海外Q&Aサイトの「なぜ日本にはあんな沢山のAV女優がいるの?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(匿名)
眞木あずさ:インタビュー | Time Out Tokyo(英語)
上の日本のAV女優のインタビューは君にとって興味深いかもね。
「あんな沢山の日本人AV女優が」という問題かどうかは分からないけど、日本で多くの女性がポルノ業界に行くのは事実のようだ。例えば眞木あずさは毎年1万人と見積もっている。
しかしこれは政府とは何の関係もない。実際、日本での検閲は非常に厳格で、全てのポルノは性器のところをぼかすか何かして隠さないといけない。ポルノを「輸出」しようとか、女性を積極的にこの業界で働かせようとかいった政府主導の動きがあるわけではないことは確かだ。ただ文化的に、日本ではポルノスターが君の言うようにかなりのリスペクトを受けているというのは興味深い。これは他の文化では一般的ではないだろう。
第一に、多くの国ではポルノ産業と「家庭向け」または「メインストリーム」のエンターテインメントの間に厳格な分割線が引かれている。この境界を超える人は比較的少ない ― サーシャ・グレイ(※アメリカのポルノ出身の女優。→Wikipedia)はハリウッドにおける珍しい例かも知れない。しかし日本では、この境界線は比較的流動的だ。インタビューであずさも言っているように、ビッグになってメインストリームの女優やタレントになるという夢を持ってこの業界に入ってくる女性もいる。さらに、これは「ポルノ」とは違うかも知れないが、戸田恵梨香や佐々木希といったメインストリームの女優やモデルは、多くが「グラビアモデル」としてキャリアを開始している。
メインストリームのTV局でやっている日本のゲーム番組も、AV女優を出演させることにほぼ制限を設けていないようだ。彼女たちの仕事はそれほどタブーではなく、単純に、バラエティー番組に出るのに十分なレベルの知名度(あるいは悪名度)があるかという問題だ。
逆もよくある。日本ではガールズグループ(AKB48みたいな)のアイドルが、グループを「卒業」してアダルト業界に入ることがあるのはよく知られている。これは決して世界共通の現象ではない ― 例えばK-popには多くのガールズグループやアイドルがいるが、韓国ではメインストリームのセレブがポルノという異教の底にまで「堕ちる」ことは考えられないだろう。まるでテイラー・スウィフトが歌手をやめてアダルト業界に行くと発表するようなものだ。日本人以外には恐らく理解しがたいことだが、しかし日本では決して珍しいことではない。
■回答者2(匿名)
2008年に東京にいた時、AV産業に携わっている人に2人知り合った。1人は「女優」で、もう1人は副業でやってるアメリカ黒人(彼の「昼の」仕事はGABAの英会話教師で、仕事の時間は融通がきいた)。
女優さんの方は数本のDVDに出ただけで全然有名じゃなくて、僕は共通の友人を通して知った。居酒屋でのパーティーで何度か会っただけだ。
黒人の男の方は、黒人ポルノ専門の「エージェント」を知っていて、DVD撮影の数日前に電話で呼び出される。彼によると、撮影はまず大抵が他の黒人男性と日本人の女の子1人だったそうだ。給料は少なかったらしいけどね(幾らかは言わなかったけど、GABAの給料の方が良かった)。
基本的に、ざっと見積もって東京の女の子の500人に1人はどこかの時点でポルノをやったことがある。理由として僕が聞いたのは:
■回答者3
キリスト教の価値観がないから。ユダヤ・キリスト教社会と比べると、日本では売春やポルノ業界は完全に正常な産業であり現実的なキャリアの選択肢と見なされている。
女の子が性産業の「入口」、すなわち「キャバ」と呼ばれるバーで仕事に就くと、両親は誇らしさと達成感を覚える。彼女の父親や兄弟はその種のバーによく行くし、日本人男性は仕事が終わってから同僚と一緒にセックス・クラブに行って、酔っ払って売春婦を引っ掛けるのが普通だ(日本では売春とは挿入が行われることと定義されるという事は言っておかねばならないが、しかしそれ以外のあらゆる行為は売春と見なされない)。
日本人の女の子がAV女優になった場合、両親は特に気にせず許すのが普通だ。ヤクザに借金を返すためにこの産業で働かされていて他に選択肢がないという場合もある(ヤクザは日本の全ての売春を仕切っている)。借金は自分で膨らませたものだったり、パチンコをする家族が作ったものだったりする。
翻訳元:Quora
そこまでハードル低いですかね・・・?

職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)
■回答者1(匿名)
眞木あずさ:インタビュー | Time Out Tokyo(英語)
上の日本のAV女優のインタビューは君にとって興味深いかもね。
「あんな沢山の日本人AV女優が」という問題かどうかは分からないけど、日本で多くの女性がポルノ業界に行くのは事実のようだ。例えば眞木あずさは毎年1万人と見積もっている。
しかしこれは政府とは何の関係もない。実際、日本での検閲は非常に厳格で、全てのポルノは性器のところをぼかすか何かして隠さないといけない。ポルノを「輸出」しようとか、女性を積極的にこの業界で働かせようとかいった政府主導の動きがあるわけではないことは確かだ。ただ文化的に、日本ではポルノスターが君の言うようにかなりのリスペクトを受けているというのは興味深い。これは他の文化では一般的ではないだろう。
第一に、多くの国ではポルノ産業と「家庭向け」または「メインストリーム」のエンターテインメントの間に厳格な分割線が引かれている。この境界を超える人は比較的少ない ― サーシャ・グレイ(※アメリカのポルノ出身の女優。→Wikipedia)はハリウッドにおける珍しい例かも知れない。しかし日本では、この境界線は比較的流動的だ。インタビューであずさも言っているように、ビッグになってメインストリームの女優やタレントになるという夢を持ってこの業界に入ってくる女性もいる。さらに、これは「ポルノ」とは違うかも知れないが、戸田恵梨香や佐々木希といったメインストリームの女優やモデルは、多くが「グラビアモデル」としてキャリアを開始している。
メインストリームのTV局でやっている日本のゲーム番組も、AV女優を出演させることにほぼ制限を設けていないようだ。彼女たちの仕事はそれほどタブーではなく、単純に、バラエティー番組に出るのに十分なレベルの知名度(あるいは悪名度)があるかという問題だ。
逆もよくある。日本ではガールズグループ(AKB48みたいな)のアイドルが、グループを「卒業」してアダルト業界に入ることがあるのはよく知られている。これは決して世界共通の現象ではない ― 例えばK-popには多くのガールズグループやアイドルがいるが、韓国ではメインストリームのセレブがポルノという異教の底にまで「堕ちる」ことは考えられないだろう。まるでテイラー・スウィフトが歌手をやめてアダルト業界に行くと発表するようなものだ。日本人以外には恐らく理解しがたいことだが、しかし日本では決して珍しいことではない。
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■回答者2(匿名)
2008年に東京にいた時、AV産業に携わっている人に2人知り合った。1人は「女優」で、もう1人は副業でやってるアメリカ黒人(彼の「昼の」仕事はGABAの英会話教師で、仕事の時間は融通がきいた)。
女優さんの方は数本のDVDに出ただけで全然有名じゃなくて、僕は共通の友人を通して知った。居酒屋でのパーティーで何度か会っただけだ。
黒人の男の方は、黒人ポルノ専門の「エージェント」を知っていて、DVD撮影の数日前に電話で呼び出される。彼によると、撮影はまず大抵が他の黒人男性と日本人の女の子1人だったそうだ。給料は少なかったらしいけどね(幾らかは言わなかったけど、GABAの給料の方が良かった)。
基本的に、ざっと見積もって東京の女の子の500人に1人はどこかの時点でポルノをやったことがある。理由として僕が聞いたのは:
- 日本の女の子は常に化粧品や贅沢なファッションアイテムの競争に晒されていて、これらは安くない。臨時収入を稼ぐため大抵はキャバクラで働くが、AVはもっと短時間で稼げる手っ取り早い選択肢と考えられている。お酒を飲む必要もない。(AV女優から)
- 実際のところバレる恐れはない。新作AVの数は余りに多いからだ。有名にならなければ、人に気付かれる可能性は非常に小さい。(黒人男性から)
- 給料は非常に良い。全くのアマチュアでも1回の撮影だけで10万円を手に入れられるし、エージェントも要らない。(2人とも。ただし金額は黒人男性から)
- AVに出るのは大変な事とは思われていない。「ギャル」、または人生についてそれほど真面目に考えていない子なら、AVの1、2本に出たことがあっても大抵の男はそれを理由に拒絶はしないし(誰も処女を探してなんかはいない)、実際セールスポイントになると考える子も多い。(AV女優から)
■回答者3
キリスト教の価値観がないから。ユダヤ・キリスト教社会と比べると、日本では売春やポルノ業界は完全に正常な産業であり現実的なキャリアの選択肢と見なされている。
女の子が性産業の「入口」、すなわち「キャバ」と呼ばれるバーで仕事に就くと、両親は誇らしさと達成感を覚える。彼女の父親や兄弟はその種のバーによく行くし、日本人男性は仕事が終わってから同僚と一緒にセックス・クラブに行って、酔っ払って売春婦を引っ掛けるのが普通だ(日本では売春とは挿入が行われることと定義されるという事は言っておかねばならないが、しかしそれ以外のあらゆる行為は売春と見なされない)。
日本人の女の子がAV女優になった場合、両親は特に気にせず許すのが普通だ。ヤクザに借金を返すためにこの産業で働かされていて他に選択肢がないという場合もある(ヤクザは日本の全ての売春を仕切っている)。借金は自分で膨らませたものだったり、パチンコをする家族が作ったものだったりする。
翻訳元:Quora
そこまでハードル低いですかね・・・?

職業としてのAV女優 (幻冬舎新書)
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現在日本の子供たち七人に一人が貧困家庭という現実
そして崩壊家庭の被害者である育児放棄された子供たち
親が悪いと言うだけで罪のない子供たちの将来を
国の未来の担い手として考えない人々
これからさき、もっと「女優」さんが増えて行くだろうね