海外Q&Aサイトの「日本人はネット上の『奇妙な日本』の流行に迷惑してない?」という質問から、回答をご紹介。


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質問に添付されていたURL。日本についてのステレオタイプ的なファッション記事を批判したもの:
日本の若者文化はステレオタイプではない | IKIMASHO!(英語)


■回答者1(ドイツ)
まず、この問題でしょっちゅう苛立っていた日本人の回答者を少なくとも1人知っている。僕もこの件に関してはそうだ。

しかし全ての日本人がそうかと言うと、多分違う。なぜなら結局のところ平均的な日本人は、そもそも世界での日本のイメージについてそんなに気にしていないからだ。何はともあれ英語メディアを読む日本人はごく僅かだし、日本のメディアは日本が奇妙なイメージで伝えられているという可能性をそれほど指摘しないからだ。指摘するとしても大抵は、「日本を完全に誤解しているバカな外国人」という無害で面白い見方を選ぶ。

実際僕は、外国人が日本について悪い印象を ― 「マスコミのイカレた報道」以外の原因で ― 抱くことを、本気で懸念している日本の番組を一つも見たことがない。日本の番組の全てが日本をちやほやしているわけではないが、この種が意見を出てきにくくなる実に多くの要因が働いていることを考えれば、これはそう驚くことではないだろう:

  • 第一に、日本人には常に、文化的な集合意識に深く固定された「日本は特別だ」という明確な考えがある。たまに最悪の場合、露骨に「優れている」という形をとることもある ― しかしそれ以外の場合でも、彼らは少なくとも自分たちが外国とは大きく「異なっている」と思っている・・・そしてこの異質性は、彼らの多くにとってそれだけで自尊心の根拠となっていることが多い。
  • 第二に、普通の人が接するマスコミの番組について言う限り、外国に対する日本人の見方は明らかに幾分歪んでいる。日本では外国人と外国の文化はほぼ常に、浅薄なエンターテイメント(悪くすれば、お笑い)のネタとして利用されるに過ぎない。言い換えると、西洋で「奇妙な日本」という記事が1本出る度に、日本のメディアでは同じぐらい疑わしい「バカな/おかしな外国人」という記事が見つけられる・・・もしかすると後者の方が多い。
  • 第三に、そもそも他国の人間と触れ合う機会のある日本人は比較的少ない。これは米国と似ているが、有効なパスポートを持っているのは日本人のわずか3分の1(実際にはそれ以下)で、通常の1年間で海外旅行に行く人は20%を大きく下回る。
  • 最後に、日本に住む外国人のうち、平均的な「ネットで流行ってる日本の面白ネタ」の消費者ではない、日本の文化について知識のある層はほんの一握り(5%未満)だ・・・そして普通の日本人が、日本について歪んだ知識を持っている人に会う必要がない理由は分かるだろう。

手短かに言えば:西洋の様々なメディアで日本が大きく誤解されていることを心配している日本人は、確かに存在する。そして心配するのはもっともだ。

しかしそういう人は必然的に、特別に国際感覚のある少数派(研究者、交換留学生、国際ビジネスマン、知識人)であることが多い。一方、日本の「普通の人」は、こうした歪みについて余り知らない ―そして知ったとしても、ちょっと面白い外国の出来事ぐらいに捉えておしまいにする可能性が最も高い。



■回答者2
一般に日本人は英語のサイトを読まないので、この流行を知らないんだろう。しかし知ったとしても多分大して気にしないだろうし、ちょっと面白いとさえ思うかもしれない。




翻訳元:Quora



悪意のない誤解ならまあ・・・



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