海外Q&Aサイトの「ファンサービスをやりすぎなアニメを教えて」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(ブラジル)
まず第一に、私はファンサービスという言葉を、ここぞという瞬間にセクシーなポーズや服装をした女性キャラを出すたぐいのことと理解している。 ― 理論的には、作者がファンに対する何らかの「もてなし」としてすることは何でもファンサービスと考えられる。例えば登場人物が変わった続編に昔のキャラを出すようなことだ。個人的には、浜辺でビキニを着ている女の子はそれ自体としてファンサービスだとは思わない(それはその場の状況に合っている)が、半裸の女の子をそれほど論理的ではない場所、たとえば戦場(そうした衣服が設定上一般的なドレスコードとして提示されているか、例えば『ビキニ・ウォリアーズ』のように風刺的な調子が綿密に計画されているのでなければ、これは非論理的だ)、あるいは公衆の面前(主役の女性が露出度の高い服を着ているのを見せる以外に特に意味はない)に出すこと・・・そしてもちろん、誰もが知る「パンチラ」といったものは、ファンサービスだ。マンガ家の多くがヘンタイ(※成人向け作品)からキャリアを始めたという事実により、これが正当化されることを忘れてはいけない。
第二に、ファンサービスは適切に、節度をもって行われるなら、悪いことではない。
以上を念頭に置いた上で、次の3つの明確な点をチェックすることで、ファンサービス過剰なアニメをいくつか挙げる。
a) シリアスな、または少なくとも様式化された筋を辿ろうとしていること。エッチ(※原文ママ)に主眼を置いたアニメ(『競女!!!!!!!!』、『閃乱カグラ』等のような)は、ファンサービスをそれほどやりすぎない。それを念頭に置いたうえで作られていて、シリアスな筋の影に隠そうとしていないからだ。そこで、筋がファンサービスに焦点を合わせすぎた挙げ句、筋があることを忘れてしまうような作品(『ウィッチブレイド』のアニメが思い浮かぶ)を挙げる。
b) ファンサービスが警告なしで、まったく何の理由もなく生じること。
c) 興味深い場面をもっとはっきり見せるために、型破りなアングルや、アップを利用していること。
一覧に進もう:
『FAIRY TAIL』
『FAIRY TAIL』は、その核心部分では、主人公が友人たちとの絆を育む一方でバトルと困難を通して次第に強くなるという、ありふれた少年アニメであろうとしている。しかし実際に見ると、自分はエッチまたはソフトコアなヘンタイ作品のようなものを見ているのではないかという疑念を振り払えなくなる。もちろん、真島ヒロはその女性の造形への愛でよく知られており、また他の多くの日本人のマンガ家と同じく、ヘンタイからキャリアを始めている。
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
君はどうか分からないが、私がこの世で最も性的刺激を求めようと思わないのがゾンビだ(フェチの方々はお許し願いたい)。筋はたくさんの生徒たちがゾンビによる世界の終末を生き抜こうとするというものだが、同時に彼らに似合いのヴィクトリアズ・シークレット(※米国発のファッションブランド)のレースのランジェリーと、よく鍛えられたボディも、ことあるごとに見せている。
『ソードアート・オンライン』
SAOは、たしかにファンサービスに深入りはしていないが、しかしファンサービスは手当たり次第に理由もなく起こるので、選外佳作に値すると思う。筋はバーチャルのデスゲームの中にとらわれた人々に関するシリアスな筋を辿ろうとしている。
『ロザリオとバンパイア』
以前、これをファンサービスのために見て筋は完全に無視している友達がいた・・・これだけ言えば十分だろう。
『監獄学園』
このファンサービスの背後に、何らかの筋があることはまず間違いないと思うのだが・・・
――――――――――
私からは以上。他にもたくさんあるが、それらはファンサービスが正当化されるか、節度をもって行われていると思ったので、特に言いたいことはない。
■回答者2(リトアニア)
ファンサービス過剰なアニメの、私の一覧:
選外佳作:
■回答者3(アメリカ)
僕が言及しようとしていたアニメに誰も、誰一人言及していないのに本当に驚いている。言及されているのは大半がそもそもエッチアニメで、したがってファンサービスがクソほどあるのは当然だ。
僕の一覧は以下:
とりあえず以上!
■回答者4(インドネシア)
戦闘機がファンサービスをしてくれるアニメが見たい? 『変形少女』を見てみてくれ!
ガソリンを飲む場面で有名なだけじゃなくて・・・

キャラが戦闘機に変形し、その際風で飛ばされた帽子をつかまえようとしてパンティが見える場面もある。


インターネット限定のこの2017年の作品は5話ある。すべてYouTubeで見られる。
変形少女は「日本で最もクレイジーなアニメ」と呼ばれている【動画】 – SoraNews24(英語)
アニメの世界には何にだって絶対パンティがありうることを思い出させてくれる動画 ― 戦闘機にさえ – SoraNews24(英語)
変形少女 - MyAnimeList.net(英語)
翻訳元:Quora
パンツで大騒ぎしてるのを見ると海外って大変なんだなと思います。
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外国人「ジブリ映画を見てたら子供のパンツが見えまくりなんだけど、日本では問題にならないの?」
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性表現規制の文化史
■回答者1(ブラジル)
まず第一に、私はファンサービスという言葉を、ここぞという瞬間にセクシーなポーズや服装をした女性キャラを出すたぐいのことと理解している。 ― 理論的には、作者がファンに対する何らかの「もてなし」としてすることは何でもファンサービスと考えられる。例えば登場人物が変わった続編に昔のキャラを出すようなことだ。個人的には、浜辺でビキニを着ている女の子はそれ自体としてファンサービスだとは思わない(それはその場の状況に合っている)が、半裸の女の子をそれほど論理的ではない場所、たとえば戦場(そうした衣服が設定上一般的なドレスコードとして提示されているか、例えば『ビキニ・ウォリアーズ』のように風刺的な調子が綿密に計画されているのでなければ、これは非論理的だ)、あるいは公衆の面前(主役の女性が露出度の高い服を着ているのを見せる以外に特に意味はない)に出すこと・・・そしてもちろん、誰もが知る「パンチラ」といったものは、ファンサービスだ。マンガ家の多くがヘンタイ(※成人向け作品)からキャリアを始めたという事実により、これが正当化されることを忘れてはいけない。
第二に、ファンサービスは適切に、節度をもって行われるなら、悪いことではない。
以上を念頭に置いた上で、次の3つの明確な点をチェックすることで、ファンサービス過剰なアニメをいくつか挙げる。
a) シリアスな、または少なくとも様式化された筋を辿ろうとしていること。エッチ(※原文ママ)に主眼を置いたアニメ(『競女!!!!!!!!』、『閃乱カグラ』等のような)は、ファンサービスをそれほどやりすぎない。それを念頭に置いたうえで作られていて、シリアスな筋の影に隠そうとしていないからだ。そこで、筋がファンサービスに焦点を合わせすぎた挙げ句、筋があることを忘れてしまうような作品(『ウィッチブレイド』のアニメが思い浮かぶ)を挙げる。
b) ファンサービスが警告なしで、まったく何の理由もなく生じること。
c) 興味深い場面をもっとはっきり見せるために、型破りなアングルや、アップを利用していること。
一覧に進もう:
『FAIRY TAIL』
『FAIRY TAIL』は、その核心部分では、主人公が友人たちとの絆を育む一方でバトルと困難を通して次第に強くなるという、ありふれた少年アニメであろうとしている。しかし実際に見ると、自分はエッチまたはソフトコアなヘンタイ作品のようなものを見ているのではないかという疑念を振り払えなくなる。もちろん、真島ヒロはその女性の造形への愛でよく知られており、また他の多くの日本人のマンガ家と同じく、ヘンタイからキャリアを始めている。
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
君はどうか分からないが、私がこの世で最も性的刺激を求めようと思わないのがゾンビだ(フェチの方々はお許し願いたい)。筋はたくさんの生徒たちがゾンビによる世界の終末を生き抜こうとするというものだが、同時に彼らに似合いのヴィクトリアズ・シークレット(※米国発のファッションブランド)のレースのランジェリーと、よく鍛えられたボディも、ことあるごとに見せている。
『ソードアート・オンライン』
SAOは、たしかにファンサービスに深入りはしていないが、しかしファンサービスは手当たり次第に理由もなく起こるので、選外佳作に値すると思う。筋はバーチャルのデスゲームの中にとらわれた人々に関するシリアスな筋を辿ろうとしている。
『ロザリオとバンパイア』
以前、これをファンサービスのために見て筋は完全に無視している友達がいた・・・これだけ言えば十分だろう。
『監獄学園』
このファンサービスの背後に、何らかの筋があることはまず間違いないと思うのだが・・・
――――――――――
私からは以上。他にもたくさんあるが、それらはファンサービスが正当化されるか、節度をもって行われていると思ったので、特に言いたいことはない。
■回答者2(リトアニア)
ファンサービス過剰なアニメの、私の一覧:
- 『エイケン』
世にエッチは数あれど、中でも『エイケン』。女性たちのでっっっかすぎるおっぱいだけじゃなくて、はっきり言うと男性器の暗喩や、小さな女の子に付いた巨大なおっぱい、そして女性たちが性的な状況に陥ってまさぐられたり、性的なほのめかしのある場面になったりする、お決まりのアニメの場面も大量。ダメ。ほんとダメ。 - 『食戟のソーマ』
一言で言うと:フードガズム(※food+orgasm)。 - 『School Days』
はいはい、伝統的なファンサービスがないことは認めるわ。でも伊藤誠が女性と関係する場面は多すぎるし、血なまぐさい(文字通りの意味で)結末は本当に必要だった? - 『ぼくのぴこ』
アニメの名をおとしめた作品。ペドアニメ。 見 る な 。 - 『ロザリオとバンパイア』、のアニメ版(ここはいくら強調しても足りない)
『ロザリオとバンパイア』のマンガは大好きで、ファンサービスに関してもごくおとなしくて、検閲されているか、それほど派手なものではなかった(そしてちなみに言うと、マンガのほうのスカートはアニメの露出しすぎのよりも長くて、バトルの場面も、物理法則は無視しているにしても、パンチラは大体が最後までなしか部分的だった)。アニメがもっとマンガをなぞってさえいれば発揮できたはずの可能性を、私は永久に悼む。 - 『ハイスクールD×D』
重力に。逆らう。おっぱい。 - 『撲殺天使ドクロちゃん』
実写のサル、誇張された流血、メインの「主人公」・桜が、「ロリコンの世界」を作るために女性の(そして、よく聞いて、女性だけの)成長を12歳で止める血清を発明するのを止めるため、天使のドクロちゃんが過去に送り込まれる、って思い出してもらう必要ある? ノーサンキュー。
選外佳作:
- 『FAIRY TAIL』
そう、ファンサービスはたくさんあるけれど、ただしそれは「機会均等のファンサービス」で、つまり男性にも女性にもファンサービスが発生する。この世界では誰もファンサービスを免れなくて、これは良かった。
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■回答者3(アメリカ)
僕が言及しようとしていたアニメに誰も、誰一人言及していないのに本当に驚いている。言及されているのは大半がそもそもエッチアニメで、したがってファンサービスがクソほどあるのは当然だ。
僕の一覧は以下:
- 『セキレイ』
信じようと信じまいと、このアニメのメインテーマはエッチではなく、友情とファンタジーなのだが、しかしファンサービスはやりすぎだ。百聞は一見にしかず:
そう、これがバトル前の敵の姿だ :p - 『マケン姫っ!』
実際にはMMA(総合格闘技)についての作品のはずだったんだが・・・なん・・・だと: - 『フリージング』
このアニメは実際、僕のお気に入りのマンガ家の一人の作品が原作だ。ストーリー展開は素晴らしいが、畜生・・・ファンサービスは桁外れだ:
とりあえず以上!
■回答者4(インドネシア)
戦闘機がファンサービスをしてくれるアニメが見たい? 『変形少女』を見てみてくれ!
ガソリンを飲む場面で有名なだけじゃなくて・・・

キャラが戦闘機に変形し、その際風で飛ばされた帽子をつかまえようとしてパンティが見える場面もある。


インターネット限定のこの2017年の作品は5話ある。すべてYouTubeで見られる。
変形少女は「日本で最もクレイジーなアニメ」と呼ばれている【動画】 – SoraNews24(英語)
アニメの世界には何にだって絶対パンティがありうることを思い出させてくれる動画 ― 戦闘機にさえ – SoraNews24(英語)
変形少女 - MyAnimeList.net(英語)
翻訳元:Quora
パンツで大騒ぎしてるのを見ると海外って大変なんだなと思います。
関連記事:
外国人「ジブリ映画を見てたら子供のパンツが見えまくりなんだけど、日本では問題にならないの?」
外国人「アニメは西洋を破壊するための日本の発明なの?」
外国人「日本では変態であることが許されてるの? 主人公が変態キャラとかよくあるけど」

性表現規制の文化史
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