海外Q&Aサイトの「私たちはアニメを禁止できるだろうか?」という質問から、回答をご紹介。


■回答者1(イギリス)
もちろんできる。結局のところ、アニメには禁止がふさわしい!

あるいは、少なくともGoogleだと人々はそう考えている・・・

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※サジェスト結果は上から「なぜアニメは禁止されるべきなのか」、「なぜアニメを見るべきなのか」、「なぜアニメは違法とされるべきなのか」。

しかしその前に、どれだけ頑張ろうとアニメが決して禁止されることがない理由について話そう。


1. あるものを禁止しようと頑張れば頑張るほど、それは大きくなる

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ヒップホップの歴史を調べてみれば、禁止しようという試みが何度もあったことが分かるだろう。

多くの人々が反対していた。「本物の音楽」ではないとか、ここでは言わないがあらゆることを主張して。

今では、ヒップホップは世界で最大の音楽ジャンルだ。

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ビデオゲームの世界でも、人々はいまだにビデオゲームを禁止するべきか、するべきでないか議論している。

まるで「ビデオゲーム」が問題ででもあるかのように・・・

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※「ドナルド・トランプ、学校での銃犯罪を止めるために暴力的なビデオゲームと映画を禁止する意向」

(やれやれ・・・)

今では、エンターテインメントのビジネスでビデオゲームの勢いは止められない。そして反対より賛成のほうがずっと多い。

これがアニメとどう関係あるのか? 全部だ。

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※「アニメを嫌う人々よ、アニメ好きになったらどう?」

アニメはエンターテインメントのビジネスの大きな一部分だ。そしてアニメを嫌う人が認めまいと、多大な影響力がある。

どれほどの影響力か?

アニメを禁止するためにネット署名が作られるほどだ。

やっているのは大抵が情弱の馬鹿、自分が言っていることの意味がまったく分かっていない、政治的に正しいソーシャル・ジャスティス・ウォリアーだ。

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トランプにアニメの禁止を求める嘆願に、2,000人近くの人が署名した。

「自分が言っていることの意味が分かっていない馬鹿」という点について証明するには、上のスクリーンショットのサイトにあるこの文章を読むだけでいい。

「ナルト。ブリーチ。ワンピース。ソードアート・オンライン。進撃の巨人。ドラゴンボールZ。ポケモン。らき☆すた。コーリー ホワイトハウスでチョー大変!。ぼくのぴこ。これらの堕落した中国のカートゥーンがアニメとして知られている。

参考:
「『コーリー ホワイトハウスでチョー大変!』(原題:Cory in the House)はアメリカ合衆国のテレビドラマ。2007年1月12日から2008年9月12日までディズニー・チャンネルで放送された。」
コーリー ホワイトハウスでチョー大変! - Wikipedia

無知なものだから、アニメは中国のものだと思っていて、そのくせアニメが禁止されるのがふさわしい理由については「専門家」だと思われている。

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999人が署名した。

※「アニメおよびマンガの国際的禁止を成立させよ」

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アニメ叩きのためのFacebookグループ、「今すぐアニメ禁止」

※「もう何年も経つが、アニメをめぐる状況は新たな堕落の段階へと進んだにすぎない。神が今もなお人類を救いうることを祈る。神の介入を通じてのみ、人はアニメの不吉な邪悪に立ち向かう見込みがある。アメリカに神の祝福があらんことを。」

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※「アニメは米国から追い出されるべきか」

アニメが禁止されるべき理由について「議論」しているこのページのまさに下部に、コメントが付いている。

頭が痛くなってきた・・・。

引用:

「アニメはアメリカの子供たちをマインドコントロールするために日本人が発明した。マインドコントロールは幼少期に、スタジオジブリの映画で始まる。スタジオジブリはレイプについての子供向けアニメ映画を作ったのだから最悪だ。レイプについて! 学校で銃犯罪を犯す人々はなぜ人付き合いが苦手なのか、不思議に思ったことはないだろうか。アニメが原因だ。学校で銃犯罪を犯した人で、アニメを見なかった人はいない。」

ソース:
キャンペーン · トランプに今すぐアニメを禁止させよう · Change.org(英語)
アニメは米国から追い出されるべき? | Debate.org(英語)
ドナルド・トランプ、学校での銃犯罪を止めるために暴力的なビデオゲームと映画を禁止する意向 | Metro News(英語)
キャンペーン · アニメおよびマンガの国際的禁止を成立させよ · Change.org(英語)

以上のコメントをよく読んだら、「やれやれ・・・」ってならなかった?

自分の意見はまた別の機会にシェアしたいが、要点はこういうことだ:

アニメが禁止されることは決してない!

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※「馬鹿言ってんじゃねえ、アニメは止められない」

「私たちはアニメを禁止できるだろうか?」

「私たち」というのが誰のことかは知らないが、誰のことであれ、ぜひやってみるといい。思い通りになることは決してないだろう。個人的な気分以外に正当な理由が何もないからだ。

最終的に彼らは惨めに敗れ、自分が反対するものについて腹を立てて正義の行動を取る代わりに、現実に目覚めることだろう。



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■回答者2(パキスタン)
エエエエ? しかしまたなんで?

馬鹿野郎!(※原文ママ) アニメはハリウッドやボリウッド(※インド映画)のような巨大産業だ。

私たちは映画、TV番組、音楽、その他何であれエンターテインメントを禁止できるか? ノー。ではなぜアニメを禁止するのか?

実際、

1. アニメはたくさんの人に、多くのインスピレーションとモチベーションを与えている。
2. アニメは多くの人の生活がかかっている巨大産業だ。
3. 悟空、ルフィ、金木研、うちはマダラ、ロロノア・ゾロ、その他多くの称賛に値するすごいキャラクターを生み出した。

言及するべき点はまだまだたくさんあるが、書くのが面倒くさい。

とにかく、どうぞ遠慮なくアニメを禁止しようとしてみろ。僕は革命を始めるため最前線に立つぞ・・・ゼハハハ・・・ゼハハハ・・・



■回答者3(アメリカ)
「私たち」と言って誰のことを言っているんだ? アニメに夢中でない人たちのことか? 米国? 全世界?

それに、一体どんな理由でアニメが禁止されるべきなんだ?

どちらにせよ、アニメを禁止しようという試みは、悪い結果を招く可能性がある。現在のところ、コミュニティは巨大でエキセントリックでアニメについて情熱的なので止めるのは不可能だし、しかもこれはアニメファンの反応だ。ファン以外からも賛成しない人はきっと出てくる。アニメのコミュニティは成長を続けるだけだろう。



■回答者4(フィリピン)
十分強く信じれば、可能だ。だろ? われわれは若者たちを日本のゲイ癌(※HIVがかつてこう呼ばれたことがあった)から解放しなければならない。

真面目な話、学校と学校の図書室でアニメを禁止することは可能だが、そういう場所以外でやるのは無理というものだろう。



■回答者5(アメリカ)
できるできないで言えば可能だが、上手くは行かないだろう。米国の宗教的原理主義者は何十年にもわたってポルノを違法にしようとしてきたが、そうした法令を成立させることはできなかった。君が日本のカートゥーンを違法にする法律を制定しようと主張するなら、その半分の支持も得られないだろう。



■回答者6(匿名)
一番簡単なのは君の嫌いなアニメを避けることだろう。なくそうとするんじゃなくて。(嫌いなものは何でもそうすることだ。)



■回答者7
私たちはアメリカのすべてのカートゥーンを禁止できるだろうか?カートゥーンネットワークとニコロデオンを? それだってアニメを禁止することにはならないんだから。アニメを禁止することは不可能だし、みんながアニメについて憤慨する理由も私には分からない。自分が見たことのあるアニメが嫌いだというだけの理由で、他のアニメも嫌いだということにはならない。アニメは一つのジャンルではなく、アニメの中に複数のジャンルがあるんだ。大して努力しなくても、何百万という番組の中には気に入るやつが少なくとも2つは見つけられるだろう。私たちは君をQuoraで禁止にできるだろうか?



翻訳元:Quora



銃犯罪と結びつけるのは犯罪者の98%はパンを食べている理論っぽい。



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