まあ・・・物語も表現も比べ物にならないと思う。アニメはすごい広い世界で、日夜その限界に向かって拡張しているけれど、西洋のアニメーションは深いキャラ造形の重要さが『リック・アンド・モーティ』と『スティーブン・ユニバース』でやっと分かってきたにすぎない。と思う。私は西洋のアニメーションはそんな見ないし、だからアニメの魅力が見えるのね。あと、本やマンガを原作にしたものの方が、ただの脚本に基づくやつよりどう考えても良いと思う。;) (生意気なコメント)
翻訳元:Quora
スポンジボブが生理的に無理です。
関連記事:
外国人「アニメによく出てくる日本についての誤解を解く」
外国人「アニメは西洋を破壊するための日本の発明なの?」
外国人「アニメと現実の日本の最大の違いは何?」

ダーリン・イン・ザ・フランキス 8(完全生産限定版) [Blu-ray]
■回答者1(イギリス)
1. 顔の表現

西洋のアニメーションは大抵が単純化しすぎている。そのためアニメと比べると表現に限界がある。
アニメはこの点、あらゆる方法で一歩先を行っている。

なぜこれが重要なのか?
君が人生の中で:
- イラついている時
- 悲しい時
- 楽しい時
- あっけに取られている時
つまり・・・今までこれぐらい怒ったことがあるか?

アニメはその感情を完璧に表現することができる。「誇張」されている感じがすることもあるにしても。
これをアニメほど上手く捉えるものはない。実に変化に富んでいる。
2. キャラクターデザイン



1点目(顔の表現)にキャラデザを付け加えると・・・他のどこにも見つからないほど独特なものができる。
アート、デザイン、表現、衣服の様式、髪の色(そしてその他もろもろ)によって、アニメは目の保養として完璧なものになっている。しかも楽しい。
これに敵う多様性は他にない。
3. 物語

アニメは西洋のアニメーションよりも語りが上手く、物語の多様性も豊富だ。西洋のアニメーションは比較すると制約があるからだ(自主的な制約だと思うが)。
アニメの物語があれほど興味深く、独特なものになっているのはこのためだ。はっきり言えば、日本人は一切気にかけない。
つまり:ステレオタイプ、タブー、西洋がクレイジーだと考えるものは、日本人のクリエイターの頭をよぎりもしない。彼らはどんな物議をかもすものだろうと、自分の物語の赴くままに任せる。「社会」がそれをどう取るかも気にしない。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を見てみるといい。コンセプトは奇怪で、コミカルで、ややエロティックだ。中国で禁止されるぐらいには。
今のところ、アニメには勝てない。
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■回答者2
『アバター 伝説の少年アン』をような珠玉の例外を除くと、西洋のアニメーションと比べてアニメのほうがずっと美しく、心を揺さぶるものがあり、多様性に富み、中毒性があると思う。
- 典型的な西洋の番組よりも、はるかに心を揺さぶるプロットが多いと思う。キッズチャンネルでよくやっている西洋のアニメーションは、僕の意見だとちょっと浅薄で、プロットもなしにただお笑いの要素にだけ重点を置いていることが多い。お笑いは面白いが、僕はもっと幅広いジャンルがあっていいと思う。大人向けのアニメーションは、面白くしようとしていても面白いと思えない。『NARUTO』の方が、『スポンジ・ボブ』や『エド エッド エディ』のようなTVでよく見かける番組に比べると、ずっと深くて心を打つプロットがある。ああいう番組が僕は大体嫌いで、でも当時はパソコンを持ってなかったからそれしか見るものがなかったんだ。すごいプロットのある西洋のアニメもあるけどね。『アバター 伝説の少年アン』、『スティーブン・ユニバース』、『ティーン・タイタンズ』(オリジナルの方!)とか、あと最近も新作でいくつかある。でもTVは『スポンジ・ボブ』を繰り返し繰り返しやっていて、大して変化がない。
- 典型的な西洋のアニメーションよりも、大抵は動きの様式が高品質で、何でもすごくカラフルで鮮やかで、そしてただ美しい!(動きのひどいアニメがあることは知っているけど、全体としては西洋のアニメーションより美しいと思う。)
- 他の文化を垣間見れることがある。例えば学園もののアニメを見れば、日本の一般的な学校がどんな感じか分かるし、キャラが食べているものを見て食べ物について知ることもできる。時にはお祭りやいろいろな儀式を見ることのできるアニメもあって、そういうのは僕や多くの人に、日本の文化についてもっと学びたいという関心を引き起こす。
関連記事:
外国人「日本の社会についてマンガやアニメから学んだことは?」 - 異なる言語の音。(僕にとって他の言語を耳にするのはすごく興味深いことで、英語ばかり四六時中聞いているのには飽きた。)
- さまざまなジャンルの幅広い多様性。TVでよく見るような西洋のアニメーションの大半は、子供をターゲットにしたアクションかお笑いを含んだ似たようなプロットをなぞっている気がする。アクションとお笑いは良いけどね。ただ、アニメだといろいろな異なったジャンルとプロットがあって、時にはそのすべてが1本のアニメに詰め込まれている。『NARUTO』には冒険があり、アクションがあり、時には恋愛を暗示するものがあり、悲劇があり、ドラマがある。『銀魂』もマルチジャンルのアニメの素晴らしい例だ(自分が『NARUTO』をえこひいきしているのは分かってる)。また日常の一コマ、ファンタジー、魔法、超自然的な要素、ホラー、ミステリー、心理学、恋愛、SF等もある。加えて大人向けと子供向け、そして全対象向けの何百という種類のアニメがある。ところが、西洋のアニメーションは通常子供向けだけだ。
- そして繰り返しになるが、日本のアニメの動きの美しさ。






(背筋がどれだけ明確に描かれているかを見てほしい。こんなのを描いて動かさなきゃならないとか・・・w(°o°)w )

(みんな『NARUTO』のアニメーションを酷評したがるし、ひどい時もあるけど、それ以外は本当に素晴らしい。もう分かっただろうけど僕は『NARUTO』が大好きなんだ。)
西洋のアニメーションのすべてを酷評したいわけじゃあない。『アバター 伝説の少年アン』、『スティーブン・ユニバース』、最近では『ティーン・タイタンズ』みたいな番組は素晴らしいと思う。ただ、いつも自分の好きな作品にたどり着くため、嫌いな番組からより分ける必要があるんだ。アニメの場合、以上に並べた理由でほぼ毎回引き込まれる。 :)
■回答者3(アメリカ)
アニメでは、アメリカのアニメーションにはないダークなテーマを見ることができる。
アニメでは、キャラが抱く気まずい感情が壮大に誇張された形で描かれていて、共感できる。キャラがある対象についてどう感じているかは複雑で、だから人物の背景や考えが直線的なステレオタイプになっていない。日本がステレオタイプを今までにないほど面白いものにしようと力を入れるのがここね。ステレオタイプといえば、アニメは例えばツンデレ、ヤンデレ、クーデレ等の、西洋のアニメーションではあったとしても多くは見られない、素晴らしい人物像を作り出した。そしてアニメのストーリーと人間関係に、アホほどファンタスティックなアニメーションをかけ合わせると、本当に楽しい番組ができる。あと言うまでもなく適量のエロスと、西洋の文化とは大きく異なった、しばらくするとちょっと飽きてもくる、日本の文化の軽い新鮮なそよ風。
ミニスカートと胸の谷間を1日中眺めてたいと思わない人なんているの? もし男の方が好みなら、それ向けのもある。
西洋のアニメーションは・・・まあ・・・物語も表現も比べ物にならないと思う。アニメはすごい広い世界で、日夜その限界に向かって拡張しているけれど、西洋のアニメーションは深いキャラ造形の重要さが『リック・アンド・モーティ』と『スティーブン・ユニバース』でやっと分かってきたにすぎない。と思う。私は西洋のアニメーションはそんな見ないし、だからアニメの魅力が見えるのね。あと、本やマンガを原作にしたものの方が、ただの脚本に基づくやつよりどう考えても良いと思う。;) (生意気なコメント)
翻訳元:Quora
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関連記事:
外国人「アニメによく出てくる日本についての誤解を解く」
外国人「アニメは西洋を破壊するための日本の発明なの?」
外国人「アニメと現実の日本の最大の違いは何?」

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