海外Q&Aサイトの「韓国人は自分に日本人の血が大量に流れていると知ったらどう思うの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(韓国)
東アジア諸国は長い長い間お互いに交流をしてきたから、韓国人と日本人が生物学的に大きく違わないということは明らかだ。(みんな同じ顔に見えるとは言わないが)。この意味で、韓国人の中には日本人の血(そんなものが定義できるとして)が大量に流れているだろうし、逆もまた然りだ。

もっとも、個人的には、この質問を見た時にはちょっと怒りを覚えた。それは多分、日本の植民地支配時代に先祖がいかに苦しんだかを僕が教わったからだろう。第一印象としてはそうだったけど、正直に言って内容は認めざるをえないし、それは同じ理由で日本人にも当てはまる筈だ。

君はこの質問を「韓国語」のカテゴリに投稿しているので付け加えると、日本語と韓国語がともに膠着語だというのは興味深いね。これもまた、両国が長い間交流を続けてきたことを示唆するものかも知れない。(もちろん、日本語と韓国語には多くの違いもあるけれど。)



■回答者2(韓国)
まず、こんな嘘の質問に対して怒るだろう。韓国人には日本人の血が大量に流れているだって? 笑 むしろ逆だ。事実をはっきりさせてあげよう。

日本の海賊が朝鮮にやって来るのとはまた別に、日本は朝鮮を2度、第2次大戦と文禄・慶長の役で侵略した。しかし侵略の際に、彼らはそれほど混血はしなかった。朝鮮人は拉致されるか、強姦されるか、殺されるか、日本人になるか、あるいは奴隷になった。

紀元300年から800年にかけて、古代朝鮮の百済の人々が唐・新羅連合との戦争に破れて日本に逃れた。これは当時の日本の人口の半分以上だったと考えられている。初期には古代朝鮮の南側に伽耶という国があり、日本とは早くから交流があった。日本の原住民が住む国だったと考える歴史学者もいる。

日本に最も影響を与えたのは中国だと思っている人が多いが、日本は大部分のものを古代朝鮮から受け取った。法、仏教、陶器、建築、文化、農業、漢字等は、いずれも百済と伽耶が日本に伝えた。漢字は当時の百済王が派遣した王仁という学者によって日本にもたらされた。

王仁(学者) - Wikipedia(英語)

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彼らの今の天皇、明仁でさえ、自分が百済の血統であること、また日本が古代を通じて受けた援助について認めている。

朝鮮にある自らの過去を再発見する日本 - NYTimes.com(英語)
古代の朝鮮・日本関係 - Ancient History Encyclopedia(英語)

自分の説を補強するためにいくつか記事を上げておいた。というわけで、韓国人には日本人の血が混じっているかも知れないが、事実は逆で日本人に韓国人の血が混じっているということが分かった筈だ。読んでくれてありがとう。



■回答者3(韓国)
大抵の韓国人は、日本人の中に韓国人の血が流れていることを知っている。

特に、日本の天皇が朝鮮(百済)の貴族の血統だと認めてからはそうだ。



■回答者4(韓国)
韓国人の多くは気にしないと思う。韓国人は近隣の国々から多くの影響を受けたことを知っていて、それを深刻には考えない。知っての通り韓国は半島にあるから、さまざまな民族に向かって開かれている。韓国人の名字の多くさえ、よそから来たものだ。



翻訳元:Quora



「ゆかり発言」は曲解されてますね。



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