先日ご紹介した、海外Q&Aサイトの翻訳記事:
外国人「日本で絶対にやっちゃいけない事って何?」→「ビジネスマナーは守っとけ」
から、もう少し回答をご紹介。今回は日本旅行編。


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■回答者1(R. Watson Chung マレーシア)
回答が大量に付いているが、その大半は何らかの形で関連している。

(これがもう出ているかは知らないが、いずれにせよ言っておこう。)

野蛮人のような振る舞いをしないこと。

これを考えるのはごく簡単なロジックだ。僕は実際に、外国人が(肌の色のことは言わないでおくけど、大抵がね・・・)酔っ払って、京都から大阪に戻る電車に飛び乗って、車内の「優先席」で車座になって、女の子3人が座席に、男2人は床に座って、酒を飲み続け、飲んだくれているのを見たことがある。

日本人も酔っ払いはする。そして酔っている間は非論理的な行為をする人もいる。しかし1)車内で酒を飲んで座席や自分の服にこぼす、2)傍若無人に話して笑う、3)英語で「周りの人が俺らを判断するって? 知ったことか! 好きに判断させとけよ。俺の人生だ。俺は気にしないね!」とか話す、4)こうした振る舞いで車内の全員のパーソナルスペースにあからさまに侵入する、こんな馬鹿どもの集団みたいなことをする人は見たことがない!

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パーソナルスペースが日本人にとっては何より大事だという話は、きっと読んだことがあるだろう。彼らは君に近づいてきてこの種の行為について叱りつけはしない。そうするには君のスペースに侵入することになるからだ。

しかし日本人が君のパーソナルスペースをそこまで思いやっているなら、君も絶対にそれに報いるべきだ!

簡単なロジックだ。これを最後まで読むにも及ばない。世間では共感と呼ばれている! 他人の気持ちを考えるという意味だ!

だから、隣に座っていた「オバチャン」(※原文ママ)に完全に野蛮に迷惑をかけていたあの5人、僕らはお前らを判断してるぞ!



■回答者2(Karen Ma 中国)
素晴らしい回答ばかりね。でもお花見の季節に日本に行ってひどい振る舞いをする中国人観光客についてのネガティブなニュースを聞いた後では、これを付け加えずにはいられない:

  1. 花や木のすぐ近くでセルフィーを撮れるように、木に登ったり枝を曲げたりするのは絶対ダメ。どんなに心をそそられてもダメ。
  2. 「ピンクの雨の効果」を出すために桜の木を蹴ったり揺らしたりするのは絶対ダメ。木はそんな暴力的な行為には耐えられない。木と花は静かに味わうために、そして他のみんなが見るためにあるのよ。

中国では、花を引っこ抜いたり木に登ったりするこの手の無作法な行為が、花の咲く木がたくさんある場所では毎年起こるみたいで、理解しがたいことに、多くの人がどうにかして処罰を免れている。(重い罰金を課せばこういう粗野な振る舞いは正せると思う。シンガポールがヒントになる。)とはいうものの、過去30年の非常に速い経済成長を経て多くのルールがまだきちんと整っていないから、言うことをきかない人たちは抜け穴があることにつけ込んでいる。

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(南京で赤いスティレットヒールを履いた女性が木に登って逮捕された。)

中国人であろうがなかろうが、どこでも公共の場で花や果物を引っこ抜いたり、枝を折ったり、木や公共の建物に登ったりするのは、非常に不快で、日本にいる間は何としてでも避けるべきだということは理解する必要がある。こうしたものは公共の財産と考えられていて、すごく大事にされているんだから。それに、場合によっては、こうした無作法な振る舞いは重い罰金を課されたり、もっと悪いことにもなりかねない。地元の人たちの美意識に対してきわめて無神経な行いであることは言うまでもない。

日本でもアラブ首長国連邦でもブータンでも、自分が行こうと思う国に行く前に、やるべきこととやってはいけないことをよく読んで調べておくのは、誰にとっても大いに役に立つ。郷に入っては郷に従えってやつよ。



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■回答者3(Ian Gazny Yaacob マレーシア)
自分の国の規範と習慣を、その国のやり方と比較して無理強いするようなゲス野郎にはならないこと!

自己中心的でふんぞり返った西洋人の観光客が、日本のやり方が自分の国と違っていてすごく不便だと大声で文句を言っているのは、嫌というほど目にした!

一番よくあるのは、日本の多くの店で今もクレジットカードが使える割合が低いことだ。以前ヨーロッパ人の観光客が、切符代をクレジットカードで払うのを受け入れようとしない地方の駅員とやりあっているのを見たことがある。彼は自分のカードが受け入れられないのに仰天して、日本がいかに遅れているかとか、俺の国じゃ絶対ありえないとか何とかギャーギャー騒いでいた。

またこれも目にしたのは、というか実際その状況には割り込まざるをえなかったんだが、西洋人の観光客2人が、代々木公園で桜の木の枝とセルフィーを撮ろうとして枝を引っ張って、警備員が止めるのを無視して退去させられた。桜の木の枝を引っ張ったり、まして木から花を摘むのは絶対にご法度と考えられていて、桜の季節になるとそれを公示する看板がどこにでも見られる。警告を受けて出て行くだけで済んだのは彼らにとって運の良いことだったが、しかし連中の傲慢と無知のせいで事態はずっと悪化したんだ!

面白いことに、この手のゲス観光客たちはどちらかと言うと地元の店、特にバーや小さな飲食店で騙されることのほうが多い。そういう店もサービスはまったく最高なのだが、彼らは経営者にいつもにっこり笑ってボラれることだろう。

皮肉なことに、ここ数年私が日本で出くわした行儀の悪い観光客は大半が西洋人で、決まり文句になっている「ひどい振る舞いをする中国人観光客」は、多くの主流メディアでは依然として罵られているが、もうそれほどいなくなった。

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■回答者4(Dale Thomas イギリス)
覚えておくべき一番大事なことは、靴を脱ぐことになっている場所では靴を脱ぐことだ。建物に入るときは毎回周りを見て、コンクリートとじゅうたんの間に明確に区切られたエリアと、あとは靴箱がないか確認する。迷ったら人に聞く。

多くの場所では靴を履いたまま上がるのは絶対にご法度だ。先日、僕が働いている茶道の店に観光客の大集団が来た(※回答者は京都在住)。一人の男がすごく無礼で、靴を脱ぐことを拒否した。大騒ぎをして店の子を怯えさせて、靴を履いたまま上がり込んで他のお客さんが茶道を経験するのを台無しにして、スタッフには大きなストレスを与え、帰った後はすべての畳を徹底的に掃除しなければならなかった。何があったか聞いたときは、はらわたが煮えくり返った。僕がその日仕事に出ていたら、そのクソ傲慢なクソ野郎にクソみたいな自国までクソはるばる失せろって言ってやったよ。

関連記事:
外国人「なぜ日本人は家の中で靴を脱ぐの?」→「ヨーロッパでも脱ぐぞ」「いや脱がない」「は?」



翻訳元:Quora



土足で畳は勘弁。

2019-04-07:回答者の名前を追記



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靴脱ぎ (日本人とすまい (1))



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