海外Q&Aサイトの「なぜ韓国人は独島のことで頭がいっぱいなの？」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1（アメリカ）
この件に関するプロジェクトをやったことのあるアメリカ人の観点からすると、独島紛争は何よりもプライドの問題だと思うわ。私は個人的にはあの島は韓国のものだと思うけど、紛争自体は曖昧な歴史的根拠と日韓両サイドが協力しないことに発している。
韓国はあの島がずっと自分たちのものだったと強く信じていて、それを証明するために歴史的な文書を使う。日本はその文書は曖昧で不確かなものだと考えて、独島は自分たちのものだと主張する。独島はすごく小さな島だけど、豊かな漁業域なのよ。第2次大戦中の日本の朝鮮支配が終わるまでこの島は必ずしも「係争中」とは見なされなかったので、この島に対する韓国の所有欲は、大体が日本への憎しみと恨みに発している。
■回答者2（韓国）
簡単な答え：ナショナリズムと結びついているから。
人々が独島を欲しがる具体的な（教科書的な）理由を教えてあげるわ。独島は絶海にある一群の岩に見えるけど、潜在的には価値のある自然資源を蔵していると言われているの。具体的な価値があるのは島自体ではなくその周りの海というわけ。この領海は誰だって欲しがる。
島自体だったら多分もっとずっとシンプルだったのにね。
上の回答にあるように、この問題は国民のプライドに関係している。独島はそれ自体としての意味はほぼ失って、象徴のようなものになっている。
手短に言うと、独島は韓国の法の下にあるけれど、日韓両国が領有権を主張して論争の的になってきた。韓国人はそれが自分たちの土地で、日本の植民地時代の直前からその期間中、日本人によって不正に奪われたと考えている。日本人はそれが自分たちの土地で、日本の植民地時代の後に韓国人によって不正に奪われたと考えている。
韓国人が日本人に対して独島が韓国のものであることを受け入れるよう要求する度に、日本人はこれを侮辱と取る。日本の竹島を韓国人が掌中に収めているという事実をしつこく言ってくるんだからね。日本人が韓国人に対して竹島を日本に返すよう要求する度に、韓国人はこれを恥ずべき帝国主義的行動と取る。「どの面下げて独島を取ろうとしているんだ？」って。どちらにしても、歴史の開いた傷跡に塩を塗り込むようなものね。
今では、独島のために戦うことは「私こそ正しい、お前は自らを辱めている」とか「私は歴史的に不正に扱われてきた」とか言う、ナショナリズム競争の憤慨した行為になってしまっている。メディアと政府のせいで実際の歴史的な過去を直視することは背後に追いやられて、独島/竹島の領有は日韓どちらの社会にとっても正当化の必要なことになっている。
問題になっているのは島自体じゃなくて、その背後にある歴史的な意味ってわけ。
■回答者3（韓国系アメリカ）
人が自分の土地を二度とガキ大将に取られないように努めているのが「頭がいっぱい」？ 韓国人はちっぽけな島のことばかり考えているように見えるかも知れないが、これは僕たちの傷ついた歴史と、盗まれた島のために戦う意志に関することだ。誰でも知っているように、日本は朝鮮を第2次大戦と1592年の2度乗っ取った。19世紀には僕たちの女王も殺害した。
日本は自国の歴史を変えたり歪めたりして、自分たちが独島の真の所有者に見えるようにしている。独島がサンフランシスコ平和条約の調印時に含まれていなかったというだけのことで、日本政府は独島が1905年に日本の領土になり朝鮮はそれ以前に領有権を主張していなかったと言い立てている。独島という島は過去には別の名前だったが、日本はだから朝鮮は一度も領有権を主張しなかったとか、その島は朝鮮の歴史に存在しないとか言い立てている。笑えるのは日本の古い文書や教科書にも独島が韓国の領土だという証拠がたくさんあることだ。こうした証拠は自国の政府の不合理な主張を否定する多くの日本の歴史学者たちによって発見され、提示されている。なぜそんな歴史学者がいるんだろうね？ なぜ韓国の主張を否定する研究者や歴史学者が一人もいないいんだろうね？ そして、なぜ日本のこうした歴史学者や研究者は自国では詐欺師扱いされているんだろうね？
日本の歴史学者「独島は韓国領だ」- The Hankyoreh（英語）
※久保井規夫氏（→Wikipedia）らの主張が紹介されています。
独島・竹島・リアンクール岩礁 日韓間の独島/竹島論争の歴史的事実（英語）
※保坂祐二氏（→Wikipedia）の主張が紹介されています。
翻訳元：Quora
一方日本人は主張しなさすぎですね。
関連記事：
外国人「独島/竹島は韓国と日本どっちのものだと思う？」
外国人「なぜ韓国は竹島の領土問題を国際司法裁判所で解決しようという日本の提案を拒否しているの？」
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■回答者1（アメリカ）
この件に関するプロジェクトをやったことのあるアメリカ人の観点からすると、独島紛争は何よりもプライドの問題だと思うわ。私は個人的にはあの島は韓国のものだと思うけど、紛争自体は曖昧な歴史的根拠と日韓両サイドが協力しないことに発している。
韓国はあの島がずっと自分たちのものだったと強く信じていて、それを証明するために歴史的な文書を使う。日本はその文書は曖昧で不確かなものだと考えて、独島は自分たちのものだと主張する。独島はすごく小さな島だけど、豊かな漁業域なのよ。第2次大戦中の日本の朝鮮支配が終わるまでこの島は必ずしも「係争中」とは見なされなかったので、この島に対する韓国の所有欲は、大体が日本への憎しみと恨みに発している。
■回答者2（韓国）
簡単な答え：ナショナリズムと結びついているから。
人々が独島を欲しがる具体的な（教科書的な）理由を教えてあげるわ。独島は絶海にある一群の岩に見えるけど、潜在的には価値のある自然資源を蔵していると言われているの。具体的な価値があるのは島自体ではなくその周りの海というわけ。この領海は誰だって欲しがる。
島自体だったら多分もっとずっとシンプルだったのにね。
上の回答にあるように、この問題は国民のプライドに関係している。独島はそれ自体としての意味はほぼ失って、象徴のようなものになっている。
手短に言うと、独島は韓国の法の下にあるけれど、日韓両国が領有権を主張して論争の的になってきた。韓国人はそれが自分たちの土地で、日本の植民地時代の直前からその期間中、日本人によって不正に奪われたと考えている。日本人はそれが自分たちの土地で、日本の植民地時代の後に韓国人によって不正に奪われたと考えている。
韓国人が日本人に対して独島が韓国のものであることを受け入れるよう要求する度に、日本人はこれを侮辱と取る。日本の竹島を韓国人が掌中に収めているという事実をしつこく言ってくるんだからね。日本人が韓国人に対して竹島を日本に返すよう要求する度に、韓国人はこれを恥ずべき帝国主義的行動と取る。「どの面下げて独島を取ろうとしているんだ？」って。どちらにしても、歴史の開いた傷跡に塩を塗り込むようなものね。
今では、独島のために戦うことは「私こそ正しい、お前は自らを辱めている」とか「私は歴史的に不正に扱われてきた」とか言う、ナショナリズム競争の憤慨した行為になってしまっている。メディアと政府のせいで実際の歴史的な過去を直視することは背後に追いやられて、独島/竹島の領有は日韓どちらの社会にとっても正当化の必要なことになっている。
問題になっているのは島自体じゃなくて、その背後にある歴史的な意味ってわけ。
↑コメント1（アメリカ）
ここサンディエゴの娘の中学でよく見かけるミニバンがあるんだが、リアウィンドウに「独島は東海の島だ」と書いた巨大なステッカーが貼ってある。私の日本人の妻はこれを異常だと思っている。彼女は「竹島」は韓国の領土ではないという考えだが、それでも家族の車の後ろにそれをべたべた貼り付けようと思ったことはない。
↑回答者2
日本がソフトパワーの点で疑いもなく韓国より強い世界的影響力を持っていることに注意して ― そのバンと宣伝の背後にある考えは、恐らく、韓国が独島に対する権利を繰り返し強調し、韓国が独島は韓国のものだと信じる理由を国際社会に教育しなければ、国際社会は自然に日本の側に付くだろう（前述の評判・影響力のため）と韓国人が恐れているという事実に関係している。
■回答者3（韓国系アメリカ）
人が自分の土地を二度とガキ大将に取られないように努めているのが「頭がいっぱい」？ 韓国人はちっぽけな島のことばかり考えているように見えるかも知れないが、これは僕たちの傷ついた歴史と、盗まれた島のために戦う意志に関することだ。誰でも知っているように、日本は朝鮮を第2次大戦と1592年の2度乗っ取った。19世紀には僕たちの女王も殺害した。
日本は自国の歴史を変えたり歪めたりして、自分たちが独島の真の所有者に見えるようにしている。独島がサンフランシスコ平和条約の調印時に含まれていなかったというだけのことで、日本政府は独島が1905年に日本の領土になり朝鮮はそれ以前に領有権を主張していなかったと言い立てている。独島という島は過去には別の名前だったが、日本はだから朝鮮は一度も領有権を主張しなかったとか、その島は朝鮮の歴史に存在しないとか言い立てている。笑えるのは日本の古い文書や教科書にも独島が韓国の領土だという証拠がたくさんあることだ。こうした証拠は自国の政府の不合理な主張を否定する多くの日本の歴史学者たちによって発見され、提示されている。なぜそんな歴史学者がいるんだろうね？ なぜ韓国の主張を否定する研究者や歴史学者が一人もいないいんだろうね？ そして、なぜ日本のこうした歴史学者や研究者は自国では詐欺師扱いされているんだろうね？
日本の歴史学者「独島は韓国領だ」- The Hankyoreh（英語）
※久保井規夫氏（→Wikipedia）らの主張が紹介されています。
独島・竹島・リアンクール岩礁 日韓間の独島/竹島論争の歴史的事実（英語）
※保坂祐二氏（→Wikipedia）の主張が紹介されています。
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翻訳元：Quora
一方日本人は主張しなさすぎですね。
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