海外Q&Aサイトの「日本に行って一番驚いたことは?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者(アメリカ)
昔のことだが、日本に着いて間もない頃、事務所のスタッフの一人で20代前半(当時の私と同い年)の日本人の若い男性が、貸してくれそうなアパートを見に連れて行ってくれた。彼のアパートの近くに来たとき、彼は何か用事で家に立ち寄る必要があって、私を中に招いた。

日本のアパートが一般に狭いことはすでに分かっていたが、驚いたのはそのことではない。若い日本人の女の子の巨大な肖像写真が、壁の高いところ ― 天井すれすれの、奇妙なほど高すぎる位置に、目立つように掲げられているのに気づいた。私は何気なく、親戚かと聞いたが、彼の答えを聞いて私は心底ぎょっとした ― 「いや、これは僕の神だ」。どうやら、彼はこの若い女の子を崇拝する何らかのカルトの信者らしい! それ以来、私はこの男を警戒の念なしに見ることができなくなった!

大抵の日本人はそんなふうじゃないし、神道と仏教がこの地を治めていることはよく知られているが、敢えて言うなら、最近はキリスト教も入り込んできていると思う。

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「粗大ごみの日」(※原文ママ)と呼ばれるものにも驚いた。これはゴミ会社が粗大ゴミを集める日だ。日本は(当時)経済的に好調で、ヤードセール(※自宅の庭で不用品を売ること)のようなものはなくて、日本人は今より良いものを買うとそのスペースを作るために品質の良い品物をよく表に出していた。私は自分のアパートのほとんど全部の家具をこれで揃えた! 中古品を買えるリサイクルショップはあったが、それほど一般的ではなかった。またリサイクルショップからアパートまで何マイルもの距離を持って帰る方法を考え出そうとするよりは、素敵な大型TVや家具を友達に手伝ってもらって引っ張って行くほうがずっと簡単だった。

アパートを見つけると、「不動産」(賃貸業者 ※原文ママ)が、一緒に家主に会いに行く必要がある、ここの家主は部屋を借りる人全員に会いたがっているから、と言った。そこで行ってみて気づいたのだが、不動産は家主と話をする間、何度かひざまずいてお辞儀をしていた。そして私にも同じようにするように合図をした。どうやら、家主は家の「主」なので、こうした慣習があるようだ。部屋を借りることは許されたので私は上手くやれたようだが、借りる前にはデポジットとして2ヶ月分の家賃だけでなく、礼金と呼ばれるものにさらに2ヶ月分の家賃も払う必要があった。これは取り戻せないお金だ! 私はツイてる方だったけどね。都市によっては、礼金は3から6ヶ月分の家賃になることがある!

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日本についてもう一つ驚いたのは、日本で目にする正直さだ。ある日、財布をなくした。財布にはアパートのスペアの鍵も入っていた。職場にいる間に誰かが私のアパートに入りはしないかと怖くなって、すぐに鍵屋を呼んで鍵を交換してもらうことにした。交換が終わって100ドルぐらいを払ったところに電話が鳴り、財布が戻ってきたと警察官が言った! 私は大急ぎで「交番」(※原文ママ)に行って財布を取り戻したが、中身はすべて入っていた! 警察官に、ぜひ届けてくれた人の名前を教えてくれと頼んで、(多少の説得の末に)教えてもらって、私は日本人の若い女性に連絡をとった。謝礼をあげたいと思ったが、彼女はノー、ノー、ノーと言い、私はしつこく言い張った。ついに彼女が折れて、私は彼女に会って何か贈り物(思い出せない)を贈った。一般に米国では、財布をなくしたら、戻ってくればラッキーだし、一般論として、現金はなくなっているだろうし、念のためカードの番号はすべて変える必要がある。このケースでは、何もなくなっていないし、これ以上の心配はしなくていいという安心感があった。

さて、日本にも悪い奴はいる。ある日、向かいに住んでいる親切な日本人の女性に呼び止められた。私は原動機付き自転車を下りて、リュックをカゴに置いて去った。リュックには日本語の教科書と、高価な、当時300ドルぐらいした日本語の電子辞書が入っていた。10分ほどして、私は突然、リュックが表にあることに気づいて走り出した・・・リュックはなくなっていた! 誰かがとったんだ! あの電子辞書は大好きだったから、すごく腹が立った!

お向かいさんは私を気の毒に思って、数日後封筒を持ってやって来て受け取るようにと言い、私は断ろうとしたのだが聞こうとしなかった。中には新しい電子辞書を買うのに十分な「三万円」(※原文ママ)が入っていた! 彼女は私を家に招いたのは自分なのだから自分の落ち度だと思っていたのだが、もちろん、私のほうからすれば、間抜けにもリュックを表に置いて行ったのだから私の落ち度だった。とはいえ日本人はこうなんだ。



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↑コメント1
君は“God”の訳し方を間違えている・・・彼は宗教的な意味で言ったわけじゃないよ。


↑回答者
彼があのとき宗教的な意味で言っていなかったという理由を説明してほしいな。言い方からして(君は直接聞いていないが)、うやうやしい調子だったんだ。彼はそれ以上詳しくは語らず、私は説明をお願いするにはちょっとショックを受けすぎていた。なので、説明してくれ。


↑コメント2
単に重度のアイドルオタクだったのでは。


↑コメント3
完全に同意。


↑コメント4
レオパレスのゴミ捨て場で、きれいでまだ使えるこたつを手に入れたわ。日本にいた最後の冬はずっとそれを使っていた。日本には3年いたけど、レオパレス(家賃の70%は会社が補助してくれた)から引っ越したことはなかった。礼金のことの他に、日本語が話せなければアパートを見つけるのはきついからね。

あと、私も財布は2回なくした! 1回は社員旅行で北海道に行ったとき、もう1回はスキー旅行中だった。2回とも財布は郵送で戻ってきて、お金も全部そのままだった。あとICOCAカードも1度落としたことがあって、駅の窓口から返してもらった(誰かが拾って駅員に渡していた)。日本は素晴らしいわ!

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↑コメント5
家主にひざまずくくだりは馬鹿げてて、笑えるね。まさに頑固な古い伝統的な日本文化だ。


↑コメント6(アメリカ)
君は米国のどこ出身なんだ? こっちでは中身の入った財布が問題なく返ってくるぞ。

ほんの数ヶ月前にそういうことがあった。

君は結構な界隈に住んでいるに違いない。

やれやれ。


↑コメント7(アメリカ)
君の日本の話を読んでいて、妙なことが思い浮かんだ。彼らは毎日、ニュースで何を扱っているんだ? ここ(ボルチモア / ワシントンメトロ)だと最近の銃撃事件か死亡事故か、あるいはその両方だ ― それも毎日。


↑コメント8
1. 違うな。おそらく飾ってあったのはマンガで、彼はただのオタクで君のことを笑っていたんだ。
2. 部屋を借りるのにひざまずく必要はない・・・おかしな話だ。
3. 「サンジュウマン」は30万のことで、これはありえない・・・たぶん3万円だろう(※回答は修正済みでした)・・・君がここ日本で5年間生き抜いたとは、まったく奇妙だ笑




翻訳元:Quora



日本語が得意な人ではないようなので、いろいろ勘違いもありそう。



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