海外Q&Aサイトの「日本人は皮肉に対してどう反応する? 『私はバカガイジンです』って言ったらどう反応するかな?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(アメリカ)
日本では皮肉は余り上手く行かない。もちろん皮肉自体は存在するし、皮肉が上手い芸人もいるけど、お笑い全体の中でそう大きな位置を占めるものではない。もっと重要なこととして、非ネイティブスピーカーとして皮肉を上手く通じさせることはできない。
もし君が笑わせたいと思っているなら、日本では自虐ギャグが非常に上手く行く。
自分が「バカなガイジン」だと言っても、恐らく、バカじゃないですよ、日本語が本当にお上手ですねと優しく請け合ってもらって終わりだ。君が顧客の前で日本語を誤解して上司に恥をかかせたとか、場違いな服装で出てしまったとかいった話をすれば、友達には大受けするだろう ― 特にビールの1、2杯も飲んでいれば。
■回答者2(中国)
もし私がそんなことを言ったら、日本人の友人たちは「せやな!」(その通り、お前はバカなガイジンだ!)ってユニゾンで合唱するでしょうね。
(ありがと、みんな!)
それはそれとして、どう反応するかは相手との関係による。ユーモアというのは状況に依存するものだから、あなたが折々皮肉になる人間だと知っている親しい友人たちなら、ちゃんと受け取ってくれる。知らない人やただの知り合い程度だと、a)あなたが何か別のことを言おうとしていると思うか、b)無礼になることを恐れて聞こえなかったふりをするか、c)あなたが言ったことを激しく否定するかね。
ただ、関西出身の人たちはあなたのジョークを非常に良く受けてくれると思う。そしてすぐに打ち解けた会話をしている自分に気づく筈。彼らにとって、面白くない人物以上に悪いものはないのよ。
■回答者3
笑って「そんなことないですよ」って言うだろうね。
追伸:日本語にアクセントはない(※原文では「desu」に不要なアクセント記号がある)。「バカ」の後には「な」を付ける必要がある。「ガイジン」は「ガイコクジン」の俗語なので、使わない方が良い。
→ 「私はバカな外国人です。」(疑問文なら最後に「か」を付ける)
■回答者4(アメリカ)
多分君を哀れんでくれると思うよ。君はバカだし、しかも間違った日本語でそれをやってるんだから。
日本語では、そういうのは皮肉にはならない。自信のなさの表現だ。自信のなさや謙虚さを表現するのに「私は頭が良くないです」と言っても良いが、ただしこれは「私はバカ」ほど痛い感じではない。「ガイジンだから、分からない」なら、ちょっと笑ってくれる人もいるだろう。
日本と日本語には皮肉が存在するし、見事な皮肉になることもある。ただ、他の言語から単純に翻訳して同じ効果を得ようとすることはできない。
■回答者5(アメリカ)
まず事実を明確にしておくと、日本人は皮肉や当てこすりや、その他どの言語にもある言語的動作は全部使う。ただ彼らは、英語の皮肉ほど分かりやすい形では言わない。とは言え質問そのものに答えると、日本人は何も言わないか、君が自分で言うようなバカじゃあないと言うだろう。でその上で「こいつ、やりよったw」と思うだろう。
翻訳元:Quora
海外ドラマのノリで気の利いた皮肉を言われると困りそう。
子どものうそ、大人の皮肉――ことばのオモテとウラがわかるには (そうだったんだ!日本語)
■回答者1(アメリカ)
日本では皮肉は余り上手く行かない。もちろん皮肉自体は存在するし、皮肉が上手い芸人もいるけど、お笑い全体の中でそう大きな位置を占めるものではない。もっと重要なこととして、非ネイティブスピーカーとして皮肉を上手く通じさせることはできない。
もし君が笑わせたいと思っているなら、日本では自虐ギャグが非常に上手く行く。
自分が「バカなガイジン」だと言っても、恐らく、バカじゃないですよ、日本語が本当にお上手ですねと優しく請け合ってもらって終わりだ。君が顧客の前で日本語を誤解して上司に恥をかかせたとか、場違いな服装で出てしまったとかいった話をすれば、友達には大受けするだろう ― 特にビールの1、2杯も飲んでいれば。
■回答者2(中国)
もし私がそんなことを言ったら、日本人の友人たちは「せやな!」(その通り、お前はバカなガイジンだ!)ってユニゾンで合唱するでしょうね。
(ありがと、みんな!)
それはそれとして、どう反応するかは相手との関係による。ユーモアというのは状況に依存するものだから、あなたが折々皮肉になる人間だと知っている親しい友人たちなら、ちゃんと受け取ってくれる。知らない人やただの知り合い程度だと、a)あなたが何か別のことを言おうとしていると思うか、b)無礼になることを恐れて聞こえなかったふりをするか、c)あなたが言ったことを激しく否定するかね。
ただ、関西出身の人たちはあなたのジョークを非常に良く受けてくれると思う。そしてすぐに打ち解けた会話をしている自分に気づく筈。彼らにとって、面白くない人物以上に悪いものはないのよ。
■回答者3
笑って「そんなことないですよ」って言うだろうね。
追伸:日本語にアクセントはない(※原文では「desu」に不要なアクセント記号がある)。「バカ」の後には「な」を付ける必要がある。「ガイジン」は「ガイコクジン」の俗語なので、使わない方が良い。
→ 「私はバカな外国人です。」(疑問文なら最後に「か」を付ける)
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■回答者4(アメリカ)
多分君を哀れんでくれると思うよ。君はバカだし、しかも間違った日本語でそれをやってるんだから。
日本語では、そういうのは皮肉にはならない。自信のなさの表現だ。自信のなさや謙虚さを表現するのに「私は頭が良くないです」と言っても良いが、ただしこれは「私はバカ」ほど痛い感じではない。「ガイジンだから、分からない」なら、ちょっと笑ってくれる人もいるだろう。
日本と日本語には皮肉が存在するし、見事な皮肉になることもある。ただ、他の言語から単純に翻訳して同じ効果を得ようとすることはできない。
■回答者5(アメリカ)
まず事実を明確にしておくと、日本人は皮肉や当てこすりや、その他どの言語にもある言語的動作は全部使う。ただ彼らは、英語の皮肉ほど分かりやすい形では言わない。とは言え質問そのものに答えると、日本人は何も言わないか、君が自分で言うようなバカじゃあないと言うだろう。でその上で「こいつ、やりよったw」と思うだろう。
翻訳元:Quora
海外ドラマのノリで気の利いた皮肉を言われると困りそう。
子どものうそ、大人の皮肉――ことばのオモテとウラがわかるには (そうだったんだ!日本語)
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