海外Q&Aサイトの「日本人と一緒に働くのってどんな感じ?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(アメリカ)
長い間日本人と仕事をしてきた。正確に言うと、あらゆる種類の日本人と職場環境でだ。
中には素晴らしく、楽しい、革新的な職場もあったが、伝統的な日本の職場環境は目覚めて見る悪夢だ。なので、君がどんな人々と一緒に仕事をするつもりなのか詳しく説明してもらわないと、君の置かれている状況について具体的に話をすることはできない。
だがそうしたことを脇に置くのなら、(西洋人の目から見た)基本原則は以下のとおりだ:
以上が参考になれば幸いだ。「昔ながら」の日本人の労働者と働くと、がっかりさせられる。彼らは不合理なほど厳格で、よそよそしく、話をしてもかなりつまらない。忘れてはいけないのは:彼らは必ずしも気難しい人というわけでも、退屈な人というわけでもなくて、単に君や私とは文化がまったく違うだけだということだ。以上の10個の原則を叩き込んでおけば、大きな揉め事は避けられる。幸運を。
■回答者2(ドイツ)
今まで5つの職場で働いたことがあるけど、職場環境はそれぞれ違ったわ。親切な同僚と、パワハラとマイクロマネジメントをする上司。とてもいい上司と、時々やりすぎるアシスタント。とてもいい同僚と、妄想に取り憑かれていると言ってもいい上司。リーダーシップのスキルがまるでなくて、新人がいつも二人の人と口論して嫌がらせを受けているのに問題があるとすら思っていない、親切だけどある意味無能な二人の上司。今の職場は感じのいい上司がいて、今のところ会った人の大半は本当に頼りになる。でも1年ぐらいは様子を見てみようと思う。
上の回答の10個の助言は本当に役立つと思う。そう、日本語を学んで、言いたいことを言わずに我慢することを学ぶのよ。ある事が喧嘩を売る必要があるほど大事かどうかを判断できるようになるのは決定的に重要。重大な問題の大半はそのままにしておくこと。さらに、「でも私たちはそういうふうにやっているんだ」という説明は忘れること。あなたが前にどうやっていたかは問題ではなくて、ここは日本で、仕組みが違う。本当にすべてを一変させるようなことを発見できたら、そのときにはもちろん変えようとしてもいい。
■回答者3(アメリカ)
君の質問には変数が多いが、できるだけやってみよう。
君はすでに仕事で日本人とは触れ合っていて、彼らにとって英語は簡単ではないということも分かっている。君が日本語を学ぶ意向があるという事実は、君がどんな人物かをよく物語るもので、日本人の顧客もそれを認めてくれるだろう。
とはいえ重要なのは、どの人種もある程度まで独特なところがあるが、日本人は大抵の人種よりも独特だということを理解することだ。これを今すぐ認識して、決して忘れないことを勧めたい。
韓国人、中国人、あるいはその他のアジアの民族集団に対するのと同じように日本人にアプローチすることはできない。これは数知れぬ外国のビジネス関係者が日本に行くとやってしまう間違いだ。シンガポールで有効だったプレゼンが、たとえ慎重に翻訳したとしても、日本で上手く行くとは限らない。日本人の仕事観に馴染み、彼らの視点からものごとを理解することは決定的に重要だ。
日本人と仕事をするのは外国人にとって容易なことではないが、しかし日本語を学べば、大半の外国人より上手くやれるだろう。
そうそう、私は君が語学の天才で、簡単に「日本語を学」べるものと仮定している。私は中国語を含む5ヶ国語を勉強したことがあるが、日本語は中でも一番きつかった。
■回答者4(アメリカ)
日本に43年間住んで働いている。日本で住んで働くのは非常に簡単だということが分かったが、できるだけ早く日本語を学んでおくのが得策だろう。君が出会う日本人は全員が英語を話せないと思ったほうがいい。
私はどちらかと言うと声が大きい方だが、日本では、これは怒っていると思われることが多い。このため面倒なことになったこともある。
翻訳元:Quora
いつも思うんですけど本音と建前ってそんな日本特有なんですかね。
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■回答者1(アメリカ)
長い間日本人と仕事をしてきた。正確に言うと、あらゆる種類の日本人と職場環境でだ。
中には素晴らしく、楽しい、革新的な職場もあったが、伝統的な日本の職場環境は目覚めて見る悪夢だ。なので、君がどんな人々と一緒に仕事をするつもりなのか詳しく説明してもらわないと、君の置かれている状況について具体的に話をすることはできない。
だがそうしたことを脇に置くのなら、(西洋人の目から見た)基本原則は以下のとおりだ:
- 「本音と建前」でググる。この概念をどこまでも詳しく調べること。日本人は必ずしも言いたいことを言わなくて、外国人にはこれがフラストレーションになりうる。彼らが隠している気持ちを示す仕草を学ぶことができれば、直接的なコミュニケーションも不可能ではない。
- 時間厳守。正当な理由のある緊急事態を除いて、遅刻は個人の規律がないことと見なして軽蔑される。
- 声の大きさに気を配る。ざっくばらんに大声で話すこと(ニューヨークで話すときの普通の調子)は、不快で破壊的なものと見なされる。日本語には「沈黙は金」という言葉がある。何を知っておくべきか、この言葉で分かるはずだ。
- 自分が仕事をする場所はできるだけ綺麗にしておく。これするとどこの職場でも敬意を払われるが、日本では特にそうだ。
- 同僚が君の生い立ちや私生活について聞いてくるかもしれない。礼儀正しく応え、ただし明かしすぎないこと。日本の伝統的な労働者は、そこから一方的な判断をして、悪い噂話をする嫌いがある。
- 異性の同僚と一対一で職場外で会うのは、一般にデートと見なされる。これは起こらないかもしれないが、ただし独り身にせよ既婚にせよ、サラリーマンが会議の後でビールを飲みに行こうと君を誘うかもしれない。文脈に注意すること。
- 仕事中に注意を引き、会話し、発言する時間を独り占めしようとしない。他の外国人がいつもこれをやっているのを目にするが、私には日本人の労働者がどれだけうんざりしているか分かる。
- 不満は(たとえ建設的な不満でも)最小限にとどめる。不満は外国人の友達に言い、日本人の従業員には言わないこと。アメリカ人の労働者はこれをやる癖があるが、日本人からすると愚痴っぽい人みたいに見える。
- 軽い会釈と軽い微笑みを楽にやる方法を学ぶ。これは大いに役に立つし、敬意を得られる。
- 職場には頻繁にお菓子を持って行く。君に親切にしてくれたり、助けてくれたりした人に配る。馬鹿らしいと思えるが、日本では好感を持ってもらうには実に良い方法だ。
以上が参考になれば幸いだ。「昔ながら」の日本人の労働者と働くと、がっかりさせられる。彼らは不合理なほど厳格で、よそよそしく、話をしてもかなりつまらない。忘れてはいけないのは:彼らは必ずしも気難しい人というわけでも、退屈な人というわけでもなくて、単に君や私とは文化がまったく違うだけだということだ。以上の10個の原則を叩き込んでおけば、大きな揉め事は避けられる。幸運を。
↑コメント1
本音と建前は、まさにそのとおり! 僕は真っ直ぐな性格なのですごくイライラする! それに噂話・・・日本人はゴシップが大好きだ! あれを耳にして、他人の生活を覗くと一日が台無しになる! 本当にあれが日本人の文化なのか? 友人だと思っていたのに実は危険な蛇だ! 職場環境は政界にそっくりだ! やれやれ! 日本人について僕が嫌いなのはこの点だけだ・・・でも公正を期するために言っておくと、心の広い人もいる。
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■回答者2(ドイツ)
今まで5つの職場で働いたことがあるけど、職場環境はそれぞれ違ったわ。親切な同僚と、パワハラとマイクロマネジメントをする上司。とてもいい上司と、時々やりすぎるアシスタント。とてもいい同僚と、妄想に取り憑かれていると言ってもいい上司。リーダーシップのスキルがまるでなくて、新人がいつも二人の人と口論して嫌がらせを受けているのに問題があるとすら思っていない、親切だけどある意味無能な二人の上司。今の職場は感じのいい上司がいて、今のところ会った人の大半は本当に頼りになる。でも1年ぐらいは様子を見てみようと思う。
上の回答の10個の助言は本当に役立つと思う。そう、日本語を学んで、言いたいことを言わずに我慢することを学ぶのよ。ある事が喧嘩を売る必要があるほど大事かどうかを判断できるようになるのは決定的に重要。重大な問題の大半はそのままにしておくこと。さらに、「でも私たちはそういうふうにやっているんだ」という説明は忘れること。あなたが前にどうやっていたかは問題ではなくて、ここは日本で、仕組みが違う。本当にすべてを一変させるようなことを発見できたら、そのときにはもちろん変えようとしてもいい。
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■回答者3(アメリカ)
君の質問には変数が多いが、できるだけやってみよう。
君はすでに仕事で日本人とは触れ合っていて、彼らにとって英語は簡単ではないということも分かっている。君が日本語を学ぶ意向があるという事実は、君がどんな人物かをよく物語るもので、日本人の顧客もそれを認めてくれるだろう。
とはいえ重要なのは、どの人種もある程度まで独特なところがあるが、日本人は大抵の人種よりも独特だということを理解することだ。これを今すぐ認識して、決して忘れないことを勧めたい。
韓国人、中国人、あるいはその他のアジアの民族集団に対するのと同じように日本人にアプローチすることはできない。これは数知れぬ外国のビジネス関係者が日本に行くとやってしまう間違いだ。シンガポールで有効だったプレゼンが、たとえ慎重に翻訳したとしても、日本で上手く行くとは限らない。日本人の仕事観に馴染み、彼らの視点からものごとを理解することは決定的に重要だ。
日本人と仕事をするのは外国人にとって容易なことではないが、しかし日本語を学べば、大半の外国人より上手くやれるだろう。
そうそう、私は君が語学の天才で、簡単に「日本語を学」べるものと仮定している。私は中国語を含む5ヶ国語を勉強したことがあるが、日本語は中でも一番きつかった。
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■回答者4(アメリカ)
日本に43年間住んで働いている。日本で住んで働くのは非常に簡単だということが分かったが、できるだけ早く日本語を学んでおくのが得策だろう。君が出会う日本人は全員が英語を話せないと思ったほうがいい。
私はどちらかと言うと声が大きい方だが、日本では、これは怒っていると思われることが多い。このため面倒なことになったこともある。
↑コメント2(アメリカ)
日本で働いて11年目で、私以外は全員が日本人というチームの管理者も4社でやったことがある。日本語を学ぶことについての上のコメントに完全に同意する。絶えず上達しつづけることだ ― 投資対効果は登りきった先にある。また私の最終純利益(※ここでは最終結論の意味)は、日本での生活は素晴らしいということだ。もし君がこっちの生活が好きならね。ただ日本で働くのは・・・私はIT業界にいて、楽な業種ではないし、しかも日本はこの厳しい業界の上位層にいるから、時には本気できついこともある。しかし金にはなるし、一生分の挑戦を毎年与えられるのだから、不満は言わない。
一般に日本人は熱心に働くし、他人も熱心に働かせる。私たちが日本で手にしている素晴らしい品質と達成は、いずれも無から生じたものではない。だから自分が外国人だというだけで問題を避けて通れると思わないほうがいい。頑張ってくれ ;-)
翻訳元:Quora
いつも思うんですけど本音と建前ってそんな日本特有なんですかね。
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あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール (アスカビジネス)
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