先日ご紹介した、海外Q&Aサイトの翻訳記事: 
外国人「ヤクザって今も日本に存在するの?」→「知り合った山伏が元ヤクザだった」 
から、もう少し回答をご紹介。


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■回答者1
その日本人の青年に会ったのは学生時代のことで、彼は本物のハードコアなバイクオタクだった。家にはバイクを改造する作業場があって、特に暴走族の要望に応えていた(暴走族の意味は後で分かったのだが、ヤクザではない。この話はまた後でしよう)。

彼はすごく野暮だったが、友好的で面白いやつだった。総じて、非常に礼儀正しく、言葉づかいも穏やかだった。

数年後、僕たちは揃って卒業してしばらく一緒に働いたが、よくあることだが交流が途絶えた。その数年後、僕は日本に仕事で行くことになり、彼に連絡をとった。彼は僕の仕事が終わったら車を寄越すから、それで東京から家に来てくれと言った(実際そのほうが電車より速い)。

当日、ホテルのフロントから電話があり、車が迎えに来たと知らせた。下りてみるとペニンシュラホテルのロビーに完璧に似合うスーツ姿の男が僕を待っていた。彼は挨拶をして、荷物を車に運び、ドアを開けてくれた。新しいSクラスのメルセデスで、これまたホテルのエントランスに完璧に似合うものだった・・・が、僕の友達のイメージには合わなかった。彼はバイクの作業場をやっていて、指の皮膚にどれだけエンジンオイルが染み込んでいるかで雇う人を決める男なんだ(これを見ればエンジンが好きかどうか分かるらしい)。

高速道路を走り、料金所をいくつか抜けた。どの料金所でも、運転手が手を挙げると通してくれた・・・正直、手を見せると料金が支払われる日本のテクノロジーがあるのかと思った。また、彼の片手の小指が短いことにも気づいた・・・が、それについては深く考えなかった。

やがて友人宅に着いた。僕は巨大な門の前に立っていて、中は豪華な日本の伝統的な庭園(池には鯉が泳いでいて小さな橋が渡してある)と、かなり大きな伝統的家屋へと続いていた。そして護衛であろう人たちがたくさん立っていた(運転手ほど仕立ての良い服装ではなかったけれど)。

その中に、大学時代によく着ていたのとまったく同じ服装の友人を見つけた! 僕は彼に、分からなくて苦労したよ、周りがアジア人ばかりで「僕にはみんな同じに見えるからね」、と言った。彼は白人についての時代遅れな人種的ステレオタイプをあれこれ喚き散らした・・・緊張感がみなぎり、そして僕たちは笑いだした。それでこそ大学の友人だ!

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それから彼は事情を説明し始めた。彼の家族はヤクザで、何世代も前からヤクザだった。小指のことも説明してくれた。構成員がミスをすると謝罪に差し出すんだ(小さなことについてこれを強要はしないが、忠誠心を示そうとする構成員もいるそうだ)。そして構成員になるということは、通常は社会の中で尊敬されなくなるということで(恐怖もその問題の一つだと僕は思う)、料金所を素通りするのが許されるということも含まれる。また警察との間に仕事上の関係があるということも説明してくれた・・・警察は公式のシステムの秩序を守り、彼ら(「名誉を重んじる男たち」)は非公式なシステムの秩序を守る。違法なことをせず暮らしている人は何も心配することはないが、その範囲を超えたところで間違いや犯罪を犯せば、彼らが秩序を守る正義になる。犯罪者に対する犯罪を取り締まり、法律を守っている市民に迷惑をかけないことについて、警察は彼らに依存している。

要するに:はみ出し者、構造と規則の厳格な社会に馴染めない人々、通常の社会の一員とならずその隙間に落ち込んでしまう人々・・・こうした人々には自分たちの世界があり、その世界の秩序を守っている。

僕は、恐怖と暴力を通じて秩序を守るのはすごくボロい商売みたいに思えるなと言った。彼は僕を見て、恐怖と暴力の商売はいつだってボロい商売だよと言った(僕が政府関係の仕事をしているのをほのめかしながら)。

最後に彼はこう話を締めくくった。今の世代は合法的な事業活動に乗り出すようになっているが、それは主にそっちのほうが儲かって、伝統的なビジネスでは彼らが生み出す収入のために必要な再投資のレベルを負担できないからだ。また最大の課題は、構成員たちは合法的なビジネスに移行しつつ、今までの世界にも属していることだと。

というわけで、ヤクザは存在する。ただし、君が期待するような形ではない。

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■回答者2(ナイジェリア、米在住)
数年前、アトランタのバーにいたとき、隣に日本人の男が座って飲み物を注文した。私は知らない人と会話をするのが好きで ― やってみると面白い話が聞けるんだけど、この日も例外ではなかった。

男は自分の人生について語り始め、また自分の母親がいかに立派で素晴らしい人かを語り始めた。お母さんの仕事を聞くと、ヤクザという日本の非営利団体で働いていたのだと言った。

見た目からは分からないことだけど、私は日本の文化が大好きなのよ。男は私が「ヤクザ」というものを聞いたことがないと思って、だから「非営利」と言って通そうとしたんじゃないかと思った。私はそうはさせずに、ヤクザがどんなものかはよく知っていると言った。

すると彼の物腰は一変して、バーで女性に話しかけているナイスガイから、恐ろしい話を聞かせて私を怖がらせようと考えている非情な人物になった。私はそんな簡単に怖がりはしないし ― それに、彼に二度と会うことがないのは確実だと思ったので、何も怖がる必要はなかった。

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とにかく、彼のお母さんはヤクザの社会では力のある人だったようで、彼は自分の人生とお母さんの出世ぶりを話してくれた。私がその話に興味を抱いているのを感心していると誤解していて、そのため私がポーカーフェイスを保てば保つほど恐ろしいことを語り、自分がいかに恐ろしい人生を生きてきたか、いかにそれを後悔しているかを告白せずにはいられないと感じているようだった。数杯飲んで、恐ろしい人々の人生にはそんなに興味を持たないほうが良いぞと警告して帰って行った。

以上が私がヤクザと出会った唯一の体験で、それもよりによってジョージア州アトランタでのことだった。とはいえ、あの男は今まで会った中で一番興味深い人の一人だったと言わざるをえない(興味深い人にはたくさん会ってきた)。彼が母親の命令でやってきた悪事を自慢し、かと思うとそれについて罪悪感と後悔を覚え、その間を行ったり来たりするのを見るのは、人間の心理についての非常に独特な研究になった。



翻訳元:Quora



料金所を通過できるのはETC?



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