海外Q&Aサイトの「18歳の息子が大学をやめてYouTuberになりたいと言っている。チャンネル登録数はたったの6万2,000で、本人はまだ増えると思っている。どうすれば大学に行くのが一番良いって説明できる?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(ギニア、米在住)
僕も同じような状況だったよ。17歳のとき、高校を卒業するとすぐに、ママに大学に行かされた。僕は行きたくなかったし、使わなければ無駄になってしまうであろう他のスキルと情熱があった。当時はYouTubeのゲーム動画も作っていて、2011年には1万5,000人のチャンネル登録者がいた(当時YouTubeは今ほど大きくなかった)。プログラミングも好きで、どこかに就職したり、自分で技術系スタートアップを立ち上げたりしたいとも思っていた。
そんなわけで、大学は4学期でやめることを個人的に決意した(無駄な借金を大量に抱えて ― ありがとう、ママ)。家は極貧で学費が出せなかったので、大学に行くには大きな学資ローンを組む必要があって、だからこれに関しては今でもママのことを大いに恨んでいる。でもママを愛してはいるし、人を恨む感情は結局のところ自分を、そしてママとの関係を傷つけるだけだということは分かっているので、乗り越えようと努力している。
とにかく、僕はそうした。今は23歳で、大学をやめる決意をした年以来、技術業界で働いている(ソフトウェア技術者) ― もう5年近くになる。技術業界は、自分のやることが分かってさえいれば、大学の学位は気にしないようだ(そしてこれはYouTubeでも同じだ)。
そして一番大事なこととして・・・僕は幸せだ。これを息子さんから奪ってはいけない。自分が生きたい人生を生きさせてあげれば、いずれ自分の能力が分かるだろう(もう分かっているようだけれど ― 少なくとも今の時点では)。
息子さんが惨めな失敗をして、もしまた大学に戻りたいと言うなら、それを止めることはできない ― ただその場合、YouTubeでインフルエンサーになる機会は永遠に失うことになるかもしれない。こういうのは勢いで回っている部分が大きくて、彼は今6万人のチャンネル登録者がいて強い勢いがあるようだ。
さらに、若いうちに失敗することは素晴らしい教訓になる。僕の場合、YouTubeのキャリアに失敗したことは確実にそうだったし、他の多くの点で今でもそうだ。息子さんは強くなり、前に進み続けて挫折を乗り越えることを学ぶだろう。そして次に何かやろうとしたときには多くの知識を得ていて、成功する確率は高くなっているだろう。
最後に、次のことを覚えておいてほしい:本人の望まないことを無理にやらせると、息子さんはあなたのことを恨んで、あなたたちの関係にひびが入るかもしれない。その上息子さんは不幸せになるだろうが、それでも構わないというなら、そうすることだ。
■回答者2
悪いが、質問を読み返してしまった。”たった”6万2,000? 息子さんのチャンネルがまだ生きていて、毎日動画をアップしているとしたら、毎月1,000~1,500米ドル(※約11万2,000~16万8,000円)は稼いでいるはずだ(米国の話でなかったらすまない、ただ私がこの情報を目にしたサイトが米ドルを使っていると思ったんだ)。これは大変良いことで、あなたが息子さんに適切なサポートをすれば彼はフルタイムのYouTuberになれると思う。大学にはいつだって入り直せるが、こんなチャンスは二度と巡ってこない。6万2,000は簡単なことではないし、明らかに彼は自分の興味のあることと人生でやりたいことを見つけたのだから、彼を励ましてやるべきだと思う。ほんと、YouTubeに興味があってしかも得意じゃなければ、6万2,000は行かないって。
追記:非常にシンプルな回答なのに、いいねをたくさん貰った。気にしてはいないけど、ありがとう!
追記2:コメントを読んだところ、YouTubeと大学と両方やったほうが良いという反応が多い。私が両方やるべきではないと思う理由はたくさんあるが、主な理由を少し挙げると:
コメントにはできる限り返信するつもりだが、すでに触れたことは繰り返さない。すまない。
■回答者3(アメリカ)
お母さん、深呼吸をして。ゆっくり。大きく。そして、なぜ成功への唯一の道が大学だと思うのか、よく考えて!
私も多くの人と同じように ― そしてこの質問に回答している人たちと同じように ―、大学では上手く行かなかった。一回目はね。ていうか二回目もだわ。
地元の巨大な公立大学に通って、1学期で退学した。理由? 私は18歳で、実人生とその結果に関してはフェンスの柱みたいに無知で、大きな学校が与えてくれる熱狂にハマったのよ。呑み。パーティー。寝坊して授業は欠席。退学で当然だった ― 一度も授業に出なかったんだもの!
結局2年制の秘書学校(1960年代にはそう呼んでいた)に行って、これまた退学すれすれだった。学校みたいなものの有り難さを理解するには若すぎた。後で返済しなければならなくなる借金を(今の学生が背負わされるのとは大違いだけれど)背負い込む前に、2年間働いて、大学に行くと行かないとでは人生がどう違うかを理解したほうがずっと良かったと思う。
大学は成功への唯一の道ではない。多くの人にとって成功への道は、経験であり、自分のスキルに完全に合う業界を見つけることであり、時には夢を持った起業家になること、いろいろなアイディアを試してみて、何がハマるか、何が納得感があるかを知ることなのよ。でも18か20では、あるいは25になっても、私たちは完全には完成しない。まだピースや部品が欠けている。
私からのアドバイス:息子さんには自分で成功か失敗をさせること。YouTubeで大評判になることで得られるあらゆる教訓を学ばせること。危険なことや違法なことするのでなければ ― 自分が何になれるか、自分で確かめさせること。
息子さんを支えてあげること。そばにいてあげること。彼の勝利を喜び、困難なときにはできれば助けてあげること。彼が自分の空気を吸い、自分の夢を抱き、そして自分が何者で何になれるかを見つけ出すように、干渉しないでおくこと。
大学に行くという「あなたの」夢に、彼を縛りつけないこと。
ああ、で私の場合? 三度目は本当に素敵だった。妻で、二児の母で、パートで働いていたときに、夜学に14年間通って、必要でも何でもない科目をマグナ・クム・ラウデ(※卒業時に授与される称号の一つ。成績上位10%程度)で卒業した。でも大学に行ったのは良かった。人が称賛するような何かを、始めて終わらせることができたんだから(当時の私にとってこれは一大事だった)。またやるかって? イエス、規律を課されるためだけにでもやる。
でもこれは私の成功とはほとんど関係がない。ただ、やると決意すれば自分はできるのだと思い出させてくれる。
■回答者4
自分のためではなく両親のために大学に来ている、伝統的な年代の大学生(18~22歳)にはたくさん教えてきた。彼らは幸せではないし、良い学生でもなく、成績も良くない。自分のやっていることに情熱を抱いていないので、ローンを返済できる仕事に就くことに躍起になる。
それより年配の、自分が大学に通う理由の分かっている学生にも教えてきた。自分なりの理由があって大学に入り、努力していて、学ぶことが大好きで、そして素晴らしい学生だ。
大学は22歳までに修了しなければならないものではない。今YouTubeで成功しているのなら、やらせておくべきだ。他の人も言っているように、自分が興味のあることにフルタイムで没頭することで多くのことを学ぶだろうし、後で大学に入り直してもいい。
両方同時にやれるとコメントしている人が多い。これは彼の作るコンテンツがどんなものかによる。YouTubeで成功するにはフルタイムの仕事以上の時間がかかることもあるし、良き大学生になることはその邪魔になるかもしれない。両方を組み合わせることについて話してみる価値はあると思うが、しかし自分の子供が興味のあることをやるよう励ますのは、親ができる最良のことだと思う。
一度に一つか二つの講義だけに出ることにしてもいいだろう。一つならフルタイムである必要はない。もちろん、フルタイムの学生向けの奨学金を貰うなら話は別だ。
私は何百人という大学生にアドバイスとカウンセリングを行ってきた。彼らが求めているのは話を聞いてもらうこと、信頼してもらうこと、そして励ましてもらうことだ。子供には自分らしくさせて、あなたがどうなって欲しいと思うのかを押し付けてはいけない。私のお気に入りの事例は、大昔の大学の友人で、両親は高価な名門大学で医学進学課程に進まなければ学費を出さないと言っていた。そこで彼は医学進学課程に行くことは行った。ところが最終的には実験心理学で卒業して、今では非常に有名な大学の終身教授になっている。医者にならなかったからといって、彼の両親が不幸せということはないだろう。
■回答者5(アメリカ)
僕は18歳になり高校を卒業したとき、チャンネル登録数たった8,000で、広告収入と寄付で毎月何百ドルも稼いでいる時期があった。息子さんに、チャンネル登録数6万2,000で増加中のアクティブなファン層があるなら(登録数がすべてを物語るわけではない。それが分かるのはSocial Blade(※ソーシャルメディアの関連数値を統計的に示し、分析を行うウェブサイト)だ)、絶対にYouTubeを続けて成長し続け、成功したほうが良い。注目を集め始め、人々が動画を視聴するようになると、YouTubeは高い報酬を払う。しかし、YouTubeのためだけに大学をやめるべきか? 僕はそうは思わない。
第一に、息子さんはYouTuberだけをやって暮らして成功するレベルではないと思う。まだ伸びている最中で、自分の能力を証明する必要があり、アルゴリズムは日々変化していて、高品質のコンテンツを作り続けなければチャンネルはいつだって下向きにシフトしかねない。第二に、YouTubeにloveliveserve(※→YouTube)というコントをやっているチャンネルがあって、400万近くのチャンネル登録数があり、何年にもわたってYouTubeで成功してきた。このチャンネルをやっている人たちは、大学に通っている2人の男だ。そう、2人の男が大学で勉強するかたわら、YouTubeで何百万というファンを満足させているんだ。彼らは確実に、大学をやめてYouTubeだけやるのに十分なぐらい有名になり成功しているのに、大学は必ず卒業することに決めている。それが彼らにとっては重要なことだからだ。
大学は全員にとって重要というわけではないし、また同時に、YouTubeに全力を費やすのは息子さんのチャンネルがどれだけ成功し、どこへ向かっているかによる。勧めるかと聞かれたら、少なくとも今は勧めない。息子さんはYouTubeで目標を達成するための技術にどっぷり浸るのではなく、大学とYouTubeと社会生活のバランスをとり続けるべきだ。もしチャンネルが急成長して勢いがついてきたら、その勢いに乗り続けさせておくといい。本格的にビッグになって、YouTubeから別のチャンスに手を広げられる時が来るだろう。
翻訳元:Quora
日本とはいろいろ前提が違うなあ・・・
参考:27歳の息子がユーチューバーになりたいと言い出しました。 - Yahoo!知恵袋
ユーチューバ―になるには? (マンガでわかるあこがれのお仕事)
■回答者1(ギニア、米在住)
僕も同じような状況だったよ。17歳のとき、高校を卒業するとすぐに、ママに大学に行かされた。僕は行きたくなかったし、使わなければ無駄になってしまうであろう他のスキルと情熱があった。当時はYouTubeのゲーム動画も作っていて、2011年には1万5,000人のチャンネル登録者がいた(当時YouTubeは今ほど大きくなかった)。プログラミングも好きで、どこかに就職したり、自分で技術系スタートアップを立ち上げたりしたいとも思っていた。
そんなわけで、大学は4学期でやめることを個人的に決意した(無駄な借金を大量に抱えて ― ありがとう、ママ)。家は極貧で学費が出せなかったので、大学に行くには大きな学資ローンを組む必要があって、だからこれに関しては今でもママのことを大いに恨んでいる。でもママを愛してはいるし、人を恨む感情は結局のところ自分を、そしてママとの関係を傷つけるだけだということは分かっているので、乗り越えようと努力している。
とにかく、僕はそうした。今は23歳で、大学をやめる決意をした年以来、技術業界で働いている(ソフトウェア技術者) ― もう5年近くになる。技術業界は、自分のやることが分かってさえいれば、大学の学位は気にしないようだ(そしてこれはYouTubeでも同じだ)。
そして一番大事なこととして・・・僕は幸せだ。これを息子さんから奪ってはいけない。自分が生きたい人生を生きさせてあげれば、いずれ自分の能力が分かるだろう(もう分かっているようだけれど ― 少なくとも今の時点では)。
息子さんが惨めな失敗をして、もしまた大学に戻りたいと言うなら、それを止めることはできない ― ただその場合、YouTubeでインフルエンサーになる機会は永遠に失うことになるかもしれない。こういうのは勢いで回っている部分が大きくて、彼は今6万人のチャンネル登録者がいて強い勢いがあるようだ。
さらに、若いうちに失敗することは素晴らしい教訓になる。僕の場合、YouTubeのキャリアに失敗したことは確実にそうだったし、他の多くの点で今でもそうだ。息子さんは強くなり、前に進み続けて挫折を乗り越えることを学ぶだろう。そして次に何かやろうとしたときには多くの知識を得ていて、成功する確率は高くなっているだろう。
最後に、次のことを覚えておいてほしい:本人の望まないことを無理にやらせると、息子さんはあなたのことを恨んで、あなたたちの関係にひびが入るかもしれない。その上息子さんは不幸せになるだろうが、それでも構わないというなら、そうすることだ。
■回答者2
悪いが、質問を読み返してしまった。”たった”6万2,000? 息子さんのチャンネルがまだ生きていて、毎日動画をアップしているとしたら、毎月1,000~1,500米ドル(※約11万2,000~16万8,000円)は稼いでいるはずだ(米国の話でなかったらすまない、ただ私がこの情報を目にしたサイトが米ドルを使っていると思ったんだ)。これは大変良いことで、あなたが息子さんに適切なサポートをすれば彼はフルタイムのYouTuberになれると思う。大学にはいつだって入り直せるが、こんなチャンスは二度と巡ってこない。6万2,000は簡単なことではないし、明らかに彼は自分の興味のあることと人生でやりたいことを見つけたのだから、彼を励ましてやるべきだと思う。ほんと、YouTubeに興味があってしかも得意じゃなければ、6万2,000は行かないって。
追記:非常にシンプルな回答なのに、いいねをたくさん貰った。気にしてはいないけど、ありがとう!
追記2:コメントを読んだところ、YouTubeと大学と両方やったほうが良いという反応が多い。私が両方やるべきではないと思う理由はたくさんあるが、主な理由を少し挙げると:
- YouTubeと大学を両方上手くやるのは難しいし、ほとんど不可能
- 何とか両立できたとしても、メンタルヘルスと社会生活は壊滅
- 選ぶのは彼だし、18歳だ。彼が授業に注意を払うかは大いに怪しいと思うので、無理に大学を続けさせても良いことはないだろう
コメントにはできる限り返信するつもりだが、すでに触れたことは繰り返さない。すまない。
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■回答者3(アメリカ)
お母さん、深呼吸をして。ゆっくり。大きく。そして、なぜ成功への唯一の道が大学だと思うのか、よく考えて!
私も多くの人と同じように ― そしてこの質問に回答している人たちと同じように ―、大学では上手く行かなかった。一回目はね。ていうか二回目もだわ。
地元の巨大な公立大学に通って、1学期で退学した。理由? 私は18歳で、実人生とその結果に関してはフェンスの柱みたいに無知で、大きな学校が与えてくれる熱狂にハマったのよ。呑み。パーティー。寝坊して授業は欠席。退学で当然だった ― 一度も授業に出なかったんだもの!
結局2年制の秘書学校(1960年代にはそう呼んでいた)に行って、これまた退学すれすれだった。学校みたいなものの有り難さを理解するには若すぎた。後で返済しなければならなくなる借金を(今の学生が背負わされるのとは大違いだけれど)背負い込む前に、2年間働いて、大学に行くと行かないとでは人生がどう違うかを理解したほうがずっと良かったと思う。
大学は成功への唯一の道ではない。多くの人にとって成功への道は、経験であり、自分のスキルに完全に合う業界を見つけることであり、時には夢を持った起業家になること、いろいろなアイディアを試してみて、何がハマるか、何が納得感があるかを知ることなのよ。でも18か20では、あるいは25になっても、私たちは完全には完成しない。まだピースや部品が欠けている。
私からのアドバイス:息子さんには自分で成功か失敗をさせること。YouTubeで大評判になることで得られるあらゆる教訓を学ばせること。危険なことや違法なことするのでなければ ― 自分が何になれるか、自分で確かめさせること。
息子さんを支えてあげること。そばにいてあげること。彼の勝利を喜び、困難なときにはできれば助けてあげること。彼が自分の空気を吸い、自分の夢を抱き、そして自分が何者で何になれるかを見つけ出すように、干渉しないでおくこと。
大学に行くという「あなたの」夢に、彼を縛りつけないこと。
ああ、で私の場合? 三度目は本当に素敵だった。妻で、二児の母で、パートで働いていたときに、夜学に14年間通って、必要でも何でもない科目をマグナ・クム・ラウデ(※卒業時に授与される称号の一つ。成績上位10%程度)で卒業した。でも大学に行ったのは良かった。人が称賛するような何かを、始めて終わらせることができたんだから(当時の私にとってこれは一大事だった)。またやるかって? イエス、規律を課されるためだけにでもやる。
でもこれは私の成功とはほとんど関係がない。ただ、やると決意すれば自分はできるのだと思い出させてくれる。
■回答者4
自分のためではなく両親のために大学に来ている、伝統的な年代の大学生(18~22歳)にはたくさん教えてきた。彼らは幸せではないし、良い学生でもなく、成績も良くない。自分のやっていることに情熱を抱いていないので、ローンを返済できる仕事に就くことに躍起になる。
それより年配の、自分が大学に通う理由の分かっている学生にも教えてきた。自分なりの理由があって大学に入り、努力していて、学ぶことが大好きで、そして素晴らしい学生だ。
大学は22歳までに修了しなければならないものではない。今YouTubeで成功しているのなら、やらせておくべきだ。他の人も言っているように、自分が興味のあることにフルタイムで没頭することで多くのことを学ぶだろうし、後で大学に入り直してもいい。
両方同時にやれるとコメントしている人が多い。これは彼の作るコンテンツがどんなものかによる。YouTubeで成功するにはフルタイムの仕事以上の時間がかかることもあるし、良き大学生になることはその邪魔になるかもしれない。両方を組み合わせることについて話してみる価値はあると思うが、しかし自分の子供が興味のあることをやるよう励ますのは、親ができる最良のことだと思う。
一度に一つか二つの講義だけに出ることにしてもいいだろう。一つならフルタイムである必要はない。もちろん、フルタイムの学生向けの奨学金を貰うなら話は別だ。
私は何百人という大学生にアドバイスとカウンセリングを行ってきた。彼らが求めているのは話を聞いてもらうこと、信頼してもらうこと、そして励ましてもらうことだ。子供には自分らしくさせて、あなたがどうなって欲しいと思うのかを押し付けてはいけない。私のお気に入りの事例は、大昔の大学の友人で、両親は高価な名門大学で医学進学課程に進まなければ学費を出さないと言っていた。そこで彼は医学進学課程に行くことは行った。ところが最終的には実験心理学で卒業して、今では非常に有名な大学の終身教授になっている。医者にならなかったからといって、彼の両親が不幸せということはないだろう。
■回答者5(アメリカ)
僕は18歳になり高校を卒業したとき、チャンネル登録数たった8,000で、広告収入と寄付で毎月何百ドルも稼いでいる時期があった。息子さんに、チャンネル登録数6万2,000で増加中のアクティブなファン層があるなら(登録数がすべてを物語るわけではない。それが分かるのはSocial Blade(※ソーシャルメディアの関連数値を統計的に示し、分析を行うウェブサイト)だ)、絶対にYouTubeを続けて成長し続け、成功したほうが良い。注目を集め始め、人々が動画を視聴するようになると、YouTubeは高い報酬を払う。しかし、YouTubeのためだけに大学をやめるべきか? 僕はそうは思わない。
第一に、息子さんはYouTuberだけをやって暮らして成功するレベルではないと思う。まだ伸びている最中で、自分の能力を証明する必要があり、アルゴリズムは日々変化していて、高品質のコンテンツを作り続けなければチャンネルはいつだって下向きにシフトしかねない。第二に、YouTubeにloveliveserve(※→YouTube)というコントをやっているチャンネルがあって、400万近くのチャンネル登録数があり、何年にもわたってYouTubeで成功してきた。このチャンネルをやっている人たちは、大学に通っている2人の男だ。そう、2人の男が大学で勉強するかたわら、YouTubeで何百万というファンを満足させているんだ。彼らは確実に、大学をやめてYouTubeだけやるのに十分なぐらい有名になり成功しているのに、大学は必ず卒業することに決めている。それが彼らにとっては重要なことだからだ。
大学は全員にとって重要というわけではないし、また同時に、YouTubeに全力を費やすのは息子さんのチャンネルがどれだけ成功し、どこへ向かっているかによる。勧めるかと聞かれたら、少なくとも今は勧めない。息子さんはYouTubeで目標を達成するための技術にどっぷり浸るのではなく、大学とYouTubeと社会生活のバランスをとり続けるべきだ。もしチャンネルが急成長して勢いがついてきたら、その勢いに乗り続けさせておくといい。本格的にビッグになって、YouTubeから別のチャンスに手を広げられる時が来るだろう。
翻訳元:Quora
日本とはいろいろ前提が違うなあ・・・
参考:27歳の息子がユーチューバーになりたいと言い出しました。 - Yahoo!知恵袋
ユーチューバ―になるには? (マンガでわかるあこがれのお仕事)
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