海外Q&Aサイトの「日本人は英語が上手くなってきているの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(アメリカ)
今のところ出ている回答は非常に主観的なもので、私は日本で英語を教えていて、いろいろな年齢層の人たちに個人レッスンをした経験もあるのだが、私の回答も主観的になりそうだ。

日本政府は子供が英語を学ぶ時期をどんどん早くして英語力を向上させようとしているが、これに抵抗する要素もある。英語を学んでいるとすぐにテストの点数と能力試験が中心になり、受験のスキルを向上させるために実践的な英語は置き去りになる。学校ではずっと過度の情報にさらされ、詰め込み教育を強制される。毎月英単語の高いノルマをこなさなくてはならない。

そのうえ、会話や実際に使われる表現よりも英語の試験に重点を置く。アメリカの高校で一般に教えられているのはドイツ語、スペイン語、フランス語で、大抵の生徒は2年ぐらいしか学ばない。彼らの外国語のスキルも最悪だが、しかし日本と違って、その言語でハローとかグッバイとかに相当する、「調子どう」とか「ヘイ」みたいな日常的な言い回しを、おそらく今でも暗唱できるだろう。日本人のよくできる生徒は、一般に”Hello, how are you”から先へは進むことができない。

私が日本で働いている私立高校で、数ヶ月前こんなことがあった。ある3年生の生徒(最低でも5年以上英語を学んでいる)が、他の英語ネイティブの教師に”Hello”と言った。教師はすぐに”Hey, how’s it going”と返した。その生徒は混乱して凍りつき、おずおずと口ごもりながらこう言った。「えー・・・Three??」

参考:
「「How is it going?」と言う表現は、「How are you?」と比較して英語のネイティブスピーカーが圧倒的な頻度で使用する「Greeting phrase(挨拶のフレーズ)」となり、この表現方法について「“中学・高校での英語授業で余り教えていない”のは信じられない」ような英会話の重要フレーズとなります。」
「How is it going?」で仲良くなる | オンライン英会話ガイド

私の意見では、日本の教育システムの英語スキル開発の方向性は修復不可能だ。彼らが実施する改善はいずれも大海の一滴で、改善したのと同じだけの有害な要素をもって迎えられるからだ。したがって日本人の英語スキルは、悪くなりもしないが向上もしていないと結論したい。

以下の記事が役に立つだろう。

日本の最新の英語力スコア、がっかりな結果 | The Japan Times(英語)



■回答者2(アメリカ)
日本にいた頃にネイティブの日本人と話した感じだと、イエスだ。

今の日本での英語の教え方は、会話に熟達するのに適したものではない。間違いをして外国人の前で恥をかくのを恐れて、英語を話すのを恐れる人も多い。

しかし、国際感覚があり素晴らしい英語を話すネイティブの日本人には、かなりたくさん会ったことがある。英語を上手に話すことはできるが、怖がって話そうとしないというケースが多いのだと思う。私は ― 日本人と飲みながら ― 気づいたのだが、飲んでいる間は話せるようになる人が多い。酒によって社会的な障壁が取り払われるんだ。

さらに、日本ではランゲージエクスチェンジ(※外国語を習う人同士がお互いに教え合うこと)のアプリがすごく人気がある。HelloTalkはよく使われているランゲージエクスチェンジ/ソーシャルネットワークアプリだが、米国では使っている人を見つけるのは珍しい。日本人の友人に勧めてみたところ、すでに使っていることが分かった。

関連記事:
外国人「日本に住んでて孤独を感じる時ってどう対処した?」→「日本人の友達を作る!」

若い世代の方が、上の世代よりも英語をずっと流暢に話せることはたしかだ。このことは、特に日本の英語教育にもっと会話の練習が含まれるようになれば、2、30年でもっと明らかになるだろう。



■回答者3
ノー! 日本人が英語がうまくなることはないし、だから英会話学校もずっと商売をしているんだ。日本の文部科学省は英語教育に最も力を注いでいるが、自分が何をやっているか分かっていない!

すべてが日本の文化のフィルターを通過しなければならず、これは外国語を学ぶ方法じゃあない! 外国語を学ぶ方法というのがあるんだ。ところが日本人は毎年毎年、今のところ3世紀にわたって同じ間違いをしている。

関連記事:
外国人「日本の欠陥のある英語教育に、教師としてどう対処してる?」



■回答者4
ノー、上手くなっていない。日本の外国語の教育メソッドは最新の研究から何十年も遅れていて、一貫した段階的なやり方で教えられていないことが多い。ALT(外国語指導助手)として雇われる英語教師の多くは、正しい発音をする人間テープレコーダーとして働いている。小さな子供たちの教室で教える教師もいるが、子供たちが交流する唯一の外国人になることが多い。一つの学校でネイティブスピーカーが教えるのは月に1日か2日で残りは日本人の教師がやるので、複数の学校をローテーションで行ったり来たりすることもある。


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■回答者5(イギリス)
必須の英語授業は現在は中学の7年生(※1年生)からだが、日本政府は2020年から小学校の3年生にこれを導入する予定だ。今は新しい教師を育成する移行期間だ。

インターネットが普及し海外旅行が安価になったことで、日本人の英語スキルは向上しているが、それでもヨーロッパ諸国にはまだはるかに遅れをとっている。



■回答者6
イエス、とはいえ外国人が望む速さで上達はしていない :)

日本人の70%は英語やその他の外国語を学ばずに生活している。実際必要だと思ってないからね・・・

関連記事:
外国人「なぜ日本人は英語が下手なの?」→「英語なしで一生暮らせるからね」



■回答者7(カナダ)
ノー。上手くなっているとは思わない。英語は依然として、海外旅行をする人向けの翻訳の練習という扱いだ。これと何世紀も昔の教え方をしているせいで日本は前に進めず、彼らがこういう考えを捨てるまで、英語が有意義な形で上達することはないだろう。



■回答者8(アメリカ)
イエス、ずっと上手くなった。遅々として進まないように見えることもあるが、私が日本にいる数十年で確実に上達はしている。未だに本来あるべきレベルではないし、そこまで到達することは今後もないのかもしれないが、しかし上手くなっているかと言えばイエスだ。



翻訳元:Quora



日本でどういう層の人間と付き合ったかによって回答が変わりそう。



関連記事:
外国人「中国人や韓国人は英語が上手いのに、なぜ日本人はほぼ全員が英語を全く話せないの?」




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