海外Q&Aサイトの「日本でノーって言う時、どうすれば失礼にならない?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者(シンガポール)
一般的に、ノーと言う時にノー(日本語で「イイエ」)と言うのは失礼に当たる。

ピューリッツァー賞作家でコラムニストのDave Barryは著書「Dave Barry Does Japan」(1992)の中で、この独特の文化的習慣を理解するための次のような教材を考え出した。

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※表の翻訳:
 日本人が言う英語 → アメリカ人にとっての実際の意味
 わかりました → ノー
 ああ → ノー
 うん → ノー
 イエス → ノー
 難しいです → 完全に不可能です
 大変興味深いですね → こんなバカげたの聞いたことない
 ご提案はまだ検討中です → お前の提案書はヤギに食わせるよ

誇張されていると言いたいところだけど、実際(多分ヤギのところだけ除いて)誇張じゃないんだ。要するに、日本人はとても礼儀正しいので、あからさまな拒絶に遭って失望を与えることを何としてでも避けようと努めるんだ(「メイワク」をかけることに対するこの恐れに関しては、日本人の謝罪についての回答で前に論じた)。中立的な事実に反駁するのでなければ(その場合も否定的な言葉を使う必要はなくて、簡潔に訂正するだけだろう)、助言や情報を求めて露骨に断られることはない。たとえその人が断りたいと思っていてもだ。

日本人がノーと言う時の言い方は以下のような感じだ:

「いやぁぁぁ…」
これに以下のいずれかを続ける:

(大体後の方ほどくだけた/失礼な感じ)
1. ちょっとむずかしいですね。
2. ちょっときついですね。
3. ちょっと時間かかりますね。
4. ちょっと困りますね。
5. ちょっと…
6. ちょっと無理かな…ごめん。

キーワードは「ちょっと」で、「ささいな問題」という含みがある。役に立てなかったことを謝るのも、くだけた会話の場合を除いては避けられる ― 最後に多少の助けが与えられる妥協点を見つけられれば申し分ない。

こうした丁寧な表現が、ごくあからさまな否定の意味で使われることはもちろん皆知っているから、こういった表現が誤解を招くことは一切ない。単純に礼儀正しい、それでいてはっきりした「ノー」の言い方だ。


↑コメント(アメリカ)
この習慣には例外がある。以前私は会議で、日本でも有数の大企業で働く人たちの集団に提案を行った。提案はその会社からの大きな支援を依頼をするものだった。当社側の3人のうち私は唯一の外国人で、もう1人は通訳だった。

私たちが提案を終えるやいなや、相手側の4人の日本人全員が笑いだした。1人が、笑うのをやめると、はっきりとノーと言った。そして確かに、彼はそれを3回か4回繰り返したんだ。事ここに至っては、どうやら退却すべき時らしい!

これは10年以上前、「NOと言える日本」という本が流行っていた頃のことだ。

ちなみにこの会社とは、今に至るまで良い関係を続けている。



翻訳元:Quora



ちなみにイエス/ノーは必ずしもどの言語にもある訳ではないらしいです。

参考:
「日本語のはい、いいえ、英語のYes、Noに相当する語はない。疑問文に対する回答は疑問文の動詞の肯定形、否定形をもって回答する。」
スコットランド・ゲール語の文法 - Wikipedia



「NO(ノー)」と言える日本―新日米関係の方策(カード) (カッパ・ホームス)



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