海外Q&Aサイトの「日本の文化で誤解されていることは?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者
思い浮かんだのは2つ。

 1. 日本人は西洋人より礼儀正しい。

日本人の礼儀作法は非常に洗練されているし、誰かが無知な意見を言ってもそれを神の言葉であるかのように触れ回ったりも余りしないが、その反面、アメリカ人なら疑問に思ったり反対しそうな意見や質問が日本では受け入れられている。

一例を上げると、人の容姿について冗談を言う/笑いものにすること。アメリカでは、デブとかハゲとかいった冗談を言うのは一般に無作法だと考えられるし、特に面と向かって言うのはそうだ。日本ではこれは争う余地のない事実で、議論になることはあり得ない。したがって安全な笑いのネタになる。

あるいは、ほとんど会ったばかりの相手に年齢を聞くこと。日本人は年齢と若さというものにすごくこだわる。また年齢と先任順位という儒教的な考えも根深い。彼らは君が年上か年下か、それとも同じぐらいの年かを知りたがる。

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 2. 日本は性差別的で、日本の男性は楽しくやっているが女性は辛い思いをしている。

西洋的な視点から見ると、日本は実際、非常に性差別的だ。野心的で聡明な女性は辛い思いをする。だが同じぐらい、あるいはもっと辛い思いをしているのは誰だと思う? 怠け者の、つまり起きている時間の全てを仕事に費やそうと思わない男だ。日本の会社の多くは、仕事への献身にほとんど軍隊的な熱意を持っている。そこまで熱意のない日本人男性なら、全力で熱意のあるふりをしなければならない。そして基本、惨めになる。

女性は出世コースから外されることが多く、また結婚すると(社内で出会った誰かとだったりする)、仕事を辞めることも多い。あとはパートタイムで働いて、英会話とかの趣味を始めたり友達とお茶をしたりして、見た感じバランスのとれた生活を送る。

また女性の独立した経済的影響力は性差別的な制度によって抑圧されているとは言え、実生活では女性は相当の経済力を持っている。独身女性はフルタイムで働きながら実家暮らしをしていることが多い。そのため自由に使える収入も多い。週末を利用してグアムやサイパンに旅行に行ったり、ちょっとしたショッピングをしたりも出来る。

結婚した女性は自分の収入は失うが、夫の収入を手に入れる。日本の男性は一般に給料の全額を妻に渡し、雑費や諸経費のためのわずかな小遣いを受け取る。全くのところ、財布の紐を握っているというのは力だ。そして妻は夫が扶養してくれるのが当然と思っている。これは特別なことではなくて、単に夫の役割なのだ。

その上、家は妻の領域だと考えられている。夫は仕事では偉い上司かもしれないが、自分の家に足を一歩踏み入れたら、家のルールに従うことになる。

だから僕が何より驚いたのは、大人になって日本に戻った時、日本の女性は可哀想だと思ったけど、長く住むほどに男性の方が可哀想に思えてきたということだ。

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翻訳元:Quora



西洋の価値観で割り切ろうとすることに無理があるんでしょうね。




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