海外Q&Aサイトの「なぜ日本の文化は奇妙だと思われることが多いの?」という質問から、回答をご紹介。


■回答者1(アメリカ)
なぜなら、実際に奇妙だから。

僕は世界中を旅して、住んで、実にさまざまな人に出会ってきたけど、日本人はその中で最もユニークな人々だ。アメリカ人として、僕は日本人よりもタンザニアのハッザ族の狩猟採集民の方に多くの共通点がある(ハッザ族 - Wikipedia(英語))。日本海を渡ってすぐ隣の韓国人さえ、アメリカ人との共通点は日本人より多い。アジア、ヨーロッパ、アフリカを旅した今までの全経験のうち、日本と日本人は僕のどんな経験とも異なるものだ。

日本人のことを、喋る言葉と食べるものが違うだけで自分たちと同じだと思う人は多い。関西に5年間住んでいる間、僕の母もそう考えていた。しかし実は日本人はもっとずっと違っていて、もっと複雑なんだ。

日本ではよく「違っている」ことは「良くない」こととされるけど、そういうことが言いたいんじゃない。日本人は全てを違ったふうにやるんだ。考え方も違うし、動作すら違う。

でも、だからこそ僕は彼らが素敵だと思うし、日本に住むようになってから20年間、日本の歴史と文化を学び続けているのもそのためだ。それは日本の葬儀の慣行やメイドカフェといった本当に奇妙なものを掘り下げて行くのとは大違いだ。

日本人は奇妙で、もし彼らがいなければ世界は今よりつまらない場所になるだろう。

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■回答者2
人間は新しい考えを受け入れないものだから。
他人を十把一絡げにしてレッテル貼りをすれば、考え直す必要もなくなる。
アニメのことを知らずに全部ヘンタイとか触手ポルノとか呼ぶ人は沢山いる。実は自分の見てる番組の多くがアニメだとしてもね。

そして歪んだ考えを日本全体にあてはめるんだ。
で、TVで奇妙なゲームショウを一度見ると、日本の文化全体がそうだと思って、二度と考え直すことはない。

これこそ奇妙だ。他の国にも同じことをしたら、こんな感じになるだろう:

「アメリカ人って全員が糖尿病で白人で、何もかもが巨大なんだよね。
中国人って全員が外国人嫌いで、ウサギのように交尾するんだよね。
フランス人って全員シャワーが嫌いで腰抜けなんだよね。」

これが毎日行われている。
しかし、だからこそ僕たちは外国語を学ぶんだ。
他人を理解し、人間についてのすごく歪んだ考えに自分を限定しないために、外国語を学ぶ。
でも実際に日本に行ったことがある人は、いや調べたことさえあれば、誰でも日本には敬服している。
僕自身も含めて、アメリカよりもそっちで暮らそうと思うだろう。



■回答者3(アメリカ)
メディアは許される限りステレオタイプをばら撒き続けるんだよ。日本を奇妙なものとして見ることは、政治的に正しいこととされる。従ってメディアはそれを続ける。

日本は変わってはいるが、メディアが見るほど奇妙というわけではない。メディアは日本について一番奇妙なものだけを取り上げて、それが日本では普通のことみたいに見せるんだ。他の国について同じことをやれば、今度はその国が奇妙に見えるようになるだろう。



翻訳元:Quora



たまに日本人も知らない流行が紹介されてて戸惑います。



ヘンな日本美術史



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