海外Q&Aサイトの「日本人は生のシーフードを食べて食中毒にならないの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(カナダ)
もちろんなる。食中毒は、他のあらゆる場所と同じく日本にもあるし、食の安全予防策についてよく知らなくて病気になる人も、他のあらゆる場所と同じく日本にもいる。愚かさは人類にきわめて均等に分配されているわけだ。

魚やシーフードは日本の食事の大きな部分を占めている。だから寄生虫や何やといった事件も起こる。西洋で肉に関してそういう話があるのと同様。

しかし君の質問からは、それよりも「オエー、生魚とか・・・食ったら病気になるだろ」という感じを受けるね。それに対する回答は、ノーだ。日本では1日おきに魚関係の食中毒による大規模な疫病が起こったりはしない。悪名高いフグでさえ、免許制が導入されてからは1件の死者も出していない(死ぬケースは全て素人、大抵は漁師が自宅でフグを調理した場合だ)。

魚を食べる他の多くの文化がそうであるように、そして日本の文化は間違いなくその中でも一流だが、日本人は魚をよく知っているし、日本の商人は世界最高の魚の専門家だと考えられている。彼らは冷凍技術ができるずっと前から、何千年にもわたって生魚を食べてきた。自分の海にいる魚のことは知り尽くしている。川魚を生で食べるような基本的な間違いは犯さない(川魚は調理するか長時間塩漬けにしないと健康上の問題を一番引き起こしやすい)。

彼らはどの県のどの湾でとれたどの種類の魚が、どの時期にどんな条件下で病気や寄生虫の問題を引き起こしやすいか知っている(そしてもちろん、時には辛い経験をして学んできた・・・ちょうど西洋が、肉に関して辛い経験を通じて食の安全性を学んだように)。

現代の進歩した社会ではどこでもそうであるように、高い衛生基準と食品安全の規制があるが、日本の規制は最も厳しい部類のものだ。日本の消費者は魚に詳しくて高い品質を求めるし、水産業はその品質を提供している。レストランは食品安全基準に従うし、家で料理する人でさえ、スーパーへ行けば世界的に見て比類のないほど様々な鮮魚とシーフードを刺身用に入手できる。家で料理する人が、刺身を作るのに生魚を捌いて下準備をするという基本的なルールに従うなら、日本は恐らく世界で最も間違いが起こりにくい国だろう。その理由は、水産業界と食品業界の高い基準とスキルだ。

刺身は他の食品と同じだ。つまり、適切な手順に従う必要があり、従わなければ安全でない。米国で生野菜のサルモネラ菌による食中毒が一体何度起きたことか。適切な処理が行われなければ、生のレタスだって生の魚と同じぐらい危険だ。でも僕らは未だにサラダを食べている・・・

レアのビーフバーガーは、店で買ってきたやつではなく新鮮な挽き肉を使わないと安全でないと知らなかったために、食中毒が一体何度起きたことか。

刺身も同じだ。大抵の人はルールに従うから、大抵は大丈夫だ。少数の人がルールに従わなかったり、重大なミスを犯せば病気になる。それが業界内で起これば(他のあらゆる場所と同じように日本でもたまに起こる)、他人を病気にさせる。



■回答者2(アメリカ)
もちろんなる。きちんと調理されていないオシズシでボツリヌス中毒になる。オシズシというのは「押した寿司」で、長く保存しすぎるとボツリヌス菌が発生する。有名な事例として、お祖母さんが押し寿司を1本作って休日にずっと保存しておいた。彼女はそれを食べてボツリヌス中毒で亡くなった。家族はお葬式に来て、押し寿司を見付けてそれを振る舞った。葬式で多数の死者が出た。

参考:
「本邦初のボツリヌスE型菌による食中毒事件
 北海道で自家製の鰊のいずしで主婦が食中毒となり死亡。客6人もこの「いずし」を食べ、3人死亡。北海道衛生研究所の調査で、ボツリヌス食中毒と判明。」
資料室「日本の食品衛生の歴史(昭和20年~30年代(1945年~1964年))」|食品衛生タウン



翻訳元:Quora



先人の知恵の結晶ですね。



刺身の料理と盛りつけ (新しい日本料理)



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