海外Q&Aサイトの「見えるところにタトゥーのある西洋人が日本で暮らすのってどんな感じ?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(アメリカ)
1. ジムの会員になったり、銭湯や温泉に行ったりはできない。実際僕のジムには、英語と日本語でタトゥー禁止という写真と掲示がある。人を怖がらせて、他の会員が辞めてしまうんだ。
2. 「いい子」な女の子は大抵、タトゥーのある男と付き合わない。見える位置にある場合は特にそうだ。ほとんどの親は激しく反対するだろう。彼女の家族とはどんな形にせよ関係を持てそうにないし、彼女の方はもし自分の家族と親密なら、十中八九、決断を下さなくてはならなくなる。誰と付き合うかで娘を勘当したり避けたりするのは野蛮だと思うだろうが、実際これは珍しいことではない。1950年代に白人の女性が黒人の男を家に連れてきたと考えてみてくれ。
3. タトゥーがあってきちんとした服装をしていると、人々はもっと怖がる。確実にマフィアの一員だと思われる。西洋人はこれをバカバカしいと思うが、日本では今もマフィアは非常に活発だ。'60年代のラスベガスや'70~'80年代の東海岸を考えてくれ。実際に人が暴力を振るわれて殺されていて、リアリティ番組にも出なかった。
彼女や奥さん、友達を作れないというわけではないが、仕事を探すのと同じで自分に大きく制限をかけることになる。極めて保守的な社会だからね。ただ少なくともサウジアラビアほどではない。
僕はずっとタトゥーを入れたいと思っていたが、妻が1つでも、たとえマンガのキャラクターの小さいやつ1つでも入れたら離婚するって言うんだ。妻は15年間米国住みだ。ちなみにこれはジョークではない。日本人は大抵ジョークを言わない。
追記:
手短かに言うと、1950年代のアメリカにデロリアンでタイムトラベルするのにそっくりだ。カップルや家族向けの個室温泉というのがあって、タトゥーを完全に隠していれば入れるが、しかしたとえタトゥー禁止と書かれていなくても、ジムや銭湯や温泉で見つかったら出て行くように言われるだろう。日本人かアジア人でなければヤクザの一員と思われることはないだろうが、しかし普通の人は君を犯罪的な要素があると思って、外国人であるというだけで避けようとするのに、いよいよ関わりを持たないようにするだろう。混んだ電車の中だとこれは非常にはっきりしていて、周りに大きな空間ができるだろう(黒人が日本で大抵そういう扱いを受けるのと同じ感じだ)。
追記2:
東京と大阪の数ヶ所、それから米軍基地の周辺のエリアにも少し、誰もタトゥーを一切気にしないところはある。吉祥寺(酔っ払いの外国人に人気の歓楽街をヤクザが仕切っている)、原宿、心斎橋や難波といった大阪南部だが、しかしカリフォルニアと同じ大きさの日本でわずか数ブロックだ。例えばイランやサウジアラビアでもゲイに好意的な人や地区は見つかるだろうが、これらの国が全体としてはゲイに友好的ではなく受け入れがたいと思っているという事実は変わらない。どちらの国も、20年前に比べれば環境は恐らくリベラルになってきているだろうが、非常に保守的で変化の緩慢な社会だ。
日本は違う国で、人々が好きになれない点や同意できない変わった点がある国だというのが現実だ。これはタトゥーのことだけに限らない。東京の僕の日本人の義母は、こんな人に出くわしたら:
アイオワの僕の母がこんな人に出くわしたのと似たリアクションをするだろう:
義母も実母もこういう人を見たことはある。どちらも居心地が悪い思いをして、彼らに近づこうとせず、また明らかにこんなのを義理の息子にしたいとは思わないだろう。その他にも米国の方が日本よりずっと保守的な例は沢山ある・・・飲酒とか。大抵の日本人(そして韓国人、ロシア人、フランス人、イタリア人・・・)は、米国の厳格な基準だとひどいアル中だ。
■回答者2(アメリカ)
実にクレイジーな回答をフィードで見てしまったので(まあ単に情報が古いんだろうが)、これには答えないとな。日本に10年以上住んでて、僕自身はタトゥーをしていないが、20~30代の友人の多くは袖の辺りとかに1つか2つタトゥーを入れている。タトゥー禁止の温泉や銭湯のことはたまに耳にするけど、大抵の場所は今どき問題にしていない。人と会うにしても同じだ。西洋人のタトゥーを見てちょっと引く人は今でもいるが、多くの人は今では僕ら西洋人の観点で見ている。日本の若い子たちも最近ではよくタトゥーをしている(言いたいのは、タトゥーのある人には近づかないでおこうという態度は、日本ではタトゥーの組織犯罪の伝統に関係しているという事だ)。
何にせよ、簡単に言うと、日本以外と同じで、タトゥーがあってもなくても冷たい人はいる、同調してくれる人もいる、そしてもちろん、いつまでも分かってくれない人も少しはいる。
■回答者3(アメリカ)
2012年に観光客として何日か東京に行ったことのある、アジア系アメリカ人としての回答。この質問への回答の幅が広がると思うので書いておくね。
背中の上部に、直径が大体6インチ(※約15cm)ぐらい(測ったことはない)のタトゥーを入れている。普段はTシャツを着てタトゥーは隠れているから、大抵の人は知らない。別に彼(タトゥーの名前はデクスター)が恥ずかしいわけじゃなくて、彼は私だけのものだから、タトゥーをしていることを触れ回る必要はないと思ってる。
とにかく、東京には夏に行って、暑かった。タトゥーに関しては何も問題はなかった ― けど、東京を立つ時になって突然、飛行機に乗る前に止められて、手荷物を全部調べてボディチェックをされた。妹は困った顔で私を見てたわ。
その時着てたのはすごくゆるいトップスで、 ― 片方が落ちてタトゥーの一部が見えるぐらいゆるかった。バックパックのストラップがちょうどその一部にかかって、タトゥーだということがよく見えるようになっていた。私のボディチェックをした女性は、最後にはちょっと申し訳なさそうな顔をしてた。多分私を止めるように言われたのね。
自分が ― 身長5フィート(※約152cm)のアジア人の女の子が ― 選ばれたのは、どことなく不穏なオーラを発していたからなのか、単にタトゥーがあるから用心されたのかは分からない。
どっちにしても、以上が私の話。
どこに行ってどんな人に会うかによって大きく違うとは思うけど、でも他の回答者も言っているように、日本人はタトゥーのある人には実際ちょっと差別的で、あからさまにサービスを拒否する人もいる。それでも、タトゥーをする人は増えている ― それも犯罪に関わっているからだけじゃないわ。
翻訳元:Quora
気になるとしたら衛生面かな。
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TATTOO LIBRARY (富士美ムック)
■回答者1(アメリカ)
1. ジムの会員になったり、銭湯や温泉に行ったりはできない。実際僕のジムには、英語と日本語でタトゥー禁止という写真と掲示がある。人を怖がらせて、他の会員が辞めてしまうんだ。
2. 「いい子」な女の子は大抵、タトゥーのある男と付き合わない。見える位置にある場合は特にそうだ。ほとんどの親は激しく反対するだろう。彼女の家族とはどんな形にせよ関係を持てそうにないし、彼女の方はもし自分の家族と親密なら、十中八九、決断を下さなくてはならなくなる。誰と付き合うかで娘を勘当したり避けたりするのは野蛮だと思うだろうが、実際これは珍しいことではない。1950年代に白人の女性が黒人の男を家に連れてきたと考えてみてくれ。
3. タトゥーがあってきちんとした服装をしていると、人々はもっと怖がる。確実にマフィアの一員だと思われる。西洋人はこれをバカバカしいと思うが、日本では今もマフィアは非常に活発だ。'60年代のラスベガスや'70~'80年代の東海岸を考えてくれ。実際に人が暴力を振るわれて殺されていて、リアリティ番組にも出なかった。
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外国人「日本旅行中、どこに行ったらヤクザに会える?」
外国人「ヤクザは日本で政治的な力を持っているの?」
彼女や奥さん、友達を作れないというわけではないが、仕事を探すのと同じで自分に大きく制限をかけることになる。極めて保守的な社会だからね。ただ少なくともサウジアラビアほどではない。
僕はずっとタトゥーを入れたいと思っていたが、妻が1つでも、たとえマンガのキャラクターの小さいやつ1つでも入れたら離婚するって言うんだ。妻は15年間米国住みだ。ちなみにこれはジョークではない。日本人は大抵ジョークを言わない。
追記:
手短かに言うと、1950年代のアメリカにデロリアンでタイムトラベルするのにそっくりだ。カップルや家族向けの個室温泉というのがあって、タトゥーを完全に隠していれば入れるが、しかしたとえタトゥー禁止と書かれていなくても、ジムや銭湯や温泉で見つかったら出て行くように言われるだろう。日本人かアジア人でなければヤクザの一員と思われることはないだろうが、しかし普通の人は君を犯罪的な要素があると思って、外国人であるというだけで避けようとするのに、いよいよ関わりを持たないようにするだろう。混んだ電車の中だとこれは非常にはっきりしていて、周りに大きな空間ができるだろう(黒人が日本で大抵そういう扱いを受けるのと同じ感じだ)。
追記2:
東京と大阪の数ヶ所、それから米軍基地の周辺のエリアにも少し、誰もタトゥーを一切気にしないところはある。吉祥寺(酔っ払いの外国人に人気の歓楽街をヤクザが仕切っている)、原宿、心斎橋や難波といった大阪南部だが、しかしカリフォルニアと同じ大きさの日本でわずか数ブロックだ。例えばイランやサウジアラビアでもゲイに好意的な人や地区は見つかるだろうが、これらの国が全体としてはゲイに友好的ではなく受け入れがたいと思っているという事実は変わらない。どちらの国も、20年前に比べれば環境は恐らくリベラルになってきているだろうが、非常に保守的で変化の緩慢な社会だ。
日本は違う国で、人々が好きになれない点や同意できない変わった点がある国だというのが現実だ。これはタトゥーのことだけに限らない。東京の僕の日本人の義母は、こんな人に出くわしたら:
アイオワの僕の母がこんな人に出くわしたのと似たリアクションをするだろう:
義母も実母もこういう人を見たことはある。どちらも居心地が悪い思いをして、彼らに近づこうとせず、また明らかにこんなのを義理の息子にしたいとは思わないだろう。その他にも米国の方が日本よりずっと保守的な例は沢山ある・・・飲酒とか。大抵の日本人(そして韓国人、ロシア人、フランス人、イタリア人・・・)は、米国の厳格な基準だとひどいアル中だ。
■回答者2(アメリカ)
実にクレイジーな回答をフィードで見てしまったので(まあ単に情報が古いんだろうが)、これには答えないとな。日本に10年以上住んでて、僕自身はタトゥーをしていないが、20~30代の友人の多くは袖の辺りとかに1つか2つタトゥーを入れている。タトゥー禁止の温泉や銭湯のことはたまに耳にするけど、大抵の場所は今どき問題にしていない。人と会うにしても同じだ。西洋人のタトゥーを見てちょっと引く人は今でもいるが、多くの人は今では僕ら西洋人の観点で見ている。日本の若い子たちも最近ではよくタトゥーをしている(言いたいのは、タトゥーのある人には近づかないでおこうという態度は、日本ではタトゥーの組織犯罪の伝統に関係しているという事だ)。
何にせよ、簡単に言うと、日本以外と同じで、タトゥーがあってもなくても冷たい人はいる、同調してくれる人もいる、そしてもちろん、いつまでも分かってくれない人も少しはいる。
■回答者3(アメリカ)
2012年に観光客として何日か東京に行ったことのある、アジア系アメリカ人としての回答。この質問への回答の幅が広がると思うので書いておくね。
背中の上部に、直径が大体6インチ(※約15cm)ぐらい(測ったことはない)のタトゥーを入れている。普段はTシャツを着てタトゥーは隠れているから、大抵の人は知らない。別に彼(タトゥーの名前はデクスター)が恥ずかしいわけじゃなくて、彼は私だけのものだから、タトゥーをしていることを触れ回る必要はないと思ってる。
とにかく、東京には夏に行って、暑かった。タトゥーに関しては何も問題はなかった ― けど、東京を立つ時になって突然、飛行機に乗る前に止められて、手荷物を全部調べてボディチェックをされた。妹は困った顔で私を見てたわ。
その時着てたのはすごくゆるいトップスで、 ― 片方が落ちてタトゥーの一部が見えるぐらいゆるかった。バックパックのストラップがちょうどその一部にかかって、タトゥーだということがよく見えるようになっていた。私のボディチェックをした女性は、最後にはちょっと申し訳なさそうな顔をしてた。多分私を止めるように言われたのね。
自分が ― 身長5フィート(※約152cm)のアジア人の女の子が ― 選ばれたのは、どことなく不穏なオーラを発していたからなのか、単にタトゥーがあるから用心されたのかは分からない。
どっちにしても、以上が私の話。
どこに行ってどんな人に会うかによって大きく違うとは思うけど、でも他の回答者も言っているように、日本人はタトゥーのある人には実際ちょっと差別的で、あからさまにサービスを拒否する人もいる。それでも、タトゥーをする人は増えている ― それも犯罪に関わっているからだけじゃないわ。
翻訳元:Quora
気になるとしたら衛生面かな。
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TATTOO LIBRARY (富士美ムック)
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というか外国人な時点である程度は警戒する
警戒しつつ「警戒なんかしてませんよ。フレンドリーに接しますからお宅様もフレンドリーに頼みますよ」って態度をとるね