海外Q&Aサイトの「日本人って本当の気持ちを見せないことで有名だけど、日本人の同僚が私をどう思っているか知る方法はない?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(フランス)
「タテマエ」として君のことを好きかは分かるだろう。「タテマエ」は「外観」(表面と言ってもいい)の意味、「ホンネ」はその反対で「本当の音」とか「本当の気持ち」とかいった意味だ。
Wikipediaにはこれについて短い記事がある:本音と建前 - Wikipedia(英語)

つまり、彼らの目から見て君が行儀よく振る舞っているかどうかは自分で分かるだろう。

さて、関係をもう少し深く掘り下げたいと思うなら、同僚が本当は君のことをどう思っているかを知るのは実に難しい。

日本の文化で「友達」と呼べるものに最も近いと思っている人が、いつか背中から刺してくる可能性がある・・・なぜだかさっぱり分からないし、そんなことが起こる兆候も事前に一切ないんだ。

これが日本人に関して一番難しいことの一つで、彼らは自分の気持ちを表わさないし、君が想像もできないような隠れた意図を持っているのかも知れない。

もちろんそんな人は多くはないが、西洋で解釈するのに慣れた(意識的にせよそうでないにせよ)兆候に頼ることはできないし、彼らの気持ちを解釈するのに上達して本当はどう思っているのかを明確に理解できるようになったりもしないだろう。

なのでアドバイスとしては、できるだけオープンでフレンドリーになること、できるだけ他人に敬意を持つこと、常に他人を受け入れ、最悪の事態にも備えておくことだ。

これはどんな状況でも効き目のあるアドバイスだけど、日本で暮らす時には本当に役に立つ。

悪く取らないでくれ。僕は日本の文化を愛しているし、こっちの人たちとのほとんどの関係には大いに満足している。ただ、自分では同僚以上だと思っていた人に裏切られたことが何度かあって、長期で日本に住んでいる他の外国人とこの問題について議論した結果、これは外国人が受け入れて和解しなければならないことだと分かったんだ。



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■回答者2
日本人は人間関係を区画化する傾向がある。

彼らは家族を仕事の同僚に紹介しない。同僚を大学の友人に紹介しない。大学の友人を高校の友人に紹介しない。高校の友人を家族に紹介しない。こうした異なるグループが初めて重なり合うのは、まず大抵、結婚とか葬式とかの重大なイベントの時だ。

君が前述のグループの1つに属していて、他のグループのメンバーに紹介されたなら、日本人が君を好んでいることを示すシグナルがけたたましく鳴り響いたということだ。



■回答者3(イギリス)
人間は人間だ。日本人は誰かが好きだったり嫌いだったりすれば、他の人たちと同様にある程度までそれをはっきりさせる。そのやり方が詳しく見ると違うかも知れないし、もちろんグレーゾーンもあるが、全体として、誰が私に好感を抱いていて誰がそうでないかについては、かなりはっきり分かっている。

私の場合、同僚を飲みに誘うと半分が参加、半分は誘いに応じない。これ以上ないほどはっきりしていると思うね!



翻訳元:Quora



「人間関係を区画化する」っていうのは、言われてみるとその通りですね。



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