海外Q&Aサイトの「日本人が繁殖計画で外国人を徐々に日本人化しようとしてたって本当? だとしたら、どうやって『劣等』の遺伝子を完全に駆逐するつもりだったの?」という質問から、回答をご紹介。


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■回答者1(アメリカ)
この質問がどんな根拠に基づいて出てきたのか知らないが、ナチスの大量虐殺の真っただ中でも、劣等人種を「繁殖により駆逐」する方法を検討するのが賢明だと考えたドイツ人が多かったかは疑問だ。(彼らの出した答えは、支配人種の人口を爆発的に増加させ、支配することで世界征服を実現するというものだった。これはスレ主の質問の主旨とは質的に異なる。)

日本で軍国主義を宣伝していた人々は、「純粋」な日本「人種」が他の人種よりも生まれつき優れていると考えており、この純粋性の究極の表現を日本の天皇という個人の中に見出した。「劣等遺伝子を繁殖によって駆逐する」方法についての議論は、私の知る限り一切なかった。むしろ、世界の政治のヒエラルキーの頂点に天皇が正当な位置を占めれば、優れた日本人に他の全ての人種が服従することで世界の平和と調和が実現できる。

遺伝子プールを改良するために日本人が他の人種と異種交配するという考えは、このプロパガンダには一度も含まれなかった。日本人の純粋性こそが彼らの優越性の証だというのが、彼らのプロパガンダの人種的な要素だった。

政治的な要素の方は、日本の植民地の成功に見出すことができる。すなわち台湾(1895年~)と朝鮮(1910年~)、後には満州(1932年~)だ。これらの見事な植民地に示されるように、他の国々も列をなして天皇を崇拝するのが自らの運命だと悟る必要があると政治的に証明するのが、日本の「慈悲」に他ならなかった。台湾における日本の支配に良い点があったことは疑いの余地がない ― これは今日でも議論になっている。韓国人は、日本の統治による利益があったという主張にはこれと大きく異なった反応をするだろう。また満州は政治的なハッタリ以上のものではなく、すぐに中止された。他の国々に関しては、まあ、天皇崇拝はありそうになかったとだけ言っておこう。

で、劣等の遺伝子を駆逐するための繁殖計画? 私の耳には、日本的ではなく明らかにヨーロッパ的なものに聞こえるな。質問の根拠となるソースを出してもらいたい。



■回答者2(中国)
これは・・・彼らの計画とは真逆のようだ。日本人の計画はアジア帝国を作ることで、そこでは優越人種である日本人が支配するために断固として頂点に居座り、全ての劣等人種(つまり基本的に他の全員)を踏みつけることになっていた。

彼らは異種交配を推奨しなかった。これは特に、日本人の一般的な態度はナチスの他人種に対する態度と同じだったからだ。劣等人種を交配によって駆逐する計画を推進するというのは、ドイツ人が交配によってユダヤ人やスラヴ人を絶滅することを奨励しろとナチスに言うようなものだ。そんなことは起こらなかった。



翻訳元:Quora



どこからそんな話が出てきたんでしょうね?



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