海外Q&Aサイトの「神道って今の日本の社会でどんな役割を果たしているの?」という質問から、回答をご紹介。
■回答者1(フランス)
神道は世界で最も長く残っている古い宗教の形式、つまりアニミズムで、人間の社会の中で何らかの役割を果たすとは考えにくい。それはむしろ、神のコミュニティにおける人間の役割だ。
西洋人の目から見て一番不可解なのは、神道に聖典がないことだ。イスラム、キリスト教、ユダヤ教、あるいはヒンズー教にさえあるのに、神道にはない。また教義や信条もない。人を神道に改宗させる儀式もないし(少なくとも僕の知る限り)、神道の職員が倫理的な講話をすることもない。
神道は多くの点で日本のアイデンティティを形作っている。天皇は日本を作った神自身の子孫だと信じられている。今日もなお、あらゆる世代の人々が地元の神社や特定の神社に、神に敬意を表しによく行く。ただそれはそうとしても、神道が社会の中である役割を果たしているとは思わない。新年には大挙して地元の神社に行くが、一般的な日本人になぜかと聞いてみれば、恐らく「いつもそうしているから」と答えるだけだろう。
神道の職員が集まりに呼ばれて信徒に講話をすることもない。彼らは有名人ではないし、普通、世俗のことに加わるのは稀だ(例外はあるが)。
■回答者2(イタリア)
神道は、19世紀に政治的な目的で偽の歴史と一緒にでっち上げられた人工宗教だ。日本人は神道という言葉を自発的に使うことはないし、「シンドウ」と間違って発音することも多い。現実にはアニミズムだ。日本で真に先祖伝来の宗教は、どちらかと言えば祖先崇拝だ。
初詣は明治時代の発明だし、その他の儀式の多くや、また鳥居を神道のシンボルに使うこともそうだ。
現在では、神道とはほぼ、神社本庁が外向けのプロパガンダに使う言葉だ。
翻訳元:Quora
めんどくさいので外国人向けには宗教という言葉で説明しない方が良い気がしてきた・・・
関連記事:
外国人「神道に興味があるんだけど、日本人じゃなくても実践できる?」
外国人「神道を知らない日本人がいたんだけど、こんな事ってあり得るの?」
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現人神の創作者たち〈上〉 (ちくま文庫)
■回答者1(フランス)
神道は世界で最も長く残っている古い宗教の形式、つまりアニミズムで、人間の社会の中で何らかの役割を果たすとは考えにくい。それはむしろ、神のコミュニティにおける人間の役割だ。
西洋人の目から見て一番不可解なのは、神道に聖典がないことだ。イスラム、キリスト教、ユダヤ教、あるいはヒンズー教にさえあるのに、神道にはない。また教義や信条もない。人を神道に改宗させる儀式もないし(少なくとも僕の知る限り)、神道の職員が倫理的な講話をすることもない。
神道は多くの点で日本のアイデンティティを形作っている。天皇は日本を作った神自身の子孫だと信じられている。今日もなお、あらゆる世代の人々が地元の神社や特定の神社に、神に敬意を表しによく行く。ただそれはそうとしても、神道が社会の中である役割を果たしているとは思わない。新年には大挙して地元の神社に行くが、一般的な日本人になぜかと聞いてみれば、恐らく「いつもそうしているから」と答えるだけだろう。
神道の職員が集まりに呼ばれて信徒に講話をすることもない。彼らは有名人ではないし、普通、世俗のことに加わるのは稀だ(例外はあるが)。
■回答者2(イタリア)
神道は、19世紀に政治的な目的で偽の歴史と一緒にでっち上げられた人工宗教だ。日本人は神道という言葉を自発的に使うことはないし、「シンドウ」と間違って発音することも多い。現実にはアニミズムだ。日本で真に先祖伝来の宗教は、どちらかと言えば祖先崇拝だ。
初詣は明治時代の発明だし、その他の儀式の多くや、また鳥居を神道のシンボルに使うこともそうだ。
現在では、神道とはほぼ、神社本庁が外向けのプロパガンダに使う言葉だ。
参考:
「「年籠り」形式を踏まず、単に社寺に「元日詣」を行うだけの初詣が習慣化したのはそれほど古い時代ではなく、明治中期のこととされている。また、氏神や恵方とは関係なく、有名な社寺に参詣することが一般的になった。俳句で「初詣」が季語として歳時記に採用されたのは明治末期であり、実際に「初詣」を詠んだ俳句が登場するのは大正時代以降であるという[3]。」
初詣 - Wikipedia
翻訳元:Quora
めんどくさいので外国人向けには宗教という言葉で説明しない方が良い気がしてきた・・・
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