海外Q&Aサイトの「日本に着いて最初に気がつくことって何？」という質問から、回答をご紹介。

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■回答者1
静けさ。鳥のさえずり。クラクションを鳴らさない。きれいな空気。安全。時間どおりに着く電車。おいしそうな匂い。ゴミがないこと。ゴミ箱もないこと。何百万という人がいるのに、目には見えない。

東京は他の大都市とは違う。まあ、あらゆる都市に行ったわけじゃあない。しかし大都市にはいくつか行ったことがある。

ニューヨーク、バンコク、ロサンゼルス、コルカタに行くたび・・・そして東京に戻ってくるたび、嬉しい驚きを覚える。とんでもなく静かなんだ。クラクションは本当に鳴らさない。渋谷駅（例の大きな横断歩道のある駅だ）の南口を出たときのことを覚えている。あれほどほっとしたことはない。

確かに月曜にはみんな大急ぎで仕事に向かう。混雑することもある。しかし他の都市と比べると、たとえ東京の半分の大きさの都市でも・・・実際比べ物にならない。

ある場所や状況を説明するのに「禅」という言葉を使う日本人はいない。「これはすごく禅だね」とか言う人はいない。私たちが西洋で使い始めた言葉だ。

が・・・日本は完全に禅だ。


↑コメント1
100%同意。ここ日本では人々は敬意を持ち、静寂を楽しんでいる。私も今ではこれなしには生きられない。


↑コメント2
静けさ！ 冗談を言ってるんだよな？ いつでも何か工事しているし、リサイクル業者はがらくたを手に入れようとスピーカーを鳴り響かせるし、選挙運動には終わりがなくてバンは候補者の名前を嫌になるほど繰り返すし、駅では駅員が黄色い線を超えるなとか忘れ物をするなとか大騒ぎしている。車のクラクションを聞かないというのは確かにそうだけどね。


↑コメント3
東京はあんなに大きな都市なのに、世界の他の大都市よりも多くの清掃作業員がいて、通りを非常にきれいに保っているんだそうだ。


↑回答者1
その通りだ。東京には老人の市民ボランティアがあって、朝4時ぐらいに通りを掃除している。また人々は普通ゴミを道に捨てず、自分の片付けは自分でする。



■回答者2
大抵の国は着いたときには良く見えるが、半年も過ごすようになると色々と見えてくる。大都市は混雑しすぎだし、電車のシステムはそんな大量の人間を運ぶように設計されていない。そして朝と仕事帰りの時間が混んでいるのは（上の回答にコメントすると）月曜だけじゃなくて、毎日だ。電車の中でオイルサーディンみたいに押しつぶされることになる。

外国にある迷信によると日本は清潔だそうだが、これは大いに議論の余地がある。空港から地元の町までバスに乗ると、路上に多くのものが置かれているのを目にするだろう。浜辺も汚れていることがある。これは台北とは大違いで、地面の上のゴミを探したが見つからなかった。チンピラどもは缶を自販機の上に置いて行くか、あるいは単にその辺に捨てる。

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外国人「日本についてのよくある誤解と言えば？」→「自然との調和とか今はもうないよ」
→ 同じ方が同じようなことを語っています（回答者4）。

日本人は非常に保守的なことが多い。時が経つにつれて、日本が置いて行かれていることに気づくだろう。同性婚もないし、マリファナもない。政府は労働力が枯渇しているという事実に対応しようとしないし、毎年強い台風に襲われているにもかかわらず、気候変動には関心がないように見える。

しばらく日本に住んでみると、分かってくることがたくさんある。



■回答者3（オーストラリア）
最初に気づいたのは、成田空港に着陸した直後のことだったわ。スーツケースを受け取るためにベルトコンベアに向かったんだけど、荷物がコンベアに乗って出てくる様子を見て驚いた。

荷物が急いでコンベアに放り投げられている様を予想してたけど、そんなことはなかった。すべてのスーツケースは一つ一つきちんと真っ直ぐ立って、荷札は乗客が自分の名前を見つけやすいように外側に向けられていた。

係員が小さなマイクを持って、乗客たちに礼儀正しく日本語で（そして記憶が正しければその後英語で）、他の人の荷物を持って行ってしまわないように荷札を確認するようにと告げていた。

私は会社で日本人と仕事をし、本社も日本だったので、日本と日本人の礼儀には着く前から大いに期待していた。でもスーツケースに対するこのちょっとした態度には心底驚いた。日本人のする文字通りあらゆることには、細部に対する高いレベルの注意と気配りが込められている。私にとっては歓迎すべき変化よ！

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■回答者4（アメリカ）
私にとっては、日本行きの全日空が始まりだった。アジアの航空会社を使うのは初めてで、アメリカの航空会社に比べて客室乗務員が丁重で礼儀正しいのに驚いた。確かにアメリカの客室乗務員も親切だが、日本の客室乗務員は礼儀正しさという点で頭一つ抜けていた。

余談だが、その後ANAに乗ったとき、耳栓が片方、耳にはまって取り出せなくなったのでちょっと取り乱したことがあった！ 調理室にいた日本の客室乗務員のところへ行って状況を説明したら、全員（3人）が手を貸してくれて、どこからかピンセットを見つけてくると、乱気流で押し合いへし合いしながら、一人がどうにか耳栓を取り出してくれた（もう一人は鏡を持っていた）！ あそこまでしてくれなかったら、どうなっていたか分からない。

東京に着いてから（アジアの都市に行ったのは初めてだった）、すべてが調和しているのに驚いた ― 人々は横断歩道を渡り、信号を待っていた ― 車がまったく走っていなくてもだ。

私が働くことになっていた英語学校で、サンダルを使っている人がいるのに気づいた。そして、それは起こった。私はくしゃみをした。誰も“God bless you”とか“Gesundtheit”と言わなかった。どうやら、日本にはそういう習慣がないらしい。幸い他の英語教師がティシューを持っていて、これはハンカチを持ち歩くよりも一般的だった（少なくとも当時、’90年代初頭は）。

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タクシーがどれも塵一つなく清潔で、運転手はみんな白い手袋をしていることに気づき始めた。王族になったような気分だった。最後には支払いをして領収書をもらわなければならないのだが。

また地下の大きさも驚きだった ― 地下鉄網は電車と接続しているようだったが、それには地下通路を1マイル近く（だと思う）歩く必要があった。場所によっては地下のお店もたくさんあった。

それより大きなデパートだと「エレベーターガール」がいることもあって、エレベーターのボタンの操作をして、何階に着いたかをアナウンスしていた。デパートの各区画では通常、多くの若い男女が働いているので、助けてもらうのは容易だった。米国では普通、デパートで働いていている人を見つけるのは難しい。デパートに開店時に入ることがあれば、店員とマネージャーが一列になって最初に入店してくる顧客たちにお辞儀をするだろう。こうした巨大デパートの地下は、たくさんの食べ物が売られていてグルメ天国だということはすぐに発見した。

日本のTVは、最初は何を言っているのか分からなかったにもかかわらず、見ていて愉快だった。私のお気に入りのTV番組、例えば『スタートレック』や『アイ・ラブ・ルーシー』は日本語に吹き替えられていて、リッキーが日本語で怒ったり、フレッドがこれまた日本語で話して彼を落ち着かせようとするのは、なかなかのものだった（※リッキーとフレッドはいずれも『アイ・ラブ・ルーシー』の登場人物）。

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大量の自販機があってぎょっとした。自販機で買えるものにも驚いた。ほとんど何だって売っていると思う。しかし私が好きだったのは缶に入った安いホットコーヒーで、当時は100円で買えた！ 駅やバス停で寒い中を待っているときに、手を暖めてくれた。

他人に風邪をうつさないように口にマスクをしている人が多いのにも驚いた。私たちもここアメリカでやったら良いのに！

銀行で待つのは違った。アメリカでは出納係を相手にすべての仕事ができる。しかし日本では、一人の女性が私の取引の一部を処理して、それから他の女性のところに行かされた。これは取引が正確に行われるようにしているのだと思う。

以上すべては、到着から2週間で起こったことだ。


↑コメント4（アメリカ）
最近夫とデパートに行った。’90年代初頭に私が日本に初めて来た頃は、よく行っていた（今は近所に大きなモールがあって、デパートにはもうほとんど行かない）。エレベーターガールがいなくなっていることに気づいて、ちょっと悲しい気分になったわ。経済が今より良くて、お店もボタンを押して階数をアナウンスする人にまだお金を払う余裕があった時代が懐かしくなった。


↑コメント5
良い観察だ・・・唯一意見が違うのは「アメリカの客室乗務員も親切」ってとこだ。君は飛行機にそれほど乗らないか、ものすごく優しいのか、あるいは「Me too」運動を恐れているかだな。アメリカの客室乗務員は、私が世界で経験した中で最も失礼（そしてデブで年増）なんだから。


↑コメント6（日系アメリカ）
1980年代、銀行で新品の100ドル札数枚を円に替える必要があったが、20分ぐらいかかった。お札が確実に本物であることを調べていたんだと思う。後で知ったのだが、北朝鮮人たちは完璧な100ドル札を世界中で流通させていた。


↑コメント7（アメリカ）
あなたの記事を読んで日本が懐かしくなったわ。’80年代の中頃に住んでいたの。

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翻訳元：Quora


選挙カーは苦手です。



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静寂 (ある殺人者の記録)


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