海外Q&Aサイトの「台湾を中国から救うために何ができるだろう?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(台湾)
台湾人の観点から言うと、もっともありそうな手は中国を適度に強く安定した状態にしておくことだ。皮肉に思えるが、中国が台湾を乗っ取るのを阻止しているのは、中華人民共和国が独裁政権だという事実だ。中国の指導者は、台湾が最大の問題ではないということを知っている。

もし共産党が弱くなったり、健全な経済成長を維持できなくなったら、中国政府はどこかで「ガス抜き」をするだろう ― 国内か(腐敗の防止、権力の移行、政治改革さえありうる)、国外で(南シナ海、台湾、日本、韓国)。
もし中華人民共和国が複数政党制の国家になったら、国民が投票する最も人気のある政策とイデオロギーは何だと思う? 一番ありそうなのは、台湾と日本を攻撃するといった極端に危険な行動だ。

台湾は、たまたま第一列島線の最も弱い地点に位置している。サイズ的に小さいだけでなく、国民も文化的に中国本土に統合されていて、そのため浸潤も容易だ。現在、約50万人の台湾人が中国に住んでいる。近い将来、この数がどれだけ減る可能性があるかは分からない・・・中国が制限をかけなければ。

参考:
「第一列島線(だいいちれっとうせん)および第二列島線(だいにれっとうせん)は、中華人民共和国の軍事戦略上の概念のことであり、戦力展開の目標ラインであり、対米防衛線である[1]。」
第一列島線 - Wikipedia

台湾を救う唯一の方法は、国民にあらゆる面で今よりもっと努力するように求めることだ。自分の隣人を知れ、競争相手を知れ、そして自分自身を知れ。



■回答者2
本当の質問は、私たちが台湾を中国から救う「べきか」だ。台湾が主権国家であり続けたいかどうかは、究極的には台湾人にかかっている。彼らの防衛費の水準と徴兵制を効果的に廃止したことから分かるのは、葛藤を抱えているということだ。戦う準備ができていないのなら、私たちは台湾を救うべきではない。中国の侵略軍を追い出すには巨大な(熟練した)人的資源が必要だというのに、2年間の徴兵義務を終わらせるというのは、国家防衛について真剣さがないということだ。

シンガポールは近隣に深刻な軍事的敵対者がいないが、能力という点でいうと、ドルベースで台湾とほぼ同じ額、GDPベースでは1.5倍以上(3.35% vs 2%)を費やしている。国別の防衛費(英語)。そしてシンガポールは、健康な18歳に対する一般的な徴兵義務を維持している。台湾が自国の防衛に関心を払わないなら、他の国がそうする理由もない、というのが最低ラインだ。

ウクライナの問題を誰も本当は気にしていないのと同じ理由だ。彼らは実際にはロシア人に抵抗しなかった。彼らが本気で血を流し始める日が来たら、私たちも本気で武器を送り始めるだろう。



■回答者3(中国)
友達が台湾人の教授で、本土の土は一度も踏んだことがない。

私は台湾のことはあまり分かっていないけれど、前の仕事で気のいい台湾人にはたくさん会ってきた。台湾に行ったこともある。台湾の人たちはすごく友好的で、中国本土と何も違いはないと思う。台湾と中国本土の関係については馬鹿げた意見をよく耳にする。でも私は政治については何が正しいか深く知るために時間を費やしてこなかった。

そこである日、友達とちょっとした議論をした。彼女によると、自分が中国人ではなく独立国になりたいと主張している台湾人は、教育のない、狭量で低収入の人が多いんだって。台湾人の先祖はあの島に何百年も住んでいて、母国がどんなものか全く知らなかった(台湾は何千年もの間中国の一部で、明以降は中国の省になった。台湾と本土のつながりはそれほど緊密ではなく、十分な交流もなかったけど、昔は交通の問題があったのだからこれは全く普通)。

もう一つ大きな理由は、清朝が弱すぎて日本の侵略を打ち負かすことができなくて、台湾省を譲渡するという条約に強制的に調印させられたので(イギリスに香港を100年間支配させたのと同じ考え方)、台湾が50年間、日本の植民地だったこと。50年の統治の間に、日本は台湾人に日本語と日本の文化を受け入れることを強制した。50年と言えば丸2~3世代よ。当時の人々とその子どもたちが、なぜ母国に背を向けるのかは容易に想像できる。

何にせよ、私は台湾人の中に「指導者」や外部の勢力に操られて「独立」なるものを求める人がいる根本的な理由が分かった。こういう質問をする人は自分の無知とナンセンスを示しているけれど、私が感じるのは憐れみだけよ。歴史の本を読めば、自分が恥ずかしくなるでしょうね。

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■回答者4(台湾)
軍隊に入って前線に立って自分の命を捧げるつもりがあるんじゃなければ・・・いや、自分を偽るのはよそう。誰もそんなことはしたがらない。このサイトにいる誰もだ。僕たちは戦争について繰り返し語っているが(台湾人でも本土中国人でもアメリカ人でも)、全員がキーボード戦士だ。台湾の将来を本気で心配する人は、ここでも他のネット上のフォーラムやサイトや掲示板でも、他の人と「僕の国のほうがお前の国より強いんだぞ!」とか「他の国と同盟してお前の国をやっつけてやるよ!」とか議論して時間の無駄遣いをしない。なので、そういうのはやめておこう。

もう少し現実的なアプローチがある:台湾に観光客として来て、明日というものがないかのように金を使う。つまりこういうことだ:本土と台湾の関係が難しくなって以来、経済が、とりわけ観光産業の経済が打撃を蒙っている。台湾は、本土中国人の観光客ほど記録破りの額のドルを使う気のある観光客を、記録破りの数だけ引き付けることができない。そのため、僕たちは一つの産業が丸ごと中国共産党の気まぐれに依存している。もし君が、周りのみんなを台湾に行かせて1度の訪台ごとに何万ドル(米ドル)も落とすようにさせるなら、それは中国共産党が僕たちにプレッシャーをかけられない領域ということになる。

これはシンプルで、楽しくて、命を捧げる必要もない。僕たちがお願いしているのは、台湾に一度旅行に行って君の年収を使い切ることだけだ。な、良い提案だろ?



翻訳元:Quora



国交がないのはもどかしいです。



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