海外Q&Aサイトの「なぜ名字に『田』の入った日本人ってあんなに多いの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(タイ)
日本人の名字の多くは、生まれた土地の地理に基づいている。

そのため、田、川、村、森、山といったものが多くなる。中、高、西、東といった形容詞と組み合わせられることもある。

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上は浜田。浜は"seashore"の意味。

しかし、日本人の多くが生まれた土地から都市部へ移住したため、ある日本人がどこに住んでいるかを名字から引き出すのは実際には不可能だ。


↑コメント1(アメリカ)
ワオ、僕もこの質問についてはずっと不思議に思ってたんだ。回答にガキの使いを使ってるのもすごく嬉しい。日本のTV番組では一番好きだし、ダウンタウンは最高に面白いと思うよ。ありがとう。



■回答者2(アメリカ)
田(タまたはダ)は"field"の意味で、日本人の名前でこれを含むものが多いのは、アメリカ人の名前で"field"およびそのバリエーション、"feld"、"felt"、"velt"、"champ"、"camp"、"campo"等々の単語を含むものが多いのと同じ理由だ。名字を持つようになったときに(昔に遡ってみれば貧しい人々は大半が名字を持っていなかった)、こうした名前になったのは、大抵が農業労働者だった。田畑やその周辺で働いていたんだ。彼らの村の名前もしばしば"field"を含んでいて、単に村から取って名前を付けられた人も多かった。また地元の地形的特徴から名付けられた人もいる(私の名前"Farnell"は"fern hill"(※シダの丘)の意味なので、私の一族はシダに覆われた丘の近くに住んでいたのだと思う)。

今日ではもちろん、そうした一族の中には、例えばルーズベルト Roosevelt(rose field)のように金持ちになったものもいる。日本では、農民だった一族の大半は今では別のことをしていて、そのため名前と今の仕事にはほぼ繋がりがない。



■回答者3(ニュージーランド)
日本人の名前に使うことができる公式の漢字一覧があって、田(だ)は日本語で"field"の意味だ。日本語では、英語のブラウンとかスミスと同じぐらいよくある名前だ。山田、田中、中田、豊田はよくある日本人の名字だ。



■回答者4(アメリカ)
私は日本人ではないが、社会学的な観点から言うと、土地所有の一種の標識ではないかと思う。この文字は田んぼを表すものだから、ある人を特定しようとした場合に自分の田んぼの場所(中田=中央の田んぼ)か、それが影響するものを使って説明することで特定したと考えないと、意味をなさないだろう。



翻訳元:Quora



小学校のとき絶対かっこいい名字の人と結婚するって言ってた山田さん、今どうしてるのかな・・・



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