海外Q&Aサイトの「日本に住んで/働いている外国人として、一番ストレスに感じることって何?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(アメリカ)
服をいっぱい詰めたリュックを背負っていると警察に呼び止められること。駅名は言わないが、東京の足立区で起こったことだ。
警官が改札を出てすぐのところに立っていて、私が出ると詰め込みすぎのリュックに気づいて、調べてもいいかと聞いてきた。なぜかと聞くと、ここは犯罪率の高い地域で、安全対策をしているだけだと言われた。私が何の罪を犯したのか、と聞いたが、彼らはカバンを開けろと言う。「令状がありますか?」(※原文ママ)と聞くと、ちゃちゃっと中を見たいだけだ、そうしたら行っていいからと言う。私は「令状がありますか?」と同じことを何度か繰り返した。その一方、この膠着状態は混雑した駅の改札のど真ん中で進行していたため、野次馬と見物人はこの見世物を楽しんでいた。
私を尋問していた警官は(もう一人の警官は数歩離れて立っていた)、ついに私の相手をするのに疲れて上司を呼んだ。100メートルほど離れたところに交番があったが、私たちがいる場所からは見えなかった。上司が到着するまで長くはかからなかった。
日本の警察官というと、こんな男たちだと思うかもしれない。
上司の服装は下のやつに近かった。ただしもっと年かさの男で、たぶん50代後半か60代前半ぐらいだった。
実際、最初の画像をもう一度見てほしい。後ろにずらっと並んだ警官は、赤のストライプの入った帽子をかぶっていて、私に挨拶しに来た上司はこっちにずっと近い外見だった。
上司はカバンに何が入っているのかと聞いた。私は「なんで呼び止められるんですか? 毎日このリュックを背負ってあんたたちの横を通り過ぎていて、交番の前で呼び止められたことはなかったのに、なぜ今回だけ?」みたいなことを言った。
彼は「この近所にお住まいですか?」と言うので、私は「ああそうだ、家までついて来たい?」と言った。上司は出身国を聞き、私はアメリカだと言った。彼は警官を見て、「こいつは自分の権利を知っている。アメリカではいっつも自分の権利を主張するんだ。カバンを見せようとはしないだろう」と言った。
そして私のほうを見てこう言った。「しかしボディチェックをすることは法的に認められている。ついて来てください」。彼は私を駅の中のちょっとひとけのないところに連れて行き、服の上から体を叩いた。私が身につけているものには何も見つからなかったので、あなたを信じようと言った。「私たちは尋問をしたら毎回報告書を作らなければならないので、この警官があなたについて詳細を書き留めます」。これは不要だったと思うのだが、私は協力した。最初の警官が私のパスポートを確認して、名前と住所を聞いた。それからもう行っていいと言った。私は、あの交番の前を毎日(好き好んでではなく必要だから)通っているので、交番の全員に私について話しておいてくれと言った。
私は終始、見た目では平静を保とうとしていたが、内心では興奮していた。しかし、何があろうと警察と一緒に交番には行くな、という以前聞いた忠告を覚えていた。それと令状を要求しろと。犯罪を犯すか犯そうとするのを見ていない限り、彼らにはどうにもできない。私がしたことは、リュックを背負って電車を下りただけだった。
それ以後は何も問題は起きていない。交番の前を通るたび、私を尋問した最初の警官は、表に立っていれば私に会釈をする。上司のほうはあれ以来見てないけどね。
■回答者2(アメリカ)
これ。
私はアメリカ出身だ。地元では大抵の人が車で出勤する。それはそれでストレスになると言う人もいるのは知っている ― 間違ってはいない。
では、混雑した高速道路という状況よりも混雑した電車という状況のほうが、なぜ私にとってはストレスになるのか?
閉所恐怖症(claustrophobic)なんだ。いや、サンタクロース(Santa Claus)が怖いってことじゃあない。狭い空間にいると窮屈に感じるという意味だ。車に1時間乗っているのも好きじゃないが、少なくとも動ける空間はある。ラッシュアワーの日本の電車に乗ると、実際よく乗ったのだが、どれほど恐ろしいものか、想像はつくだろう。
あるとき、両足が動かせないほど混んでいたことがあったのを覚えている。隣に女の子が立っていて、つり革は大体取られてしまっていたので掴まることができなかった。それで電車が駅に着いたとき、彼女はどうしたか?
私に寄りかかった。
寄りかかり童貞を奪われたんだ!(嫌味)
とにかく、日本で働いていて、正直唯一ストレスだったのがこれだ。労働時間や人付き合いの問題は何とかできたが、ラッシュアワーのあの混雑した電車は確実にストレスだ!
■回答者3(ハンガリー)
これは簡単:外国人イコールアメリカ人。
「米国のどこに住んでるんです?」
「ハンガリーから来たんです、ヨーロッパの・・・」
「でも母国語は英語なんですよね?」
「いや、母国語はハンガリー語なんだけど、英語も話せるんです」
そして彼/彼女は日本語で「英語の練習がしたかったのに残念だな」と口の中でつぶやいて、歩き去って行く。
この会話はあまりに何度も交わした。友人の手伝いでパートタイムの仕事(イングリッシュキャンプ)をやったときのことを覚えている。これが理由で、僕のところには一人も来なかった。一日の終わりに給料は貰ったけど。4ヶ国語を話せるのに、母国語が英語じゃないから・・・
しばらくしてこういう人たちを無視する方法は身につけたけど、今でも時々出くわすことはある :S
■回答者4
他の外国人たちが日本人の生活様式を受け入れず、外国人に対するネガティブなステレオタイプを作り出すこと。
翻訳元:Quora
いまだに職質ってされたことないです。
関連記事:
外国人「日本に住んでて孤独を感じる時ってどう対処した?」→「日本人の友達を作る!」
外国人「日本に長く住んでいて居心地が悪く感じることってある?」
外国人「日本に移住すると色々な問題に突き当たるけど、それが分かった上であえて移住した理由は?」

満員電車がなくなる日 改訂版
■回答者1(アメリカ)
服をいっぱい詰めたリュックを背負っていると警察に呼び止められること。駅名は言わないが、東京の足立区で起こったことだ。
警官が改札を出てすぐのところに立っていて、私が出ると詰め込みすぎのリュックに気づいて、調べてもいいかと聞いてきた。なぜかと聞くと、ここは犯罪率の高い地域で、安全対策をしているだけだと言われた。私が何の罪を犯したのか、と聞いたが、彼らはカバンを開けろと言う。「令状がありますか?」(※原文ママ)と聞くと、ちゃちゃっと中を見たいだけだ、そうしたら行っていいからと言う。私は「令状がありますか?」と同じことを何度か繰り返した。その一方、この膠着状態は混雑した駅の改札のど真ん中で進行していたため、野次馬と見物人はこの見世物を楽しんでいた。
私を尋問していた警官は(もう一人の警官は数歩離れて立っていた)、ついに私の相手をするのに疲れて上司を呼んだ。100メートルほど離れたところに交番があったが、私たちがいる場所からは見えなかった。上司が到着するまで長くはかからなかった。
日本の警察官というと、こんな男たちだと思うかもしれない。
上司の服装は下のやつに近かった。ただしもっと年かさの男で、たぶん50代後半か60代前半ぐらいだった。
実際、最初の画像をもう一度見てほしい。後ろにずらっと並んだ警官は、赤のストライプの入った帽子をかぶっていて、私に挨拶しに来た上司はこっちにずっと近い外見だった。
上司はカバンに何が入っているのかと聞いた。私は「なんで呼び止められるんですか? 毎日このリュックを背負ってあんたたちの横を通り過ぎていて、交番の前で呼び止められたことはなかったのに、なぜ今回だけ?」みたいなことを言った。
彼は「この近所にお住まいですか?」と言うので、私は「ああそうだ、家までついて来たい?」と言った。上司は出身国を聞き、私はアメリカだと言った。彼は警官を見て、「こいつは自分の権利を知っている。アメリカではいっつも自分の権利を主張するんだ。カバンを見せようとはしないだろう」と言った。
そして私のほうを見てこう言った。「しかしボディチェックをすることは法的に認められている。ついて来てください」。彼は私を駅の中のちょっとひとけのないところに連れて行き、服の上から体を叩いた。私が身につけているものには何も見つからなかったので、あなたを信じようと言った。「私たちは尋問をしたら毎回報告書を作らなければならないので、この警官があなたについて詳細を書き留めます」。これは不要だったと思うのだが、私は協力した。最初の警官が私のパスポートを確認して、名前と住所を聞いた。それからもう行っていいと言った。私は、あの交番の前を毎日(好き好んでではなく必要だから)通っているので、交番の全員に私について話しておいてくれと言った。
私は終始、見た目では平静を保とうとしていたが、内心では興奮していた。しかし、何があろうと警察と一緒に交番には行くな、という以前聞いた忠告を覚えていた。それと令状を要求しろと。犯罪を犯すか犯そうとするのを見ていない限り、彼らにはどうにもできない。私がしたことは、リュックを背負って電車を下りただけだった。
それ以後は何も問題は起きていない。交番の前を通るたび、私を尋問した最初の警官は、表に立っていれば私に会釈をする。上司のほうはあれ以来見てないけどね。
関連記事:
外国人「日本の警察から走って逃げたらどうなる? 捕まる可能性はどれぐらい?」
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■回答者2(アメリカ)
これ。
私はアメリカ出身だ。地元では大抵の人が車で出勤する。それはそれでストレスになると言う人もいるのは知っている ― 間違ってはいない。
では、混雑した高速道路という状況よりも混雑した電車という状況のほうが、なぜ私にとってはストレスになるのか?
閉所恐怖症(claustrophobic)なんだ。いや、サンタクロース(Santa Claus)が怖いってことじゃあない。狭い空間にいると窮屈に感じるという意味だ。車に1時間乗っているのも好きじゃないが、少なくとも動ける空間はある。ラッシュアワーの日本の電車に乗ると、実際よく乗ったのだが、どれほど恐ろしいものか、想像はつくだろう。
あるとき、両足が動かせないほど混んでいたことがあったのを覚えている。隣に女の子が立っていて、つり革は大体取られてしまっていたので掴まることができなかった。それで電車が駅に着いたとき、彼女はどうしたか?
私に寄りかかった。
寄りかかり童貞を奪われたんだ!(嫌味)
とにかく、日本で働いていて、正直唯一ストレスだったのがこれだ。労働時間や人付き合いの問題は何とかできたが、ラッシュアワーのあの混雑した電車は確実にストレスだ!
↑コメント1(アメリカ)
以前、東京で満員電車の真ん中に立って、周りの日本人と同じくどこにも掴まることができないことがあった。いつもそうだが、電車が駅に止まるたび、人ごみは波のように寄せたり引いたりした。さて、私は20代の若い女性のすぐ背後に立っていた(当時の私は5フィート3インチ(※約160cm)、30代、赤毛、男性、既婚の外国人)。女性はこういう状況だと一般に肩を男性の胸に押し付け、手さげカバンで胸を覆うことが多い。
一駅か二駅を過ぎて分かったのだが、私の体の前面はこの若い女性の背面にずっと触れているが、彼女はそれがやや若い男性の体だと気づいていなかった。そのとき最初に考えた仮説は、彼女は私のややポチャの、柔らかい、また恐らくは胸の小さな体を、典型的な50がらみのお母さん・お婆ちゃんの体と見なしている、ということだった。何にせよ、さらに数駅を過ぎて彼女はついに振り向き、明らかなパニックモードに入り、次の駅で下りて行った(実際に彼女の下りる駅だったのかは何とも言えない)。
↑回答者2
笑 すごく面白い!
↑コメント2
以前、東京の地下鉄で一人の女性が、密着して(立ったまま!)、私にもたれて眠りに落ちたことがある。私は下りる駅に着くと、彼女をそっと起こして、英語で“Excuse me”と丁寧に言った。まるで感電死したみたいな反応をしていたよ。妙な男性に寄りかかって眠っていただけでなく、それがガイジンの妙な男性だったんだ!
電車がカーブを曲がるときに、身を固定するものに掴まることができなかったことも何度かあって、「いやー、これは転ぶ」と思うんだけど、ありふれた物理学だね、結局隣の乗客に全体重をかけて寄りかかることになってしまう。また、両足が他の人たちの足に完全に囲まれているため歩けないという状況に陥ったこともある。駅に着くと、まるでチューブから出てくる歯磨きのように電車の中から流れ出て、足なんかどの道大したことはできない。
↑コメント3
公共交通機関に依存する社会には確実に欠点があるな。
↑コメント4(中国)
上海も同じだ。週末にも発生する。関連記事:
外国人「将来的に中国と日本のどっちに住んだ方が良いと思う?」
■回答者3(ハンガリー)
これは簡単:外国人イコールアメリカ人。
「米国のどこに住んでるんです?」
「ハンガリーから来たんです、ヨーロッパの・・・」
「でも母国語は英語なんですよね?」
「いや、母国語はハンガリー語なんだけど、英語も話せるんです」
そして彼/彼女は日本語で「英語の練習がしたかったのに残念だな」と口の中でつぶやいて、歩き去って行く。
この会話はあまりに何度も交わした。友人の手伝いでパートタイムの仕事(イングリッシュキャンプ)をやったときのことを覚えている。これが理由で、僕のところには一人も来なかった。一日の終わりに給料は貰ったけど。4ヶ国語を話せるのに、母国語が英語じゃないから・・・
しばらくしてこういう人たちを無視する方法は身につけたけど、今でも時々出くわすことはある :S
↑コメント5
次は嘘ついてデトロイトから来たって言えば、可愛い女の子が寄ってくるよ。
■回答者4
他の外国人たちが日本人の生活様式を受け入れず、外国人に対するネガティブなステレオタイプを作り出すこと。
翻訳元:Quora
いまだに職質ってされたことないです。
関連記事:
外国人「日本に住んでて孤独を感じる時ってどう対処した?」→「日本人の友達を作る!」
外国人「日本に長く住んでいて居心地が悪く感じることってある?」
外国人「日本に移住すると色々な問題に突き当たるけど、それが分かった上であえて移住した理由は?」

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