海外Q&Aサイトの「昔の日本人は自分達が世界の神々の一番のお気に入りだと信じていたの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(中国)
これは・・・興味深いな。

古代文化の多くは自分たちを贔屓にしてくれる神を崇拝していた。これは驚くことではない。日本の原始宗教である神道では、最高神は太陽の女神であるアマテラスで、その孫が今の日本の中国地方に当たる土地を統治するために天下ったニニギだ。ニニギのひ孫は日本の初代天皇、神武天皇になった。この信仰は、ヒロヒト天皇が臣民に自分が神ではないと宣言した1946年まで続いた。

しかし日本の宗教は、神々の居場所は高天原という日本とは別のところであり、日本には橋で繋がっていると述べている。これ自体は北欧神話のような他の神話と大して変わらないが、同時に日本は、高天原が地上のどこか、日本の外にある、日本の領土拡大にとっての一種の「約束の地」であるとも信じていた。これが最も顕著になったのは第2次大戦中で、当時日本の軍人・石原莞爾は高天原が実は満州にあり、日本の中国侵略は単に神話時代からの先祖の土地を取り戻しているだけだと述べている。

ここから更に厄介になるのはアマテラスが女神だという問題だ。これは東アジアでは珍しい。中国の太陽神は男性で、日本の神話に大きな影響を与えたインドの神話でもそうだ。学者たちは、アマテラスが女神として描かれたのは、実際には蘇我氏(500~645年頃)が推古天皇と皇極天皇(※斉明天皇)を皇位につけるための正当化だったと主張している。当時の中国の史料は「倭の女王卑弥呼」の統治について触れているが、これが誰だったかは日本の史料では意見が分かれている。日本の最古の歴史書(と言っても書かれたのは8世紀)である古事記にも日本書紀にも、卑弥呼については言及がない。ただ卑弥呼だった可能性のあるシャーマンの候補は上がっている。弥生時代として知られるこの時代は一次史料を欠いており、学者たちは弥生文化の起源について今も合意を見ていない。従って古代の日本人が、歴史記録から知ることができる神道とは非常に異なった宗教を持っていたことも全くあり得ることだし、また弥生の起源が移住者だったとすると、古代の日本人が日本を神々のお気に入りの土地と見ていたと推測することは困難だ。



■回答者2(アメリカ)
僕が間違ってなければ、日本以外の国は日本の神話(神道)には登場しないので、お気に入りも何もない。



翻訳元:Quora



かなり後の時代になってからの発想ですね。



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