海外Q&Aサイトの「福島の原発事故から6年が経つけど、日本はどれくらい安全なの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1
全てを考慮した上で、恐らく地球上で最も安全な土地の一つだ。放射線に関しては、日本にいるよりも飛行機で日本に来る間の方が多く浴びるだろう。事実、大抵の場所でヨーロッパよりも平均レベルは低い。広島は原爆以来、東京よりも放射能のレベルが高い(それでも危険なレベルではないが)。

たまに高い放射能レベルを示す魚についてのニュース記事があるが、そういう魚は福島の近くで、食用ではなく調査目的で獲ったものだ。



■回答者2(アメリカ)
日本は世界で最も安全な国の一つだ。10歳未満の子供を1人だけで電車に乗らせて1時間かけて学校に行かせるぐらい安全だ。

ただ、夜の銀座には1人で行かない方がいい。恐らく大丈夫だとは思うけど。

多分君は放射線のことを言っているんだろうけど、だとしたら、悪いけど君のロジックはちょっとおかしいね。

だって、日本人やアメリカ軍にとって安全なのに、なぜ君には安全じゃないんだ? アメリカ軍は日本本土に基地を持って、家族とともに住んでいることを忘れないでほしい。そのうち数百人は(日本に駐在していた頃の)僕みたいな原子炉の運転員で、こうした問題については他の大抵の人よりは詳しくて、もし安全じゃなかったら家族がそこにいることを許す筈がない。

日本に行って有意なレベルの放射線を浴びる唯一の原因は、君がたぶん飛行機に乗って行くということだ。空中だと(宇宙線により)0.5 mrem/時だから、従って君は約7 mremを浴びるだろう。典型的なアメリカ人の被曝量は1 mrem/日だ。

皮肉なのは、日本では大抵アメリカの多くの土地より放射線レベルが低いということだ。確かに、一時期の立入禁止区域は危険だった。その周辺だと線量は高かったが、しかし僕のいた東京近辺では標準をわずかに上回る程度で(これについては医療記録もある)、しかも日本の標準値はアメリカよりも低い。日本からアメリカに逃げ帰った観光客は、皮肉なことに実は日本に留まった方が良かったわけだ。

だから、大丈夫だ。僕は放射線を扱う仕事をしているが、何の心配もないので福島産の食べ物や鮮魚を食べて、それから仕事に戻って自分にラディアック(いろいろな放射能測定の総称)を使ってみたが、全て安全だった。

計算もしてみたんだけど、手に入る中で最も汚染されたマグロの切り身でも、バナナや何かほどは被曝しない。ブラジルナッツよりも確実に低いし、温泉に比べたら遥かに低い。



■回答者3(アメリカ)
あの事故の1ヶ月後に日本に旅行した ― 放射性プルームの到達範囲内で3日、そして東京、横浜、鎌倉、仙台その他の町で1週間以上過ごして、緊急医療対応要員にトレーニングを施した。自分の放射線量は毎日チェックした。日本での全2週間よりも、日本へのフライトの方が多くの放射線を浴びていた。

なので、日本は安全だ。

参考:
「原発事故などにより飛散した微細な放射性物質が、大気に乗って煙のように流れていく現象を指す語。いわゆる「放射線ホットスポット」の形成に関与しているものと見られ、分析が進められている。」
放射性プルームとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書



■回答者4(中国)
「どれくらい」という意味だと、君が原発事故をどれぐらい恐れているかに完全に依存する。

君の国の観光局が公式にこの問題を取り上げ日本旅行について警告していないなら、日本に旅行しても安全だろう。

原発の問題を恐れているなら、福島から離れたところ、中部や関西や九州や沖縄に行ってはどうかな。

良い旅を。



翻訳元:Quora



皆さん冷静な反応で安心しました。




原発は“安全”か: たった一人の福島事故報告書



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