海外Q&Aサイトの「芸者と一晩過ごすのって幾らぐらいかかる?」という質問から、回答をご紹介。


859145

■回答者1
1人の芸者を雇うコストを何人で分担するかによる。東京で中レベルの芸者の今のレートは、2~3時間のパフォーマンスで約20~30万円(1,700~2,600ドル)だ。普通はペアで来ることが多いだろうから、君が10人といたら、そうだな、食事も入れて1人当たり5万円(435ドル)なら手頃な値段だ。

私は旅行業界で仕事をしていて、芸者のコストが高いと「ママさん」に文句を言ったら、着物は高ければ100万円(8,700ドル)もするし、髪結いは1度の仕事で5万円かかるんだと指摘してきた。それから芸者の背後には彼女が芸を学んで実践するのを助ける人たちがいるし、誰かがこのビジネスを営む必要があるし、もちろん儲けも必要だ。だから、これら全部を考えれば、そう悪い値付けではない。

日本の旅行業界では女優を芸者として出すことがある。これは、人生の大部分を踊りと音楽と立ち居振る舞いの習得に費やしてきたプロの芸者にとっては、気分を害するような、敬意を欠いたことだ。しかし日本を訪れる観光客の増加につれて「芸者パフォーマンス」の需要も増えているので、より費用対効果の良いサービスを提供するという圧力も強い。経験の差は一目瞭然で、プロの方は芸術のようなものだ。君のグループが本物の方を選ぶだけの余裕があるなら、偽物を買う理由はない。



■回答者2(インドネシア)
京都では、芸者を揚げる一晩のコストは芸者1人につき5万~10万円程度よ。食事(通常、日本の懐石という伝統的な高級料理)のコストは普通1人当たり1万~3万円。それより難しいのは、まずお茶屋(ティーハウス)に入るための資格を手に入れることでしょうね ― 多くのお茶屋は非常に排他的で、初めは常連客に紹介してもらう必要があるの。

もっと安価な代替品もある。嵐山の「がんこ」のような飲食店では、食堂で舞妓のエンターテインメントを出している。「ギオンコーナー」というのもあって、一晩2,000~3,000円で日本文化のアクティビティをやったり舞妓のダンスを見たりして過ごせる。芸者が参加する祭りやイベントは無料のが多いわ。



■回答者3(アメリカ)
それほどやったことはないが、自分の限られた経験では、上の回答に書いてある数字よりかなり高めだ。

料亭(かつては日本のティーハウス、今では高級料理の最高峰)での食事は、ドリンクとチップが追加されると普通1人当たり7万~10万円かかる。

芸者も要求されるグレードによっては100万円(1万ドル)もすることがある。

そしてこれは僕のような人間にとっては全くの無駄だ。芸者のパフォーマンスの微妙なポイントを楽しんで、適切なタイミングで適切な反応ができるような日本人は少ないし、急速に消え行きつつある。プロの野球選手が10歳の子供とキャッチボールをするようなものだ。時間だけは過ぎるが楽しいものではなく、プロの才能の無駄遣いだ。

とは言え、引退した芸者を何人か知っているが、すごく面白い人たちだ。大酒飲みで、非常にウィットに富んでいて、明らかに頭が切れる。働いている様式化された芸者より僕はずっと好きだ。



■回答者4
知らない。外国人は誰も知らないんじゃないか。

銀座のホステスのいるバーに行ったことがあるけど、ドアを入っただけで10万かかった。1人当たりだぞ。

ヒント:自分の金は使わないこと。こういうナンセンスは、全部会社の経費で支払う。



翻訳元:Quora



外国人観光客向けのキッチュなショーとか楽しそう。




芸者論―神々に扮することを忘れた日本人



スポンサーリンク