海外Q&Aサイトの「日本にいて一番不愉快なことって何?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(Marcelo Shiniti Uchimura 日系ブラジル)
日本で経験したのは僕にとって間違いなく最も不愉快なことだった。説明させてほしい。

父も母も両親が日本人だから日本人だと思われることがあるが、僕自身は生まれも育ちもブラジルだ。ブラジルでは普段からよく、生まれながらのブラジル人だというのに、自分が事実上日本人だと思われるということを気づかされることがあった。

2001年に2学期の間、交換留学制度で日本に行った。成田に着いたのはニューヨークで9.11の攻撃のあった前日だった。多くのクラスメートも同じ日に着いた。

留学生は大学のあちこちの寮に避難した。しばらくの間寮の同じ部屋に住むことになる日本人の新入生3人が、6~10人の留学生のグループを泊めてくれた。

それでも、留学生たちとの付き合いは今に至るまで続いている。

日本にいる間に分かったことは:
  • 何をしようとも、日本の文化に溶け込まなければ ― 例えば日本人と同じような服を着たり、メイクをしたり(女の子の場合)、香水をつけたりしなければ、あるいは独特の、ただし外国人っぽいしかめっ面をしたら ― 自動的に部外者と見なされる。
  • 部外者は、潜在的なトラブルメーカーか、潜在的なメンドクサイ(※原文ママ)人物だ。
  • 自動的に、変わり者ばかり集まってくる人間だと思われる。
  • 人間ではなく、まず実利的な対象物として見られる。
英語は第3言語だけど日本語は第2言語で、N2の流暢さで話せるというのに、そんな感じだった。N1の試験は今のところ3回落ちて、まだ受験している。

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要約すると:

25年間生きてきて、自分が日本人のルーツを持っていても日本にもブラジルにも属していないということが分かって、ショックだった。


↑コメント1(Paul Irving)
妻がしばらくの間、日本で日系ブラジル人に日本語を教えていた。妻によると彼らの多くは日本に働きに来て、家で話していた日本語がハンディキャップになると気づくんだそうだ。きわめて古風な日本語なんだと。妻の話では、ここ70年で日本語は大きく変わったが、ブラジルでは変わっていないんだそうだ。


↑回答者1
うん、それは理解できる。でも僕は今の日本語の教育を受けていて、それでも言いたいことを伝えられなかったりとか、やって良いことと悪いことが分かるだけの文化的な理解がないような状況があった。


↑コメント2(Aauin Reädo)
待って、ブラジルも排他的な国だってこと? それとも単に君の日本人の家族が、君はブラジル人ではないと言っているってこと?


↑回答者1
ブラジルでも差別されたと感じることはある。例えば遊び時間や昼休みによく、気晴らしのためだけに、僕の下半身の解剖学的特徴(の疑惑)についての話題が持ち上がったりとか。

家族だけじゃなくて、一般に友人たちも、日系ブラジル人は他のブラジル人と付き合いたがらないと思っている。

家族が自分たちのために言っているのは分かるし、僕もその一員だけど、でも僕の考えは違う。


↑コメント3(Robert Steinberg アメリカ)
ブラジルでは、日系ブラジル人はあまりに狭量で、また子供に日本語を教えることに拘りすぎていると思われている。また日系ブラジル人は普通の人たちよりも成功しているから、それでちょっと不快に思われたり妬まれたりする。ブラジル人との結婚は増えている。日系アメリカ人も日本の社会に拒絶されると自分がいかに非日本人的か理解して、自分についての考えを変化させて米国に戻ってくる。

私は日本で、ブラジル系日本人の生徒がいる学校の教師をしていたことがある。生徒の名札には名前を漢字で書くべきだという教師と、(外国人は)カタカナで書くべきだという教師の間で大戦争があった。ブラジル系日本人は政府の戸籍に登録された先祖の名前に基づいてビザを取得するから、学校には正しい漢字が分かっている。私はあの大論争を忘れないだろう。国語の教師が苛立った様子でこう言っていた。「でも彼らは外国人で、外国人の名前はカタカナで書くべきでしょう!」あの会話の全体に、何かちょっと吐き気を催すようなものがあった。



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■回答者2(Roger Williams)
低い天井に頭をぶつけること。私は6フィート1インチ(187cm)で、日本では低い戸口とか天井の扇風機とかによく頭をぶつけた。非常に不愉快。

日本人は、今ではかつてなかったほど途方もなく背が高くなっていて(いやマジで!)、これは西洋から来た人たちだけの問題ではなくなってきている。

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■回答者3(Earl Kinmonth アメリカ)
私の場合、個人的には、日本で発行されているJapan TimesやJapan Todayといった英語メディアで、日本についてのたわごとを読むことだ。

ポジティブなたわごとも、ネガティブなたわごともある。イギリス人の友人によく、「日本についての明るい記事を読むと日本に行ってみたくなるよ。実際に住んでいる日本よりずっと魅力的なんだからね」と冗談を言っていた。

それよりずっとよくあるのは、日本をトランプの言う汚い(shithole)国々の一つみたいに思わせる記事、完全なたわごとだと知らなければ「日本以外にも住めるんだったら、正気の人間は日本に住みたいとは思わないだろうな」と思ってしまうような記事だ。

日本に帰化した者として、このサイトに投稿されているわが国についての質問の中には、その回答ともども、非常に不快にさせられることがある。質問は誤った情報がいかに広まっているかを示すものがよくあるし、回答も人種的・民族的なステレオタイプをあらわにしている場合があるからだ。



■回答者4(Lili Mei)
日本で働いている外国人としては、他の人が考えていることが分かる能力だと思う。日本人が「空気読める」(※原文ママ)と呼ぶやつね。日本で何年か勉強していてこれについて知ってはいたけれど、未だに私にとってはちょっと不快だわ。実際、日本人は本当の考えや気持ちを言わないことがよくある。じゃあどうすれば分かるの?? 「空気」で、つまり、私の考えでは、自分の置かれた状況で分かる。話し手の言葉は、単に言ったことではなく話し手と聞き手の関係とか、どういう状況で言っているかとかから読み取らなければならない。

今の部署に配属されたとき、部署の人たちが私のためにパーティーを開いてくれた。私たちはさんざんお酒を飲んで笑って、同僚の2人が私のアパートからほんの3~5分のところに住んでいると分かって、で、それだけだった。私たちは3人とも誰も「じゃあ家に来なよ」とは言わず、「気をつけてください」(※原文ママ)と言って別々に家に帰った。今でも私たち3人は上手く行っていて、たまに通勤中や帰宅中に会うこともあって、連れ立って歩くこともあって、仕事のことや天気のことだけ話して、でも「じゃあ家に・・・」とは言わない。ところで天気と言えば、私たちの小さな街では先日洪水で被害が出た。私たちはLINEで挨拶を交わして安全を確認した。豪雨の翌日、電車は運休だというのにオフィスで会って「おはよう」と言った。オフィスの空気を読まなきゃいけないのよ :-)

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翻訳元:Quora



言いたくないけど回答者1さんは何か本人に問題がある気がしてならない。

2019-04-10:回答者の名前を追記



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