海外Q&Aサイトの「先祖が何千年も前から記録に残っているような人っているの?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(イギリス)
この年配の日本人男性を推す。
この年配の日本人男性は、しかしただの年配の日本人男性ではない。世界でただ一人の天皇(エンペラー)でもあるのだ。
この人物はアキヒト天皇、日本の今の天皇だ。と言っても間もなく退位する予定である(この200年間で初の生前退位した天皇になる)ことを考えると、天皇である時間はもう長くない。その後はナルヒト皇太子が新しい天皇になる予定だ。
アキヒトは日本の支配者の家系である大和朝廷の一員で、その血統は紀元前660年、神武天皇の即位にまで辿ることができる。神武からアキヒトまで、125人の天皇がいる。
■回答者2
いないよ! 何百年も遡る皇室や王室を挙げている回答が色々あるけど、典型的な帝国的発想だ ― 王統が大切、他はどうでもいいっていうね。これは過去に向かっても未来に向かっても適用される。ハリー(※ヘンリー王子)とメーガンの結婚や、ほぼ無関係の21歳のサミュエル・チャット、王位継承順位24位でエリザベス女王の姉の孫をめぐる馬鹿騒ぎを見れば分かるだろう。
実際のところ、16代前の先祖は誰にとっても平等に重要だ。そして32代前、64代前、恐らくはその更に128代前、256代前、512代前もそうだ。500年、まして数千年前まで遡る完全な系図を持っている人がいるとは思えない。もしいたとしても、その記録を本気で信じられるか? DNA鑑定はそんな長期間には使えないし、また人間というのが特に父方の性的関係には口を閉ざしがちだということはよく知られている。
しかし、もし君が単一の系統に興味があってかつヨーロッパ系なら、元気を出してくれ。われわれは全員、カール大帝の子孫だと言われている。彼自身の先祖はそれほど有名ではないが。地球上のどの地域にもこれに似た、1200年ぐらい前から続く共通の先祖がいるのだろう。あとアダムとイブという連中のことを信じている人もいるわけだが、それはまた別の話・・・
■回答者3(トルコ)
準備はいい?
この可愛らしいレディー、英国の女王エリザベス2世の血統の一つは、以下のように続く:
聞き間違いじゃないぞ。ハロルド・B・ブルックス=ベーカーが作成したこの血統によると(少し異論を挟んでいる歴史学者もいるが)、英国の女王エリザベス2世は44代遡るとイスラムの預言者ムハンマドの子孫だということが判明する。
■回答者4(アメリカ)
葉(Yeh)という名前の、気のいい友達の家に行った時のこと。彼の父親が来て、儀式の時間だと言った。僕はその日たまたま居合わせたんだけど、彼らは先祖に焼香していて、大々的な儀式ではないが、彼らは慎重に執り行っていた。基本的に、先祖に焼香して元気にやっていると報告するのは僕の友達だった。ほんのささやかな儀式だった。父親が語ってくれたところによると、彼らは長い歴史のある家族だという。まあ確かに、中国人の家族の多くは長い歴史をもっているよね。さらに続けて、先祖は当時孔子に会ったことがあるのだと説明してくれた。はぁぁぁぁ? 父親によると、『論語』にも記録されていると言う。で、ひらめいた。葉公(the Duke of She)だ! 興味ない人もいるだろうが、葉(Yeh)は地名の場合Sheと発音される。ということは、僕は居心地のいいリビングに座って葉公の87代目の直系の子孫と会話し、88代目の方はご先祖様たちと会話していたんだ(数字は間違っているかも知れない、これは40年前の話だ)。父親によると彼の家族は実際孔子よりも古いそうだが、孔子が生まれる前に爵位を継いでいるのだから、これはもっともなことだ。
孔子とその重要な弟子たちの血統は、師への敬意を絶やさず2500年に渡って続いている。これはずっと勅令として行われてきた。だからこれは、変人が急にどこからともなく現れて誰だかの息子だと言い出したみたいな話ではない。2000年以上、注意深く記録されてきた家族を持つ人たちなんだ。
翻訳元:Quora
ヨーロッパの王室って日本人からするとカオスですね。
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■回答者1(イギリス)
この年配の日本人男性を推す。
この年配の日本人男性は、しかしただの年配の日本人男性ではない。世界でただ一人の天皇(エンペラー)でもあるのだ。
この人物はアキヒト天皇、日本の今の天皇だ。と言っても間もなく退位する予定である(この200年間で初の生前退位した天皇になる)ことを考えると、天皇である時間はもう長くない。その後はナルヒト皇太子が新しい天皇になる予定だ。
アキヒトは日本の支配者の家系である大和朝廷の一員で、その血統は紀元前660年、神武天皇の即位にまで辿ることができる。神武からアキヒトまで、125人の天皇がいる。
■回答者2
いないよ! 何百年も遡る皇室や王室を挙げている回答が色々あるけど、典型的な帝国的発想だ ― 王統が大切、他はどうでもいいっていうね。これは過去に向かっても未来に向かっても適用される。ハリー(※ヘンリー王子)とメーガンの結婚や、ほぼ無関係の21歳のサミュエル・チャット、王位継承順位24位でエリザベス女王の姉の孫をめぐる馬鹿騒ぎを見れば分かるだろう。
実際のところ、16代前の先祖は誰にとっても平等に重要だ。そして32代前、64代前、恐らくはその更に128代前、256代前、512代前もそうだ。500年、まして数千年前まで遡る完全な系図を持っている人がいるとは思えない。もしいたとしても、その記録を本気で信じられるか? DNA鑑定はそんな長期間には使えないし、また人間というのが特に父方の性的関係には口を閉ざしがちだということはよく知られている。
しかし、もし君が単一の系統に興味があってかつヨーロッパ系なら、元気を出してくれ。われわれは全員、カール大帝の子孫だと言われている。彼自身の先祖はそれほど有名ではないが。地球上のどの地域にもこれに似た、1200年ぐらい前から続く共通の先祖がいるのだろう。あとアダムとイブという連中のことを信じている人もいるわけだが、それはまた別の話・・・
■回答者3(トルコ)
準備はいい?
この可愛らしいレディー、英国の女王エリザベス2世の血統の一つは、以下のように続く:
- エリザベス2世はジョージ6世の娘
- ジョージ6世はジョージ5世の息子
- ジョージ5世はエドワード7世の息子
- エドワード7世はヴィクトリアの息子
- ヴィクトリアはエドワード(ケント公)の娘
- エドワードはジョージ3世の息子
- ジョージ3世はフレデリック(プリンス・オブ・ウェールズ)の息子
- フレデリックはジョージ2世の息子
- ジョージ2世はジョージ1世の息子
- ジョージ1世はゾフィー(ハノーヴァー選帝侯妃)の息子
- ゾフィーはボヘミアのエリザベスの娘
- ボヘミアのエリザベスはイングランド王ジェームズ1世/スコットランド王6世の娘
- ジェームズ1世/6世はスコットランド女王メアリーの息子
- メアリーはスコットランド王ジェームズ5世の娘
- ジェームズ5世はマーガレット・テューダーの娘
- マーガレット・テューダーはエリザベス・オブ・ヨークの娘
- エリザベス・オブ・ヨークはイングランド王エドワード4世の娘
- エドワード4世はヨーク公リチャード・プランタジネットの息子
- リチャード・プランタジネットはリチャード・オブ・コニスバラの息子
- リチャード・オブ・コニスバラはイザベラ・オブ・カスティルの息子
- イザベラ・オブ・カスティルはマリア・デ・パディーリャの娘
- マリア・デ・パディーリャはマリア・フェルナンデス・デ・エネストローサの娘
- マリア・フェルナンデス・デ・エネストローサはアルドンサ・ラミレス・デ・シフォンテスの娘
- アルドンサ・ラミレス・デ・シフォンテスはアルドンサ・ゴンザレス・ヒロンの娘
- アルドンサ・ゴンザレス・ヒロンはサンチャ・ロドリゲス・デ・ララの娘
- サンチャ・ロドリゲス・デ・ララはロドリゴ・ロドリゲス・デ・ララの娘
- ロドリゴ・ロドリゲス・デ・ララはカスティーリャのインファンタ(※王女)、サンチャ・アルフォンセスの娘
- サンチャ・アルフォンセスはサイーダ(別名イサベラ)の娘
- サイーダはセビリア王アル=ムータミド・イブン・アッバードの娘
- アル=ムータミド・イブン・アッバードはセビリア王アッバード2世アル=ムータミドの息子
- アッバード2世アル=ムータミドはセビリア王アブー・アル=ハーシム・ムハンマド・イブン・アッバードの息子
- アブー・アル=ハーシム・ムハンマド・イブン・アッバードはイスマイル・イブン・カライスの息子
- イスマイル・イブン・カライスはカライス・イブン・アッバードの息子
- カライス・イブン・アッバードはアッバード・イブン・アムルの息子
- アッバード・イブン・アムルはアムル・イブン・アスランの息子
- アムル・イブン・アスランはアスラン・イブン・アムルの息子
- アスラン・イブン・アムルはアムル・イブン・イトラフの息子
- アムル・イブン・イトラフはイトラフ・イブン・ナーイムの息子
- イトラフ・イブン・ナーイムはナーイム2世ラークミの息子
- ナーイム2世ラークミはナーイム・アル=ラークミの息子
- ナーイム・アル=ラークミはザフラ・ビント・フサインの息子
- ザフラ・ビント・フサインはフサイン・イブン・ハサンの娘
- フサイン・イブン・ハサンはハサン・イブン・アリーの息子
- ハサン・イブン・アリーはイスラムの預言者ムハンマドの孫
聞き間違いじゃないぞ。ハロルド・B・ブルックス=ベーカーが作成したこの血統によると(少し異論を挟んでいる歴史学者もいるが)、英国の女王エリザベス2世は44代遡るとイスラムの預言者ムハンマドの子孫だということが判明する。
■回答者4(アメリカ)
葉(Yeh)という名前の、気のいい友達の家に行った時のこと。彼の父親が来て、儀式の時間だと言った。僕はその日たまたま居合わせたんだけど、彼らは先祖に焼香していて、大々的な儀式ではないが、彼らは慎重に執り行っていた。基本的に、先祖に焼香して元気にやっていると報告するのは僕の友達だった。ほんのささやかな儀式だった。父親が語ってくれたところによると、彼らは長い歴史のある家族だという。まあ確かに、中国人の家族の多くは長い歴史をもっているよね。さらに続けて、先祖は当時孔子に会ったことがあるのだと説明してくれた。はぁぁぁぁ? 父親によると、『論語』にも記録されていると言う。で、ひらめいた。葉公(the Duke of She)だ! 興味ない人もいるだろうが、葉(Yeh)は地名の場合Sheと発音される。ということは、僕は居心地のいいリビングに座って葉公の87代目の直系の子孫と会話し、88代目の方はご先祖様たちと会話していたんだ(数字は間違っているかも知れない、これは40年前の話だ)。父親によると彼の家族は実際孔子よりも古いそうだが、孔子が生まれる前に爵位を継いでいるのだから、これはもっともなことだ。
孔子とその重要な弟子たちの血統は、師への敬意を絶やさず2500年に渡って続いている。これはずっと勅令として行われてきた。だからこれは、変人が急にどこからともなく現れて誰だかの息子だと言い出したみたいな話ではない。2000年以上、注意深く記録されてきた家族を持つ人たちなんだ。
翻訳元:Quora
ヨーロッパの王室って日本人からするとカオスですね。
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日本には出雲国づくり家とか皇族以外にも、
千年以上つづいている家系があるでよ。