海外Q&Aサイトの「稼働中の粒子加速器の中に人が入ったらどうなるの?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者(アラブ首長国連邦)
こうなる。
写真の男性はアナトーリ・ペトロヴィッチ・ブゴルスキー。
1978年7月13日、彼は誤って粒子加速器の中に頭を入れて陽子線に撃たれた。
痛みは感じなかった。ただ眩しい白色のフラッシュが見えて、そして彼の顔は膨れ上がった。
それから数日後、彼の皮膚は陽子線が当たったところまでめくれた。
彼の知的能力には事実上一切ダメージがなかったが、ただ頭脳労働をすると際立って疲れやすくはなった。ブゴルスキーは左耳の聴力を完全に失い、不快なノイズが常に聞こえる状態になった。顔の左半分は神経が損傷したため麻痺した。複雑部分発作を時折、また稀には強直間代発作を起こす(※いずれもてんかんの発作の一種)ことを除けば、問題なく行動することができた。
彼は顔の半分が麻痺した、片方の耳が聞こえないてんかん患者だ。
しかし生き延びた。
翻訳元:Quora
こういう質問にもさらっと回答が出てくるのがQuoraの面白いところです。
光のスピードに迫る―粒子加速器の話 (ポピュラー・サイエンス)
参考:
「加速器(かそくき、particle accelerator)とは、荷電粒子を加速する装置の総称。原子核/素粒子の実験による基礎科学研究のほか、癌治療、新素材開発といった実用にも使われる[1]。」
加速器 - Wikipedia
■回答者(アラブ首長国連邦)
こうなる。
写真の男性はアナトーリ・ペトロヴィッチ・ブゴルスキー。
1978年7月13日、彼は誤って粒子加速器の中に頭を入れて陽子線に撃たれた。
痛みは感じなかった。ただ眩しい白色のフラッシュが見えて、そして彼の顔は膨れ上がった。
それから数日後、彼の皮膚は陽子線が当たったところまでめくれた。
彼の知的能力には事実上一切ダメージがなかったが、ただ頭脳労働をすると際立って疲れやすくはなった。ブゴルスキーは左耳の聴力を完全に失い、不快なノイズが常に聞こえる状態になった。顔の左半分は神経が損傷したため麻痺した。複雑部分発作を時折、また稀には強直間代発作を起こす(※いずれもてんかんの発作の一種)ことを除けば、問題なく行動することができた。
彼は顔の半分が麻痺した、片方の耳が聞こえないてんかん患者だ。
しかし生き延びた。
↑コメント1
顔の左側が年とってて、ぐにゃっと垂れ下がってるけど、発作を起こすとよくこうなる。年寄りの場合、顔の半分だけが若く見えたり皺が少なかったりするのは、片側性顔面下垂(unilateral facial droop)の可能性がある。
↑コメント2(アメリカ)
脳か第7脳神経への傷害によるものだな。顔面下垂の簡単な説明については「ベル麻痺」でググってくれ。参考:
「ベル麻痺(ベルまひ)とは、顔面神経の麻痺によって障害側の顔面筋のコントロールができなくなった状態のことである。顔面神経麻痺の原因として脳腫瘍、脳卒中、ライム病などがあるが、原因が特定できない場合にベル麻痺と呼ばれる。」
ベル麻痺 - Wikipedia
「顔面神経(がんめんしんけい、facial nerve)は、12ある脳神経の一つで第七脳神経(CNVII)とも呼ばれる。」
顔面神経 - Wikipedia
↑コメント3(イギリス)
何の意味もない。イオンビームは真空中でないと使えない。密閉した容器の中にどうやって頭を突っ込むことができたんだ? 彼の頭は実験の一番最初から加速器の中に、あるいはビームラインの中になければいけなかった筈だが、生き延びるには酸素が必要だ。どうすればこんな事がたまたま起こり得る?
↑コメント4
加速器がプロトンを放出するのに真空は必須じゃないだろ。真空はビームを効率的にして焦点を合わせるだけだ。
↑コメント3
焦点の合ったイオンビームを放出するのには必須だ。
彼の怪我の画像:
「焦点の合ったビーム」だ ― 私はこの事故について議論してるんじゃない。彼が大気中で焦点の合ったイオン「ビーム」に撃たれてはいないという事実について議論している。大気中では生成しないんだから。空気は稠密すぎて、イオンがそんなビームになるまで加速するのに必要な巨大なポテンシャルでさえ、真空密閉を完全に保つには不十分だ ― そして真空でなければ、(a)「光速に近い」速度で進むことも、(b)彼の医療記録で説明されているような焦点の合った「ビーム」を保つことも不可能だ。
↑コメント5
粒子加速器に頭を突っ込まなかった並行世界のドッペルゲンガーと顔の半分が粒子で入れ替わった説好き
↑コメント6
新しい若返り法のニュースはこの後すぐ
翻訳元:Quora
こういう質問にもさらっと回答が出てくるのがQuoraの面白いところです。
光のスピードに迫る―粒子加速器の話 (ポピュラー・サイエンス)
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貴重な人体実験に貢献してくれたわけだが