海外Q&Aサイトの「足首を痛めずに日本文化式にひざまずく正しいやり方を教えて」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(フランス)
ないんだなこれが。

この体勢は「正座」という。「正しい座り」という意味だ。日本人にとっても快適ではない。単純に、座る方法として自然な体勢じゃないんだ。考えてみれば分かるが、足先の上に座って膝関節に大きな負荷をかけるというのは、解剖学的に言って非常に不自然だ。

僕は日本で剣道をやっている。僕が通っている道場では、普段の稽古で、道着の準備をする時と休む時、そして道着を整理する時の少なくとも3回、さらに追加で数回正座する。

一度の稽古で3回の正式な正座の間に、数分から10分以上、この体勢をとっていることもある。この時は、板敷きの床に座っていると大抵足と足首の感覚がなくなって、関節が硬直して何とも悩ましい。センセイ(マスター)が立つまでは誰も立ってはいけない。センセイは正座がどれだけ辛いか知っているのに、それでも喋って喋って喋り続けることがある。これはわざとだ。あるセンセイが話してくれたのだが、意図してやっている。僕たちを強くし、忍耐力を鍛えるためなんだ。

一方の脚にかかる負担を軽くするために、足を交差させてみてもいい。結果、センセイが背後に回り込み、君を皆の前で叱責する。

もちろん、これは剣道に特有のことかも知れない。剣道は礼を遵守することにかけては非常に厳格なことで有名だ。しかしこれは社会での現実を反映している。床に座ることになっているような非常にフォーマルな場では、礼を守ることに熱心な日本人はまず正座し、そして年上の人か目上の人がくつろいで脚を組んで座っていいと言ってくれるのを待つ。初めから正座以外の座り方をするのは、目上または年上の人の前では失礼なことだと考えられている。

常識はこの場合も当てはまる。日本人は、脚に問題を抱えている人に正座を遵守するよう強制することは決してない。剣道でもそうだ。もし君がこれに該当するなら、単にそう断って、痛くならない方法で座ればいい。とはいえ、もし君が正座をできるなら、日本人はそれがいかに辛いものか知っているので感心し、きっと君を不屈の精神の持ち主だと結論づけるだろう。



■回答者2(日本)
この質問は投稿されてからちょっと時間が経ってしまっているが、今まで誰も言ってない実践的な方法で、効果的に楽に正座ができるようになる器具のことを知らせたい。

ネイティブの日本人として、日本の文化での跪き方(正座)が日本を訪れる多くの外国人にとっては非常に苦痛で、時には健康を害するものだということは理解している。

僕にとってもそうで、他の人たちが正座しているところでも僕は断ってヨガ式に座る。

日本人でさえいつも嫌々ながら正座をしているということは全ての日本人が知っていることなので、心配には及ばない。好きなように座ればいい。

かつては、正座は正統な日本文化における標準の伝統的規範とされていたが、今日では正座が必要となるような場は少ない。ただ茶道でだけは避けることができない。

だから外国人にとって正座に関する問題は何もないと思う。

しかしどうしてもという場合は、下の写真を見てもらいたい・・・

うわっ、米国で買うと値段が倍もするんだ! じゃあ日本で買おう。

楽しんで!

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参考:Amazon|ソファー生地を採用した国産折り畳み携帯正座椅子「正座革命」【カラーバリエーション有り】made in Japan (グレー)|座椅子 オンライン通販



■回答者3(アメリカ)
この写真を注意して見ると、足首の外側が床に触れるように脚を折り曲げて、いわば上に座れる台を足で作っているのが分かると思う。

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私はこのやり方で座っていて足首が痛くなって困ったことはないわ。でも数分も経つと脚は痺れる。これを避ける方法は分からない。



■回答者4(アメリカ)
正座をする時は毎回痛くなって、脚の感覚がなくなる。日本人の女の子で、お琴の披露をする時に着物の裾の中に枕を押し込んでる子がいたわ。こんな感じで:

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前回日本にいる間に私も一つ買ったけど、これはほんと快適!



■回答者5
これはテクニックの問題ではないし、また単に慣れの問題でもない。

男性なら、多少フォーマルな場であれば初めの間、少なくともスピーチと乾杯が終わるまでは正座するだろう。それが済むと胡座に切り替えることができる。特にフォーマルというわけでなく単に食事やお茶に招かれた場合も、主人役の人が足を崩すよう勧めるまで、初めにテーブルにつく時は私は正座をする。

同様に女性は、片方のお尻の上に座って両脚は反対側に伸ばすという、マーメイド式の座り方(※横座り)に切り替えることができる。

私は胡座がかけないが、何年も経って気づいてみると、必要に迫られて正座はできるようになっていた。胡座(これは正座より男っぽい)やマーメイド式よりも大抵の場合は快適だからだ。マーメイド式は正座よりなよなよした感じで、男らしい連中にからかわれるリスクがある。

食卓以外でも、気がつくと床に正座して、枕か何かを支えにしたパソコンに向かって仕事をしていることがある。

足首に問題が生じたことはないが、立ち上がる時は膝が痛むし、脚は痺れる。それでも脚が痺れたまま長い間座っていられる。立ち上がるまで気づかなくて、歩き出そうとするまでその場に30秒ほど立っている必要がある。



翻訳元:Quora



言われてみると確かに不自然な座り方なんですよね。



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