海外Q&Aサイトの「アニメによく出てくる日本についての誤解は?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者(ドイツ)
順不同になっちゃうけど、まあいいか。思い付くものから。
アニメとは違って・・・
翻訳元:Quora
高校の屋上って謎の青春感がありますよね。

屋上のウインドノーツ (文春文庫)
■回答者(ドイツ)
順不同になっちゃうけど、まあいいか。思い付くものから。
アニメとは違って・・・
- 大抵の生徒は、先生みたいに権威のある人に話しかける時「くだけた話し方」をしない。特別に優しい先生とか、あるいは不良がたまにそういうことをするだけ。
- 日本の巫女は、邪悪なものを祓って回る神道風の魔法少女ではない。巫女は確かに儀礼的・世俗的なお勤めを行っている。特に神社の地面を掃き清めるのがそうだ。しかし、悪魔祓いやそれに類する派手な(従って高額な)活動は、普通は神職の手に委ねられる。
- 同様に、神社に巫女だけが住んでいることはない。ほぼ常に神主が一緒にいる。但し皺くちゃの爺さんだからティーン向けのTVには役に立たない。
- 生徒が学校まで車で送ってもらうことはない。たとえ家が裕福であってもしない。日本は「子供に公共交通機関を使わせることで独立心を養う」のが大好きだ。実際これは、車通学という演出が視聴者を驚かせ「お嬢様」キャラの特異性を強調するのに使われる唯一の理由だ。
印象的な場面。が、まず校則違反
- 平均的な日本の両親は死んでない。まして「長期の海外旅行に行って」いたりもしない。日本のビジネスの世界ではバケーションは短いことを覚えておこう(2週間でもちょっと取り過ぎと思われる)。
- 納豆は見た目も味も食感も、外国人にとってさえ、アニメに出てくるのの半分も奇妙ではない。実際はすごく口当たりの良いものだ。と思いきや、新鮮な生卵を(みんながやるように)入れてみると・・・うん、無理。
- 現実の日本の学校の水泳着・体操着は、アニメに出てくるのとはほとんど、あるいは全く似ていない。「ブルマー」や、濃紺色でワンピースの「スク水」(あれ実際はツーピースだけど・・・まあいいや)は、ある時期までは実際にそうだったけど、2000年を迎える前にはなくなっていた。
古風な趣。が、こうした誇り高き女子生徒は1990年以後もはやいなくなった
- 似た話として、裕福な日本の家庭に家政婦はいないし、ヴィクトリア朝風のメイド服は迷信である。まして外でメイド服を着ている人がいないことは言うまでもない。
- さらに、本当の大金持ちでも、アニメに出てくるような広大な庭のあるステレオタイプの西洋風大豪邸には、滅多に住まない。首相でもなければ、単純にそれだけの土地がない。対照的に、(同じくらいよく出てくる)壁で囲まれた巨大な日本家屋のお屋敷は、多少は信じていい。この種の屋敷は今でも実在する ― 大抵は田舎にあって、年寄りで金持ちの地元の一家が住んでいる。
- 日本の学校には屋上があることが多いが、普通は立入禁止で鍵がかかっている。従って屋上で昼を食べたり、夕陽を背に告白したりといったことは・・・起こらない。
喚起的な一景。が、鍵はまたどこから盗んできたんだ?
- 大抵の生徒は、非常に大人しく退屈な髪型をしていて、普通はブリーチもカラーリングもしていない ― 校則で禁止されているから。
- 混浴温泉は今日でも存在するが、入り口は男女で完全に分かれている ― 混浴は奥で繋がった「プール領域」に過ぎない。また水は意図的に不透明なミルク色にしてある。
- 幼稚園を卒園したら、日本人の女性は自分を3人称で呼ぶことはまずない。アニメでは可愛らしいものと見なされているが、現実では「ぶりっ子」(大袈裟に子供っぽい/可愛い振る舞いすることで実際より年下に見せかける女)の印で、大抵は軽薄(場合によっては不快)と思われる。
翻訳元:Quora
高校の屋上って謎の青春感がありますよね。

屋上のウインドノーツ (文春文庫)
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