海外Q&Aサイトの「日本ではイジメが大きな問題になっているの?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(ブルガリア)
イエス。
武術の道場の隣で子供のためのイジメ防止プログラムをやっていたことがあるが、近隣からかなりの数の子供たちがやって来た。
明らかに一番のターゲットは国際結婚で生まれた子供たちで、変わっているという理由でいじめられていた。これは悲しいことだ。日本でレイシズムがどれだけ残っているかを基本的なレベルで表しているからだ。
イジメっ子たちは単純に自分の親に教わったことを言ったりやったりしていて、僕は子供たちの口から随分嫌な話を聞いた。
■回答者2(アメリカ)
ノー。せいぜい米国や英国で問題になるのと同じ程度だ。真の問題は、少なくとも日本でのイジメについての海外の認識という点で言えば、海外のメディアの取り上げ方だ。
日本には国じゅうにオフィスを構える全国紙が沢山ある。イジメによる自殺がどこかで1件あると全国ニュースになって、数日間、時には数週間話題になり続ける。
さらに、日本には国による教育と警察のシステムがある。米国にはどちらもない。これは、イジメとそれによる事件のデータが日本では全国的なものになるのに対して、米国ではそうならないということだ。
注意して見るなら米国でも似たようなニュースは見つかるだろうが、自殺の報道は通常ローカルなものに留まり、全国区になったとしても1日か2日でニュースは消える。
米国には日本での意味の全国紙がないし、テレビのネットワークとローカル局は日本のように全国紙と繋がっていない。
イギリスには全国紙があるが、日本ほどの規模ではないし、その新聞も日本でのように放送には繋がっていない。さらに、英国では若者の自殺についての報道は模倣を招くと思われているため、軽い扱いにするかそもそも報道しないという方針があるようだ。
以上全てから言えるのは、無知な、しかも反日的なバイアスを抱いている可能性もある外国人記者が、イジメによる自殺の報道を見て日本でのイジメのレベルを大げさに言い立てるということだ。
イジメの問題がないというわけではないが、ただ海外メディアの報道では無知でバイアスのかかった記者が誇張しているということだ。
米国や英国の記者が書いた日本でのイジメに関する記事を読むと、いつも思うのは「お前は自分の国や他の英語圏の国で何が起こっているか読んだことがないのか?」だ。
このニュースについて考えてほしい。
アクーブラの少女ドリーのイジメ自殺でオーストラリアに衝撃 - BBC News(英語)
※オーストラリアの帽子ブランド、アクーブラ(Akubra)の広告で有名だった少女が、イジメを苦に自殺した事件についての記事
これは一瞬話題になって消えた。もし日本でこのようなことが起こったら、地元メディアは数週間報道し、日本に関する海外の報道は1年経ってもまだこの件を引き合いに出すだろう。
このニュースについて考えてほしい。
サイバーいじめ:小さなアリーヤの死の物語 - Story | WJBK(英語)
※学校とネットでイジメを受けて9歳の少女が自殺した事件についての記事
ローカルなニュースで、すぐに消えた。
「bullying suicide -japan」(イジメ 自殺 -日本)でGoogle検索してみるといい。ハイフンを付けると日本に言及している記事が除外される。学校でのイジメとそれによる自殺が、英語圏の国々で広く見られる問題だということが分かるだろう。
Amazonへ行って「bullying suicide」(イジメ 自殺)や「bullying schools」(イジメ 学校)で検索すれば、米国での状況を対象とした本が大量にあることが分かるだろう。
繰り返しになるが、日本にイジメがないと言っているわけではない。問題でないと言っているわけでもない。言いたいのは、この件についてよく読んで調べて、他の国々でのイジメの報告に目を通したのでなければ、海外の記者が日本について書いた記事に基づいたうわべだけの印象から、日本での状況について大きく誇張された認識を持ってしまうということだ。
翻訳元:Quora
「卑劣な日本人・アジア人」というステレオタイプで誇張されて伝わっていると感じることはあります。
関連記事:
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ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)
■回答者1(ブルガリア)
イエス。
武術の道場の隣で子供のためのイジメ防止プログラムをやっていたことがあるが、近隣からかなりの数の子供たちがやって来た。
明らかに一番のターゲットは国際結婚で生まれた子供たちで、変わっているという理由でいじめられていた。これは悲しいことだ。日本でレイシズムがどれだけ残っているかを基本的なレベルで表しているからだ。
イジメっ子たちは単純に自分の親に教わったことを言ったりやったりしていて、僕は子供たちの口から随分嫌な話を聞いた。
関連記事:
外国人「日本人は知らないだけ。日本には隠れたレイシズムがある」
■回答者2(アメリカ)
ノー。せいぜい米国や英国で問題になるのと同じ程度だ。真の問題は、少なくとも日本でのイジメについての海外の認識という点で言えば、海外のメディアの取り上げ方だ。
日本には国じゅうにオフィスを構える全国紙が沢山ある。イジメによる自殺がどこかで1件あると全国ニュースになって、数日間、時には数週間話題になり続ける。
さらに、日本には国による教育と警察のシステムがある。米国にはどちらもない。これは、イジメとそれによる事件のデータが日本では全国的なものになるのに対して、米国ではそうならないということだ。
注意して見るなら米国でも似たようなニュースは見つかるだろうが、自殺の報道は通常ローカルなものに留まり、全国区になったとしても1日か2日でニュースは消える。
米国には日本での意味の全国紙がないし、テレビのネットワークとローカル局は日本のように全国紙と繋がっていない。
イギリスには全国紙があるが、日本ほどの規模ではないし、その新聞も日本でのように放送には繋がっていない。さらに、英国では若者の自殺についての報道は模倣を招くと思われているため、軽い扱いにするかそもそも報道しないという方針があるようだ。
以上全てから言えるのは、無知な、しかも反日的なバイアスを抱いている可能性もある外国人記者が、イジメによる自殺の報道を見て日本でのイジメのレベルを大げさに言い立てるということだ。
イジメの問題がないというわけではないが、ただ海外メディアの報道では無知でバイアスのかかった記者が誇張しているということだ。
米国や英国の記者が書いた日本でのイジメに関する記事を読むと、いつも思うのは「お前は自分の国や他の英語圏の国で何が起こっているか読んだことがないのか?」だ。
このニュースについて考えてほしい。
アクーブラの少女ドリーのイジメ自殺でオーストラリアに衝撃 - BBC News(英語)
※オーストラリアの帽子ブランド、アクーブラ(Akubra)の広告で有名だった少女が、イジメを苦に自殺した事件についての記事
これは一瞬話題になって消えた。もし日本でこのようなことが起こったら、地元メディアは数週間報道し、日本に関する海外の報道は1年経ってもまだこの件を引き合いに出すだろう。
このニュースについて考えてほしい。
サイバーいじめ:小さなアリーヤの死の物語 - Story | WJBK(英語)
※学校とネットでイジメを受けて9歳の少女が自殺した事件についての記事
ローカルなニュースで、すぐに消えた。
「bullying suicide -japan」(イジメ 自殺 -日本)でGoogle検索してみるといい。ハイフンを付けると日本に言及している記事が除外される。学校でのイジメとそれによる自殺が、英語圏の国々で広く見られる問題だということが分かるだろう。
Amazonへ行って「bullying suicide」(イジメ 自殺)や「bullying schools」(イジメ 学校)で検索すれば、米国での状況を対象とした本が大量にあることが分かるだろう。
繰り返しになるが、日本にイジメがないと言っているわけではない。問題でないと言っているわけでもない。言いたいのは、この件についてよく読んで調べて、他の国々でのイジメの報告に目を通したのでなければ、海外の記者が日本について書いた記事に基づいたうわべだけの印象から、日本での状況について大きく誇張された認識を持ってしまうということだ。
翻訳元:Quora
「卑劣な日本人・アジア人」というステレオタイプで誇張されて伝わっていると感じることはあります。
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